レトロスペース坂会館は、札幌市西区にある私設博物館です。
長年北海道で暮らしてきた人なら誰もが知っているとされる「しおA字フライ」「ラインサンド」等のビスケット・菓子メーカーである坂栄養食品株式会社の敷地に併設されており、なんと入場料無料で見学することが出来ます。
あまりにもマニアックな展示物に拒絶反応を示す人もいればどっぷりとハマり何度も訪れる人もいる札幌で最もディープな博物館と言えます。
そんなレトロスペース坂会館について写真を多めに紹介します。
レトロスペース坂会館の詳細・基本情報とアクセス情報
- 住所:〒063-0803 北海道札幌市西区二十四軒3条7丁目3-22
- 電話番号:011-632-5656
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:11:00~18:30
- 定休日:日・祝(土曜日不定期休)
- 入場料:無料(ただしカンパやビスケットの購入を希望)
- 駐車場:あり(無料)
- マップコード:9 547 006*36

レトロスペース坂会館へのアクセス方法・行き方
車の場合は札幌中心部より車で15分ほど(約4~5kmくらい)です。
公共交通機関の場合は、地下鉄東西線「二十四軒駅」1番出口より約10分、距離にして800メートルほどです。

二十四軒駅の1番出口を出て左(北西・写真を撮っている方向)へ。

深澤青果という八百屋さんのある交差点を左(南西方向)に曲がります。

なか卯やパチンコ屋のある交差点を右(北西方向)に曲がりしばらく歩くと

レトロスペース坂会館が見えてきます。
レトロスペース坂会館の外観と館内の様子

レトロスペース坂会館の入口側を正面から撮影したのが上記の写真です。

道を挟んで横から見ると上記の写真の通り、建物自体もレトロな感じです。

反対側から見たところ。

ネット上では、やばい・ディープ・ハマるといろいろな深い褒め言葉をよく見かけるレトロスペース坂会館の入口が既にその褒め言葉を表している序章に過ぎないことは中に入るとよくわかります。

外に置かれた展示物だけを見ると、そんなでも無いかな~と思いつつ中へと入っていきます。入館料は無料で特に断ることもなく中に入って見学することが出来るのでそのまま中へと進みましょう。

中に入ってネット上で噂されることの意味が理解出来ました。たしかにココはヤバいです。

アップにしたらきっとR-15指定をくらってしまいそうな、棚に大量に縛られたリカちゃん人形が並んでいます。

勇気が無くて大変に申し訳ありません。モザイクなしでは掲載出来ません。

更に正面の上を見るとモザイク無しでは本当に掲載出来ないイラスト等が並びます。
いつもなら、ここで館内を順番通り紹介していきますが、レトロスペース坂会館に限って言えばそんなもの無意味。
もう好きなところから好きなように、惹かれるところから惹かれるままに見て欲しいのでランダムに展示されているものをお伝えしていきます。

それなりに古いであろう人形、その後ろには昭和50年代くらいと思われるアイドルや女優のピンナップが貼られています。

日本酒のラベルやらプラモデルやら、混在。

鹿の剥製まで

平凡や明星などの昔の雑誌も展示されていました。昭和20年代生まれから昭和30年代生まれの人ならきっと懐かしいと思う雑誌でしょう。

懐かしい銘柄のタバコも並びます。

今でもほぼ同じパッケージのものもありますが既に販売終了したものまでありますね。

この辺りは当時エ○グ○と呼ばれていた文化でしょう。

「りべらる」という雑誌は昭和40代生まれの管理人すら既にわかりません。

冒険王は管理人が小学生の時にはまだあった雑誌ですがデザインが全く違います。

この北海道の地図欲しい!!

ガロとか本当に懐かしいです。

なかよしは「おはようスパンク」世代なのでこの辺りはもうわかりません。

もう館内には何だこれ?と思うものから懐かしい!と思うものまで、所狭しと並べられ珍しい!と思うものもいろいろとあります。

平成生まれになると理解出来ないものも数多いことでしょう。でも時代的に古いというのはわかると思います。

こんな覆面もあり販売されていました。

これ何?と思うのですが、何でしょう?

本当に見ていて飽きない、そして郷愁から驚きまで感情のレパートリーがフル動員される博物館です。

古い民具もいろいろと展示されています。道外出身の管理人にしてみるとジンギスカン鍋には思い出は特にありませんが、北海道で暮らしてきた人には懐かしい形状もあるんでしょうね。

練炭式のストーブかな?

民具が並んでいると思えば山口百恵さんのポスターが突然現れたりと、いろいろとカオスな展示が更に面白いのがここの特徴です。

下着が展示されていたりと本当によくわかりません。




古い写真、昭和初期から20年くらいのものでしょうか?

こういうものもシレっと展示されています。







少し前の賞味期限の切れた飲むヨーグルトは中身は入っていません。


懐かしいと思う人もいれば驚きやただ面白いと思う人まで、きっと感じ方は人それぞれ、でも成人している人ならきっと楽しめるところがあるでしょう。

ここの館長をされている坂一敬さんが書かれたりした本も販売されています。
このレトロスペースにかける想いがいろいろ詰まっている本です。

館長の坂一敬さんは気軽に質問にも応じてくれるそうなのですが、この日は取材が別に入っていて聞くことが出来なかったのが非常に残念でした。

どこから集めてきたんだろう?と思う品々

富山の薬売りの時代ですかね?








ツッコミどころも多数ある館内、ついつい1時間以上も滞在してしまいました。

ただ、不届き者もいるそうで、せっかくの展示品を盗むものもいるそうです。
こういうことがあるのは非常に悲しいですね。
レトロスペース坂会館の入場無料を維持するために
レトロスペース坂会館は嬉しいことに入館料が無料です。でも博物館を維持するためには当然お金がかかります。

なので、レトロスペース坂会館に行ったのなら是非ビスケットを購入してください。

レトロスペース坂会館の隣はビスケットの直売所となっています。

坂栄養食品のビスケットがいろいろ販売されています。


しかもどれも安いんです!

試食もいろいろ出来ます。

ついつい調子にのって6袋も買ってきてしまいました。

北海道の人はこのラインサンドにかなり郷愁を覚えるそうです。

ビールクラッカーはおつまみにも良いビスケットです。

北海道酪農ビスケット、北海道のお土産にも良さそうです。

北海道ビスケットもほのかな甘味が美味しいビスケットでした。

お得だったのがこちらのお得な150gも入ったビスケットです。
札幌ではいろいろなところで購入出来ます。
レトロスペース坂会館へ行こう!

本当にディープな博物館で万人にはおすすめ出来ないところですが(高校生未満のお子さんと一緒に見るのはやめた方が良いでしょう)、おすすめの観光スポットです。
訪れた時、20歳前後の女性のグループがいましたが、かなり会話が盛り上がっていました。
やたらと、ヤバいという声が聞こえてきてかなり楽しんでいる様子でした。
是非、札幌に訪れた時は立ち寄ってくださいね。

コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。