上山鼻神社は、札幌市南区の藻岩山の麓にある神社です。
神社のすぐ脇には藻岩山原生林が広がり野趣にあふれ、神社の手前には山鼻川緑地があり自然環境の良い場所にある神社です。
上山鼻神社の詳細とアクセス方法
- 住所:〒005-0032 北海道札幌市南区南32条西11丁目1
- 電話番号:なし
- 営業時間:24時間(夜は非常に危険です)
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:なし
- マップコード:9 341 598*04 (神社入口付近に設定)
- 参考サイト:上山鼻神社(札幌市南区)
上山鼻神社へのアクセス方法・行き方
上山鼻神社へは車が便利ですが、近くに駐車場がないため、公共交通機関で行くことをおすすめします。
上山鼻神社付近の道に駐車して駐車違反で捕まったという声を聞きます。
公共交通機関の場合は、札幌駅バスターミナルからじょうてつばす「南4・南54・南55・南64」系統のバスに乗り「南33条西11丁目」バス停で下車、そこから徒歩2~3分です。
HONDA Cars 札幌の奥となります。
どうしても車で行きたい場合は近隣の商業施設で買い物をすること、自己責任で停めることで利用するようにしてください。
筆者はちょうどHONDAさんで注文するものがありHONDAさんの駐車場に停めさせてもらいました。
上山鼻神社の由緒・御祭神・ご利益
上山鼻神社の由緒・歴史
上山鼻神社は1891年(明治24年)、農耕馬の無事息災を祈って馬霊奇神社の石碑が建立されたのが始まりです。
1908年(明治41年)に猿田彦大神の掛け軸が人々の信仰を集め、石碑が建立されます。
1910(明治43年)年に社殿が新築されます。
1936年(昭和11年)、遷座される(移動される)。
1942年(昭和17年)、札幌護国神社の宮司の助言により馬霊奇には神名が無いことがわかり、御祭神を埴安姫命と猿田彦大神に改めます。
1949年(昭和24年)、藻岩山中腹に遷座
2001年(平成13年)、社殿の老朽化に伴い、40メートルほど下の場所に移転されます。
上山鼻神社の御祭神
上山鼻神社の御祭神は、
- 埴安姫命=農作物育成の神・土の神・陶器の神
- 猿田彦大神=道の神、導きの神
となっています。
上山鼻神社のご利益
上山鼻神社の御祭神より、田畑の開墾守護、陶磁器業守護、子宝・安産祈願、商売繁盛、厄除け開運等にご利益がありそうです。
上山鼻神社の境内の様子
上山鼻神社の手前には山鼻緑地があり、ゆるやかな川の流れで穏やかな雰囲気を楽しめるようになっています。
山鼻川の橋を渡ると最初に目に入ってくるのが「殉職者之碑」です。
これは戦争による殉職者の碑ではなく、この場所のすぐ近くにある藻岩山発電所建設時に亡くなった方の殉職者の碑となっています。
殉職者之碑から右側を見ると鳥居と石碑が樹々の間から見え隠れしています。
それほど高くない、恐らくは札幌軟石製の鳥居があり、右側には社号標があります。
社号標はかなり風化しており「上山鼻」までは読めるものの、その下は読めない状態でした。
石碑は3つあり、1つ目が「馬霊奇神社碑」です。1891年に建立されています。
2つ目の石碑は「猿田彦大神碑」です。1908年に建立されています。
3つ目が「馬頭観世音碑」です。この碑のみ、いつ建立されたものか不明です。ただ古いことは伝わってきます。
階段を上り社殿へと向かいます。
階段の両脇には手すりがありますが、これは階段が苔むしていて滑りやすくなっていること、冬場は雪で滑りやすくなっていることから取り付けられたものと思います。
階段を上り終えると狛犬様がこちらを見ています。
その奥に上山鼻神社の社殿が建っています。
社号額は縦書きで「上山鼻神社」と刻まれています。
賽銭箱は木製です。
二拝二拍手一拝をしてお参りです。
社殿は以前、この更に奥にあったとされています。
そして来た階段を下りていきますが、本当に滑りやすいので注意してください。
帰りは山鼻川緑地を少し散策するのもおすすめです。
この川沿いの緑地にはもう1つ神社がありますので、一緒に参拝されてみてはいかがでしょうか?
以上、上山鼻神社についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。