開拓神社と北海道神宮内にある神社を指すことが一般的ですが、実は札幌市内には「開拓神社」という社名の神社が他に2つあります。
その1つが札幌市南区澄川の紅桜公園(紅櫻公園)の中にある「開拓神社」です。
紅桜公園は春の桜と秋の紅葉がとても綺麗な公園です。
開拓神社(紅桜公園)の詳細とアクセス方法
- 住所:〒005-0007 北海道札幌市南区澄川389-6
- 電話番号:011-581-4858
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:10:00~19:00(18:30最終入場)
- 定休日:月曜日(冬期は金土日のみの営業)
- 入場料:300円(公園入園料・小学生以下無料)
- 駐車場:あり(無料)
- マップコード:9 254 760*27 (公園入口に設定)
- 紅桜公園 公式サイト
開拓神社(紅桜公園)へのアクセス方法・行き方
開拓神社(紅桜公園)へは車が便利です。
札幌中心部からだと概ね30分くらいで到着します。
マップコード対応のカーナビの場合はマップコードを、マップコード非対応のカーナビの場合は電話番号や住所、施設名で検索してください。
公共交通機関の場合、地下鉄南北線「自衛隊前駅」東口から徒歩20~30分くらい、距離にして約1.8kmくらいです。
地図上で見ると真駒内駅が最寄り駅に見えますが、かなり迂回しないといけないため自衛隊前駅からの方が近くなっています。
開拓神社(紅桜公園)の由緒・御祭神・ご利益
開拓神社(紅桜公園)の由緒・歴史
開拓神社(紅桜公園)は比較的新しい神社で1984年(昭和59年)にこの地域の開拓70周年を迎え、開拓功労者14柱を祀ったのが始まりです。
日本神話や日本書紀に出てくるような一般的な神様は祀られていません。
開拓神社(紅桜公園)の御祭神
開拓神社(紅桜公園)の御祭神はこの地域の開拓・発展に貢献した方14柱を祀っています。
名前+の命(みこと)として14柱の名前が列記されています。
開拓神社(紅桜公園)のご利益
開拓神社には特にご利益というものはありません。
開拓・発展に貢献した方を祀っているのであり、ご利益を願うというよりはその方々の霊に感謝の意をおくるところと言えます。
開拓神社(紅桜公園)の様子
開拓神社は紅桜公園内にあります。
駐車場に入る時に受付がありそこで公園の入場料を支払います。
駐車場に車を停めてその先は徒歩で開拓神社まで向かいます。
広い公園ですが、駐車場から開拓神社までは徒歩5~8分くらいです。
歩いていくとUターン気味の道があるのでそちらの進むと「開拓神社」と書かれた社号標がありますので先に進むと立派な鳥居が見えてきます。
わらぶき屋根のかかる鳥居です。
鳥居の前にある「紅桜園作詩記念」と書かれた石碑
紅櫻園と書かれた石碑ですが、開拓神社とは直接は関係なさそうです。
鳥居の下中央にはお賽銭箱が置かれています。
その奥には狛犬様が鎮座していました。
左側の狛犬様は完全に座っている状態で少し珍しく思います。
そして階段があり、階段にそって石灯籠が10個並んで建てられています。
この上に行くと社殿があるかと思うかもしれませんが、開拓神社には社殿はありません。
進んでいくと山道のような階段があり2つの石碑が並んでいます。
左側が「御大禮記念」碑、右側が「山乃神」碑です。
「御大禮記念」碑は1915年(大正4年)に、油沢(現 西岡)の開拓記念と大正天皇の即位記念を託して建てられたものです。
碑文がすぐ横にあります。
山乃神碑は1921年(大正10年)に、近隣の山林と石切場の労働者達の安全を願って建てられました。
同じくこちらの石碑の横にも碑文があります。
来た道を戻って鳥居を抜けると鳥居の前には「社務所」と書かれた建物があります。
開拓資料室とも書かれており開拓時に使われた道具が展示されています。また一般的な社務所としての業務は行われていません。
紅桜公園の開拓神社は社殿もなく地味な神社ですが、紅桜公園は桜の時期(例年4月下旬から5月上旬)と紅葉の時期(例年10月中旬くらい)がとても綺麗な公園です。
その時期に桜や紅葉を見に行くのも兼ねて行かれてみてはいかがでしょうか?
以上、開拓神社(紅桜公園)についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。