信濃神社(しなのじんじゃ)は、札幌市厚別区にある神社です。
夫婦円満祈願や子宝祈願で人気の神社で平日でも絶えず人が訪れます。
交通のアクセスも比較的よく札幌旅行に夫婦2人で来た時には是非立ち寄って欲しい神社です。
信濃神社の詳細とアクセス方法
- 住所:〒004-0054 北海道札幌市厚別区厚別中央4条3丁目3-3
- 電話番号:011-892-3085
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 社務所受付時間(営業時間):概ね9:00~17:00
- 定休日:なし(出張祈願等で不在時あり)
- 入場料:なし
- 駐車場:あり(無料)
- マップコード:9 446 782*67 (駐車場入口に設定)
信濃神社へのアクセス方法・行き方
信濃神社へは車でも電車(JR線)でもどちらでも便利です。
電車の場合はJR函館本線「厚別駅」から徒歩4~5分、距離にして300メートルくらいです。
南口を出て駅前の道をまっすぐ歩いていくと右手にローソンが見えてきます。ローソンにそってローソンの裏側に回ると信濃神社です。
JR千歳線「新札幌駅」・地下鉄東西線「新さっぽろ駅」からも徒歩圏で約1.2km、徒歩15~20分くらいの距離となっています。
車の場合は、マップコード対応のカーナビならマップコードで、マップコード非対応のカーナビの場合は神社名か電話番号で検索してください。
信濃神社で検索すると駐車場の位置が分かりにくいので、マップコードで向かってもらった方が分かりやすくなっています。
社務所の前に20台以上駐車出来る駐車場があります。ただしお祭りや祭事、年末年始は非常に混み合い、駐車場も閉鎖されることがあるのでご注意ください。
信濃神社の由緒、御祭神、ご利益
信濃神社の由緒・歴史
信濃神社は、1897年(明治30年)に長野県(信濃国)出身の移住者 河西由造・中沢兼三郎ら十名ほどが札幌諏訪神社の御分霊を奉遷し祠を建てたことが始まりとされています。
一説には札幌諏訪神社ではなく長野の諏訪大社という説もありますが、どちらが正しいのか現在ではわかりません。
北海道神社庁のサイトの説明によると2度諏訪大社より御分霊を奉戴を受けていることから少し話に矛盾があるので、最初は札幌諏訪神社の御分霊で、後に長野県の諏訪大社の御分霊を奉戴されたと考えるのが正しいのかもしれません。
その後、今の地にずっと鎮座されています。
なお信濃神社の最初の社殿は北海道開拓の村に移設され展示されています。
展示No.43です。
信濃神社の御祭神
信濃神社の御祭神は、
- 建御名方富命(たけみなかたとみのみこと)
- 八坂刀売命(やさかとめのみこと)
の2柱でしたが、後に合祀された旭町神社の御祭神である
- 上毛野君田道命(かみつけのきみたみちのみこと)
を加え3柱となっています。
また境内末社「牛頭天王社」の御祭神
- 素盞嗚命(すさのおのみこと)
を加え4柱と現在はなっています。
信濃神社のご利益
御祭神の建御名方富命(たけみなかたとみのみこと)・八坂刀売命(やさかとめのみこと)は夫婦神であり、2神の間には19もの御子神(人間で言えば子供)がいることから、夫婦円満や子宝祈願にご利益があると言われています。
また商売繁盛にもご利益があると言われています。
しなの神社の境内の様子
信濃神社の入口の様子、右側に社号標があり左側に由緒書があります。
信濃神社入口近くの3つの石碑
由緒書のその隣に木に隠れるかのようにもう1つ、鳥居があります。
鳥居をくぐって奥に進むと3つの石碑がありました。
1つめの石碑は「合祀碑」と呼ばれるものです。
合祀というと旭町神社のことを思うかもしれませんが、この合祀碑は「旧白石村の英霊」を合祀した時のものということです。
2つ目が「忠魂碑」と呼ばれる札幌の神社ではよく見かける石碑です。
そして2つの石碑の奥にある3つ目の石碑は「馬頭碑」と呼ばれるもので、札幌の神社ではよく見かける石碑です。
北海道開拓の歴史において馬は貴重な存在であり馬に関する石碑は数多くあります。
信濃神社の参道にある石灯籠と石碑と狛犬様
参道の入口にある鳥居の前には1対の石灯籠があります。
そして鳥居をくぐると狛犬様がこちらをしっかりと見ています。
光の加減で目が光っているように見えることがあり少し怖くも感じる狛犬様です。
少し進むと大きな石碑が見えます。「山上憶良歌碑」と言われるものです。
2組目の石灯籠
まだ参道は続きます。
しばらく進むと右手に大きな石碑が見えます。
頌徳碑と呼ばれる石碑で信濃神社の創祀にも関わり、厚別区の開拓の功労者である河西由造を称える石碑です。
頌徳碑の前には「厚別開基百年之碑」という石碑がありました。
厚別開基百年之碑の横には「神輿庫」があります。
牛頭天王社
二之鳥居の手前に信濃神社の境内末社「牛頭天王社」があります。
スサノオノミコトを御祭神としているということで、病気治癒、疫病除け、国家鎮護にご利益があるそうです。
信濃神社 二之鳥居から社殿まで
二之鳥居がありその奥には石灯籠がいくつも並んでいます。
右側の石灯籠の後ろ側には土俵の跡がありました。
左側の石灯籠の後ろ側には手水鉢と思われる大きな石があります。
石灯籠の間に手水舎があります。
蛇口をひねると水が出るようになっています。ただ柄杓が無いのが少し残念に感じました。
手水舎の隣には「信濃神社御鎮座百年記念碑」という大きな石碑がありました。
そして3段ほどの階段を上がると社殿です。
信濃神社 社殿前の灯籠と狛犬様
社殿へと続くところに今度は木製の灯籠が置かれています。
おなじ並びに絵馬掛けと石灯籠がありました。
目と口の中が色塗られた狛犬様で一瞬怖い感じもしますが、よく見ると愛嬌があります。
信濃神社の社殿
信濃神社の社殿へ、いよいよご参拝です。
社号額は縦書きで「信濃神社」と書かれています。
賽銭箱は蓋の無いタイプです。札幌の神社では盗難防止・ゴミを入れられるのを防止するために賽銭箱の上に蓋をつけているところが数多くあります。
鈴を鳴らし、二拝二拍手一拝をしてお参りです。
信濃神社の御朱印
信濃神社の社務所で御朱印をいただくことも出来ます。
おみくじ等を販売しているところからではなく横の入口に入ると「御用の方はチャイムを押してください」と書かれてチャイムがおいてあるのでチャイムを鳴らします。
宮司さんが出てきて御朱印をお願いすると書いていただけました。
ただし宮司さんが不在の時は書いてもらえないのでご注意ください。
御朱印記帳の初穂料は決まっていません。
「お気持ちで」と言われます。
ただお気持ちで・・・と言われても迷いますよね。
札幌の神社の御朱印はほとんどが300円で一部で500円のところがありますので、300円か500円をお支払いをすれば問題ありません。
それ以上でもそれ以下でも気持ちで支払っても良いでしょう。
信濃神社へ行こう!
車で向かう場合、近隣には北海道博物館や北海道 開拓の村 等、札幌ならではの観光スポットも数多くあり地域です。
是非、近くに行くことがあれば信濃神社に立ち寄ってくださいね。
以上、信濃神社についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。