菊水神社は菊水公園という小さな公園の片隅に鎮座する神社です。
以前は「菊水稲荷神社(白石稲荷)」という名称で今でもGoogle Map等では「菊水稲荷神社」という名称になっていますが現在は菊水神社が正式な名称です。
菊水神社の詳細とアクセス方法
- 住所:〒003-0805 北海道札幌市白石区菊水5条2丁目1
- 電話番号:なし
- 社務所受付時間・営業時間:社務所なし
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:なし
- マップコード:9 495 825*85
菊水神社へのアクセス方法・行き方
菊水神社へは地下鉄が便利です。
地下鉄東西線「菊水駅」2番出口もしくは3番出口から約500メートル・徒歩7分くらいです。
2番出口前にガソリンスタンドがあるのでガソリンスタンドの左右の道、どちらでも良いのでまっすぐに進むと「菊水公園」という小さな公園があるのでその東側の片隅に鎮座しています。
車で向かう場合はマップコード対応のカーナビならマップコードを入力してください。マップコード非対応のカーナビの場合は札幌市立保育園青葉保育園(TEL:011-811-2933)で検索してもらうと概ねヒットします。
ただし駐車場はなく周りは駐車禁止となっています(駐車している車はかなりいて取締はしていないようですが)。
できれば地下鉄で向かうのが良いでしょう。
菊水神社の由緒、御祭神、ご利益
菊水神社周辺の歴史
菊水神社の由緒・歴史にふれる前に菊水神社のある辺りの歴史について少し説明を。
札幌のすすきの(薄野)はかつて遊郭がありました。
しかし1918年(大正7年)に開道五十年記念北海道博覧会の際に会場となる中島公園(当時は中島遊園地)と停車場の間に遊郭があるのは風紀上良くないということで現在の地下鉄「菊水駅」付近に移転しました。1920年(大正9年)の頃です。
それが札幌遊郭(白石遊郭)と呼ばれるものです。
その一番端(北東側)にあるのが菊水神社です。
菊水神社の由緒・歴史
元々菊水神社はすすきのにあり(札幌市中央区南5条西8丁辺り)薄野遊郭移転の際の1920年(大正9年)に遷座してきました。
元々あった場所は薄野遊郭のはずれで、それが今度は白石遊郭のはずれに出来るということから、どういう人が参拝してきたのか何となく想像がつきますよね。
今でもすすきのには豊川稲荷札幌別院・玉宝禅寺祖院があり、いろいろと考えさせられるようになっています。
その当時の菊水神社は「菊水稲荷神社(白石稲荷神社)」と呼ばれており稲荷神が御祭神となっていましたが1970年(昭和40年)に稲荷神社の御神体を返還して北海道神宮から伊勢神宮外宮の御祭神を奉斎し神社名を菊水神社とし、今に至ります。
菊水神社の御祭神
菊水神社の御祭神は
- 宇賀之霊之神=稲荷神
- 太田之神=稲荷神
- 御子之神
- 広瀬之命
- 大宮売之命=稲荷神
の5柱となっています。あまり聞き慣れない御祭神が祀られていますが、稲荷神と言われる御祭神が多くなっています。
菊水神社のご利益
稲荷神が多いので基本的には五穀豊穣、商売繁盛、縁結びとなります。
ただし歴史的な背景を鑑みると悲しみを聞いてもらうための神社というように思います。
菊水神社の様子
菊水神社は上述した通り、公園の一角にあります。
公園の北東の角にあり社殿(祠というべきかも)の階段を上ったところから見た公園の風景です。隣に保育園もあり近所の子供たちが遊びに来ています。
社殿の前に木があり正面から撮影するためにはかなり広角のレンズが必要です。
社殿への階段の前には円柱状の石碑がありました。
割と急な階段を上りお参りです。
なお鳥居や手水舎はありませんが社の飾りのある柱の左右に狛犬様と思われる彫り物があります。
しっかりと参拝者を見ています。
賽銭箱はありませんが、扉に「お賽銭口」と書かれたところに隙間があり、ここからお賽銭を入れられるようになっています。
公園から出て菊水神社の社殿の裏側へ。
シャッターがあり恐らくこの中には例祭等で使うものが入っていると思われます。
菊水神社の歴史を知ると少し悲しくなりますが、近くに立ち寄った際は参拝されてみてはいかがでしょうか?
以上、菊水神社についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。