中沼神社はモエレ沼の北側にあり、縦長の敷地で入口が狭いため車で走っていても見逃してしまいそうな神社です。
篠路神社の4つある境内外末社の1つで、近隣の方からは長く愛されている神社となっています。
中沼神社の詳細とアクセス方法
- 住所:〒007-0890 北海道札幌市東区中沼町72-7
- 電話番号:なし
- 社務所受付時間:社務所なし
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:なし
- マップコード:9 772 467*03
中沼神社へのアクセス方法・行き方
中沼神社へは車が便利なのですが、駐車場がありません。
面している道路も広く無いため路上駐車では迷惑がかかります。神社にお参りにいって他の人に迷惑をかけたら意味がありません。
なので車で行く場合はモエレ沼公園の駐車場に車を停めて園内を通り歩いて向かうのがおすすめです。
モエレ沼の東駐車場からは距離にして約2km・徒歩約30分となっていますが、モエレ沼公園の敷地からは約1km・徒歩15分くらいです。
またモエレ沼ではレンタルサイクル(有料)も行っているので自転車を借りて向かえば10分くらいで到着します。
なお積雪期は自転車では無理ですし、徒歩だと危険です。
公共交通機関の場合、地下鉄東豊線「東区役所前駅」もしくは「環状通東駅」から中央バス「東61/ビ61 丘珠線」に乗り、「中沼小学校」で下車、そこから徒歩1~2分です。
中沼神社の由緒、御祭神、ご利益
中沼という地名と「沼の端神社」「中野神社」
東区の中沼という地名は戦後の1949年(昭和24年)に出来た地名です。
それまではモエレ沼の西側「中野」と東側「沼の端」の2つの地名となっていました。
1948年(昭和23年)にこの地区で小学校を作ることになり小学校の名前をどうするかとなった時にいろいろともめたようなのですが最終的に2つの地名の最初の文字をとって「中沼小学校」となり翌年1924年に篠路村字中沼という地名になり札幌市が区政となり東区中沼町となりました。
中沼神社の由緒・歴史
それまで中野にあった「中野神社」、沼の端にあった「沼の端神社」にも合併の機運が同じころに起こり、1948年(昭和23年)に中野神社の拝殿と手水鉢、沼の端神社の本殿と鳥居が移設され、双方のご神体が一体となり中沼神社が誕生したと言われています。
1966年(昭和41年)に中沼小学校の新校舎落成のために移転が余儀なくされ現在の場所に移転され、現在にいたります。
中沼神社の御祭神
中沼神社の御祭神は下記の通りです。
天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)=太陽神、皇祖神、日本の総氏神
天香山命(あめのかぐやまのみこと)=倉庫の神、農業神、開発神
の2柱となっています。
中沼神社のご利益
御祭神から、国家安寧、子孫繁栄、子宝祈願、産業開発、厄除開運、出世祈願、五穀豊穣等ご利益があると思われます。
元々、この地域の移住者の心の拠り所として作られた神社ですので農業の安全や子孫繁栄を願っていたと思います。
中沼神社の境内の様子
中沼神社は幼稚園と民家に挟まれた幅5メートルほどの狭い場所に鎮座しています。
そのため車で走っていると気づかずに通り過ぎてしまうことも多々あります(実際に通り過ぎました)。
鳥居にかかる社号額には縦書きで「中沼神社」と描かれています。
手水舎はありますが残念なことに水道は来ておらず水はありませんでした。
手水鉢の中にはゴミがたまって無かったので定期的に掃除はされているようです。
社殿は2009年に改築されているので新しく綺麗に見えます。
社殿にかかる社号額は縦長でまるで神社の敷地の形状を表しているようでした。
お賽銭は社殿の扉のポスト部分から入れるようになっています。泥棒対策ですね。
鈴を鳴らし二拝二拍手一拝をしてお参りです。
社殿から振り返ってみた参道
真夏に行くと幼稚園からのエアコン外気の熱気と外の熱気が合わさりとても暑い参道となっています。
真夏よりも春や秋に行くのがおすすめです。
大きな神社ではありませんが、モエレ沼公園に行った時に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
以上、中沼神社についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。