TEL(スマホOK):0152-24-3541
知床の流氷ウォークや知床半島を周る観光船に乗るために知床に行く場合、どこのホテルが良いかな?と悩んだ時におすすめなのが、ホテル季風クラブ知床です。
理由は、源泉かけ流しの貸切露天風呂がありゆっくり出来て、少し変わった身体に良い料理を提供してくれて、落ち着ける小さなホテルだからです。
実際に泊まった感想も含め、ホテル季風クラブ知床を写真多めで解説していきます。
ホテル季風クラブ知床について
ホテル季風クラブ知床は、北海道は世界遺産・知床半島のオホーツク海側の中央付近、ウトロにある客室数15部屋の小さな家族経営の海が目の前のホテル
オホーツク海に面したホテルで全室オーシャンビューのホテルです。上記写真からだと分かりにくいですが、ホテルの前の道のすぐ前がオホーツク海となっています。
道を渡って撮影したオホーツク海です。宿泊したのが2月だったため、流氷で埋め尽くされて凍てつくオホーツク海となっていました。
右側を見渡すとプユニ岬が見える絶好のロケーションになっています。
ホテル季風クラブ知床へのアクセスと詳細
新千歳空港からは約400km・車で約6時間程度。女満別空港・中標津空港からは約100km・車で2時間半くらい。冬場はプラス1時間はみておきたい。
ホテル季風クラブ知床は自然環境保護が行われている世界遺産・知床半島にあるため、お世辞にもアクセスが良いとは言えない場所にあります。
- 住所:〒099-4355 北海道斜里郡斜里町ウトロ東318
- 電話番号:0152-24-3541
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 交通手段:車がおすすめ
- 価格帯:1泊2食付き2名/室 1名10000円~
- 駐車場:あり(無料)
- マップコード:757 570 028*87
- チェックイン:15:00~(プランにより変動あり)
- チェックアウト:~10:00(プランにより変動あり)
- 公式サイト:ホテル季風クラブ知床
ウトロまでのアクセス方法は下記記事をご覧ください。
バスでウトロまで来られる場合は、ウトロ温泉バスターミナルまで予約しておけば送迎してもらえます。
ホテル季風クラブ知床の館内
ロビーには暖炉があり、2階への階段は吹き抜けになっていて、開放感ある作りになっている。2階にはアトリエ風のロビーもある
夜になると入口とロビーの吹き抜け部分から暖かい電灯の色が印象的なホテルです。
館内へ入ってロビーへ。くつろげるようになっています。
ロビーには暖炉があり冬場だと暖炉に火が入ります。雪国北海道ならではの光景です。
客室は2階で階段で上ります。
吹き抜けとなっている階段からはオホーツク海が見渡せます。
2階に上がるとアトリエ風のロビーがあり、お土産も若干ここに置かれています。
また知床で見ることが出来る動物の写真が飾られ、ついつい見入ってしまいます。
なお館内は全館禁煙で外と館内の奥に喫煙スペースがあります。
タバコが嫌いな人には嬉しいホテルです。
ホテル季風クラブ知床の部屋・客室とアメニティ
部屋の窓からはオホーツクの海が見える。トイレにはウォシュレットはついており、一通りのアメニティも揃っている。
宿泊したのは和室10畳(畳部分は8畳)の部屋です。ベッドルームの部屋もあります。
2人で泊まる分には十分な広さです。
冬場であればチェックイン時間に合わせて暖房を入れておいてくれるので部屋はとても暖かくなっています。
窓側には2畳分ほどのスペースがありテーブルと椅子が置かれています。
窓を開けるとオホーツク海が目の前に広がります。
冬場なら流氷や凍てついた海となりますが、夏場なら美しい海となります。
壁側は上記の写真の通りで、20型のテレビが置かれています。
上着等は上記の写真の通り収納スペースがあり、入れられるようになっています。
タオルと浴衣が用意されています。
部屋の入口側です。冷蔵庫は空になっているので、飲み物等冷やすことも可能でした。
客室への入口と部屋への入口の間に洗面スペースがあります。
アメニティは一通り揃っています。
POLAブランドのローションやモイスチャーミルク、ハンドソープが置かれていました。
バス・トイレはユニットですが、温泉があるので部屋のバスに入る人は少ないと思います。
トイレにはウォシュレットもついています。
シャンプーやコンディショナー、ボディソープもPOLAです。
お茶菓子も用意されているのはホテルでも温泉だからでしょうね。
部屋にはWi-Fiもあり10Mbpsくらいの速度は出ており、不自由はありませんでした。
ホテル季風クラブ知床の夕食
オイルフォンデュ(自分で揚げる天ぷら)が名物。他にも地元の漁師から直接仕入れたという海産物にこだわった美味しい料理が並ぶ
旅行の楽しみの1つがその地元や宿泊先の地元料理という人も多いと思います。
ホテル季風クラブ知床の夕食は、オイルフォンデュという自分で天ぷらを揚げるという面白い演出が人気です。
2人で宿泊したので1人1品ずつとなるように2個ずつ食材が串に刺さって置かれています。これを中央の天ぷら粉を溶かした中に入れて、油の中に入れます。
揚げ具合の見極めはきちんと宿の人から説明がありますが、泡が小さくなったらOK!
揚げたての天ぷらを塩でいただきます。
これが本当に美味しいんです!新鮮な野菜やチーズ、魚介類を揚げたてで食べるのですから美味しくない訳がありません!
素材の味を楽しむために天ぷらツユではなく、塩でいただくこともポイントです。
コロモを盛り上げるように作ってみたりも。
もちろん地元の魚メインのお刺身もついてきます。
焼き魚もほくほくでとても美味でした。
ホタテも美味しくいただきました。
ご飯も美味しく、この日の味噌汁はホタテの稚貝でした。
デザートもついています。
質より量!とボリューム重視の人だと物足りないかもしれませんが、量より質という方なら満足する内容だと思います。
食事処は、掘りごたつとなっており日本人なら嬉しい場所です。
なお身体が不自由な方向けにテーブル席もあります。予約時に身体が不自由な旨、伝えればテーブル席も可能です。
基本は予約状況に応じて、割り振られます。
ホテル季風クラブ知床の朝食
ホテル季風クラブ知床特注のお盆に並んだ優しい料理と置戸町の工芸オケクラフトの器に盛られたサラダを自家製ドレッシング2種で健康的な内容
特注のお盆に並べられた朝食です。焼き魚と卵焼き、いくらもついています。
オケクラフトに盛られたサラダ、ドレッシングはオリジナルで2種類出るので、少しずつ両方を食べるのがおすすめです。
どれも美味しくいただける朝食で満足でした。
ホテル季風クラブ知床の温泉
泉質はナトリウム-塩化物-炭酸水素塩泉で少し濁りがある。源泉かけ流しで一晩中入れる男女別の内湯と、離れに貸切露天風呂がある。
ホテルの部屋がある棟とは反対側にある男女別の内湯の入口です。暖簾があると温泉らしくなりますね。
男女別の温泉は、チェックインから翌朝8時30分までいつでも入れるというのが嬉しいところです。夜中に入ることが出来ますから。
湯船は3~4人入ればいっぱいとなる大きなものではありませんが、ホテルの規模的には十分な広さだと言えます。
シャワーは4つ設置されています。
部屋にはドライヤーはありませんが脱衣所にあります。
内湯の前には冷えた水も置かれていました。
源泉かけ流しで少し濁りがあり、非常に温まる優しいお湯となっています。
ただ残念だったのは宿泊していた外国人が水を大量に入れてお湯の温度が非常に低くなってしまっていたこと(38度くらいかな)、身体を拭かずに脱衣所に出てくるので、脱衣所のマットがびしょ濡れになっていたことです。
この辺りは文化の違いで致し方ない部分もありますが、外国人向けに湯船に水を入れすぎない、身体を拭いてから出てくるという注意書き及びチェックイン時に指導をして欲しいと感じました。
貸切露天風呂
ホテル季風クラブ知床には貸切露天風呂もあり、チェックイン時に先着順で時間を決めていきます。
離れにあるので一旦、外に出てから向かいます。
雪よけされた細い通路を通り貸切露天風呂へ
貸切露天風呂は2カ所あり、1カ所に1時間入ることが出来ます。
冬場はお湯が冷めないように蓋がされているので、蓋を外して入ります。
2人ならゆっくりと入れる大きさです。
こんこんと注がれる温泉、貸切だけにゆっくりと入ることが出来ます。
問題は冬場だと脱衣所で服を脱いでから入るまでと、お湯から出て脱衣所に戻るまでがめちゃくちゃ寒いということ。
これだけは致し方ない問題ですね。それも含めて冬の北海道の温泉の楽しみなのかもしれません。
温泉分析書です。クリックで拡大します。
ph6.7の中性の泉質で、成分総計8.970g/kgとなっており、優しい温泉です。
ホテル季風クラブ知床をおすすめしたい人
ホテル季風クラブ知床はウトロの中心部からは少し離れており、周りにはコンビニはありません。
館内にカラオケはありませんし、卓球台もありません。
だからホテルで遊びたい!という人よりはゆっくりとのんびりと温泉に入って美味しいものを食べて静かに過ごしたいという人向けです。
ファミリー向けというよりは、夫婦やカップル2人向けのホテルと言えます。
車ならウトロの中心部まで5分もかからないくらいなので、それほど不自由な場所ではありません。
目の前にオホーツクが広がるので、ゆっくりと海を見ながら過ごしたい、そんな人におすすめです。
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