TEL(スマホOK):0123-25-2341
マップコード:708 112 260*15
丸駒温泉旅館は、千歳市の支笏湖の湖畔に立つ一軒宿の温泉旅館です。
目の前が支笏湖という素晴らしいロケーションの展望露天風呂と野趣あふれる天然露天風呂があります。
また日帰り入浴も可能です。
丸駒温泉旅館の詳細・アクセス方法
- 住所:〒066-0287 北海道千歳市支笏湖幌美内7
- 電話番号:0123-25-2341
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 基本チェックイン15:00 チェックアウト10:00
- 定休日:なし
- 宿泊料:1人7000円~
- 駐車場:あり(無料)
- マップコード:708 112 260*15
- 公式サイト:丸駒温泉旅館
丸駒温泉旅館へのアクセス方法・行き方
丸駒温泉旅館へは車が便利です。
カーナビでマップコードもしくは電話番号で検索してもらえればヒットします。
新千歳空港からは1時間弱、札幌からは1時間ちょっとです。
公共交通機関の場合、JR千歳駅・南千歳駅・新千歳空港から支笏湖行きのバスに乗車、支笏湖からは事前にお願いしておけば宿まで送迎してもらえます。
支笏湖のバス停から丸駒温泉旅館までは10km以上の距離があるので歩いていくのは非常に大変なので送迎もしくはタクシーで向かうようにしてください。
なお例年、冬季(概ね11月から3月)までは札幌駅から名湯ライナーと呼ばれるバスが運航され直接丸駒温泉旅館まで行くことが可能です(予約制で片道500円)。
丸駒温泉旅館の日帰り入浴料金
丸駒温泉旅館では日帰り入浴が可能です。
- 日帰り入浴時間:10:00~15:00
- 入浴料金:大人1000円/小人(小学生)500円/幼児(3歳以上)200円
- 露天風呂付貸切風呂:日帰り入浴料+2500円(50分)
日帰りでも貸切露天風呂に入浴は可能ですが混雑していたりメンテナンスで入れないことがあります。
丸駒温泉旅館の宿泊料金
平日で素泊まりなら2人1部屋宿泊で1人7000円くらいから、2食付きで2人1部屋宿泊で1人12000円くらいからです。
概ね2食付きで15000~25000円見ておくと良いでしょう。
丸駒温泉旅館の外観とロビー、中庭の様子
丸駒温泉旅館はロッジ風の建物となっています。
写真だとあまり大きく見えないかもしれませんが実際には大きな建物です。
入口にある看板は趣があります。
軒先にある「日本秘湯を守る会」の提灯。
全国には日本秘湯を守る会加盟の宿は160以上ありますが、北海道内は6軒のみです。
中に入ると吹き抜けになったロビーがあります。クラッシクホテルのような雰囲気です。
そして「丸駒百年」と書かれた垂れ幕が印象的です。
ロビーには「テルマエ・ロマエ」で有名な漫画家ヤマザキマリさんの直筆色紙がありました。
ロビーに面してある喫茶室
そしてレストラン、ランチ営業もしています。
旅館の裏側へ回って見ると遊歩道があります。
旅館の裏側は少し年代を感じました。
そして湖側を見てみると支笏湖が目の前に広がります。
奥に見える岩があるところは天然露天風呂と呼ばれるところです。
天気はあいにくでしたが、晴れていたら気持ちが良い散策路です。
晴れた日だと星空が広がります。
そして静かな支笏湖の湖面
特に明け方の明るくなっていく空と湖がとても神秘的で美しい時間です。
非常に透明度が高い湖なので岸の近くは魚が泳いでいるのがわかるくらい澄んでいます。
旅館の裏側ある桟橋に泊まっているクルーザーで希望をすれば支笏湖のクルージングを行ってくれます(有料2名以上から、1人2500円より)。
美しい朝焼けの景色も宿泊したら是非見てください。
朝焼けで青い湖が赤くなるのも印象的です。
館内には温泉の近くに休憩所があり大きな窓から湖を眺めることも出来ます。
丸駒温泉旅館の部屋
今回宿泊したのは10畳の湖側の2階の部屋です。
山側の部屋もありますが、おすすめは絶対に湖側です。
シンプルな和室ですが落ち着きます。
テレビは32型の液晶テレビが置かれており、寛いでテレビを見ることも出来ますが、テレビを見るよりもここに泊まったらゆっくりと湖を見るのがおすすめです。
部屋の窓からは支笏湖が一望出来ます。
木々と湖、美しい光景です。冬になると雪がつもり不凍湖である支笏湖の青さと雪の白さでまた美しいですよ。
アメニティは旅館なので特に際立ったものはありませんが特に困ることはありません。
部屋に置かれた和菓子はお饅頭でした。
部屋についているトイレはウォシュレット付。ただしおそらくは和式トイレだったものを洋式にしたためか少し狭くて身体の大きな人だと足がドアにぶつかってしまうのが残念でした。
180cm以上ある人だとドアが閉められないかもしれません。
丸駒温泉旅館の食事
プランにもよりますが、丸駒温泉旅館のある日の食事を紹介します。
夕食は部屋食にて
プランにもよりますが、丸駒温泉旅館の夕食は部屋食が一般的です。
お膳で基本的に一気に出されます。この日のメニューは下記の通りです。
メニューは季節によって変わります。
先付 くらげと水菜の胡麻和え
前菜 行者にんにくの醤油漬け 人参カステラ こごみの梅肉和え サーモンマリネ
お造里 カンパチ 帆立貝翁巻き 〆鯖 サーモン
焼き物 鰈の西京焼き
洋皿 ホエー豚しゃぶサラダ
煮物 炊き合わせ
鍋物 海鮮陶板焼き
山の中の温泉なのに魚介類が多いと思うかもしれませんが、千歳市は海にも近いのでそれほど違和感はありません。
蒸し物 茶碗蒸し
酢の物 もずく
水菓子 バナナプリン
上記以外はご飯と吸い物と漬物が出ています。
夕食の全体的な感想は、そこそこ美味しいものの、部屋食とは言え、一気に出されるため、温かいものでも冷めてしまっているものがあり、少し残念なところがあるように感じました。
なお夏場の6月から8月は支笏湖の名物でもあるヒメマス(チップ)の塩焼きやお刺身が出るプランもあります。
朝食はバイキング
朝食はレストランでバイキングとなります。
いろいろなメニューがあり、ついつい食べすぎてしまうかもしれません。
遅い時間だと少し品数が減ることもあるので、少し早めに向かうのが良いかもしれません。
ここのおすすめは意外と思うかもしれませんがパンです。
焼き立てのパンが提供されます。
スイーツもいろいろとありました。
また目の前で焼いてくれるオムレツもおすすめです。
焼きたてオムレツはふわふわで美味しかったですよ。
朝日を浴びながらの朝食
もちろん、支笏湖を見ながらいただくことが出来ます。
丸駒温泉旅館の温泉
丸駒温泉は男女別の内湯と内湯からすぐに移動出来る展望露天風呂、湖のすぐ脇にある天然露天風呂、そして貸切風呂があります。
特に湖に隣接した天然露天風呂は野趣溢れる露天風呂で湖の水位に比例して深くもなるし浅くもなるという珍しい温泉です。
なおすべて源泉かけ流しです!
内湯と展望露天風呂
手前が男湯、奥が女湯で入れ替え制はありません。
理由は露天風呂が女湯からだと覗けてしまうための。女性風呂に入った女性から簡単に男湯が見れたよということでした。
ただ女湯は男湯よりも高い位置にあること、奥にあることから男湯からは女湯は見ることが出来ませんが、湖からは見ることが出来るようです。
釣り船が近くに来ることがあるらしく、その時は少し入りにくいそうです。
広めの脱衣所で10人くらいは楽に着替えることが出来ます。
ここは日帰り入浴も多いのでこれくらいのスペースは必要です。
ウォーターサーバーもあるのが嬉しいところです。
湯船は全部で3つあり、低温・中温・高温となっており1~2度の温度差がある感じでした。
お湯はやや褐色の濁りです。
中温と高温の間に露天風呂への入り口があります。
低温、中温は褐色のお湯になっていましたが、高温は透明度が高くなっていました。高温の方が注がれるまでの時間が短いから鉄分の酸化が少ないのかな?と思います。
そして露天風呂へ。
露天風呂からは支笏湖が一望!
晴れていたらものすごく綺麗な景色を見ながら入浴することが出来ます。
夜も雰囲気が良い露天風呂です。
天然露天風呂
丸駒温泉と言えば湖に面した天然露天風呂が有名です。
内湯の脱衣所から天然露天風呂へは向かいます。
長い長い地下通路を通っていきます。
階段を上ったかと思えばまたくだり
外に出たかと思えばまた下り
そして提灯が見えてきたら間もなく露天風呂です。
天然露天風呂にも脱衣所があります。寒い季節はここで着替えることを推奨されていました。
そしてこちらが天然露天風呂
すぐ横が湖です。
湖の推移に影響するので非常にお湯が多い時と寝ながらで無ければ入れない時があります。
夜はうすぐらい中、入りますがこれが非常に落ち着けるんです。
丸駒温泉旅館の天然露天風呂は全国的にも少し珍しい足元湧出の温泉です。
晴れていれば星空を見ながら入ることも出来ます。
翌朝も当然朝風呂へ。
太陽が差込み、湖面に反射してとても美しい湖を見れました。
なお露天風呂の下は砂利で気をつけて歩かないと転ぶので気をつけて下さい。
露天風呂は比較的ぬるめで長湯出来るところも良い点です。
熱めが好きな人だとぬるすぎると思うかもしれません。
やっぱり温泉に浸かっていると幸せを感じますね。
貸切風呂
有料ですが貸切風呂があります。1組2500円で50分です。
脱衣所から浴室に入るとまずは内湯があり、その奥に露天風呂があります。
露天風呂の目の前が湖です。
目の前に広がる湖を見ながらゆっくりと入浴、幸せです。
なお貸切風呂は空いていれば日帰り入浴でも借りることが出来ます。
熱くなったら椅子に座りのんびりと涼みます。
源泉かけ流しの新鮮は温泉はかけがえないのない幸せです。
貸切風呂にはトイレも併設されており、こちらは広々としていました。
丸駒温泉旅館の源泉について
源泉は全部で3つあるようで、3種類の温泉分析表がありました。
phが6.5~6.9となっており概ね同じ泉質ですが、若干異なっているのも面白いところです。
泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉(旧泉質名:含土類・石膏-食塩泉)(中性低張性高温泉)となっています。
源泉温度は54度で高めです。
丸駒温泉旅館の歴史
館内には丸駒温泉の歴史が分かる大きなパネルがありました。
ここに温泉を開いたのは1915年(大正4年)と100年以上も前のことです。
発見者がどんな風に発見したのかも説明されていました。
明治時代に福島県から北海道に渡り、今の丸駒温泉を作ったとか。
昭和40年代というと今から40~50年ほど前、まだ混浴だったんですね。
丸駒温泉旅館の評価・評判・口コミ
実際に泊まった感想は温泉は最高!景観も良いし湯質も良いし文句は全くありません。
天然露天風呂に限っていえばぬるい温泉が嫌いな人だと低評価をつけるかもしれません。
部屋は建物が古いこともありそのため、そのためネット上の評価は高くはありませんが、掃除は行き届いているので不満はありません。
ただ夕食だけが少し残念です。北海道外から来た人だと北海道ということに期待していても北海道らしいと思える食事が時期によっては提供されにくいこと、部屋食だと一気出しで冷めてしまっている料理があることが起因しています。
夕食は少し高くなりますが囲炉裏部屋でいただくプランもあるので、部屋食以外のプランを選べばもう少し評価は高くなるかもしれません。
そうは言っても温泉は本当におすすめで、この記事を書いている筆者は全国700箇所以上の温泉に入っている温泉ソムリエですが自信をもっておすすめできます。
以上、丸駒温泉旅館でした。
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