西岡公園は、西岡水源池という貯水池を中心とした公園です。
池の周りを散策出来るように整備されておりバードウォッチングや自然観察で人気となっています。4月には水芭蕉
また池の中には国の登録有形文化財である「旧西岡水源池取水塔」があり文化財好きな人も見に来る観光スポットです。
一方で幽霊が出るとよく言われる心霊スポットにもなっておりいろいろな人が公園にやってきます。
西岡公園へのアクセス方法と詳細
- 住所:〒062-0039 北海道札幌市豊平区西岡487
- 電話番号:011-851-1681
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:公園自体は24時間・管理事務所は9:00~17:00
- 定休日:なし(管理事務所は火曜日)
- 入場料:無し
- 駐車場:あり(約50台・無料)
- マップコード:9 255 329*77 (駐車場に設定)
- 公式サイト
西岡公園へのアクセス方法・行き方
西岡公園へは車で行くのが一般的です。
無料の駐車場もあるので観光で道外から札幌に来た場合はレンタカーで向かうのがおすすめです。
公共交通機関で来る場合は地下鉄とバスを利用することになります。
地下鉄南北線「澄川駅」で下車し、澄川駅前のバス停からバスとなります。
澄川駅は地下鉄の駅ですが、地下鉄南北線は途中から地上(高架線)を走っているので、あれ?地下鉄じゃなくなった!と焦らないで大丈夫です。
澄川駅の西口から出ると下記の写真の風景が広がります。
マックスバリュが左側にあり、右側には居酒屋等が並びます。
ここを少しだけ進むとバス停があります。
バスは日中だと1時間に2本、西岡公園方面に出ています。
なお西岡公園の最寄りのバス停は「西岡水源池」です。
バス停を降りてから徒歩1~2分で西岡公園となります。
管理事務所があり、中で休憩することも出来ますよ。
車の場合、駐車場は管理事務所から少し離れています。
駐車場の奥に公園内に向かう道があり階段と平坦な道がありますが、階段を上り終えて右側に進むと管理事務所に向かいます。
左側の道を進むと川がすぐ横を流れ西岡水源池に向かいます。
階段を上ってまっすぐ進んでも西岡水源池に出ますがコースとしておすすめは平坦な道の方です。川を見ながら進めるので川のせせらぎが心地いいコースとなっています。
駐車場は上記西岡公園案内マップの左下です。
西岡公園・不動明王と旧西岡水源池取水塔
駐車場から川沿いを歩いていくと小さな滝が見えてきます。
この滝の右側でも左側でも両方道があるので好きな方から進んでください。
左側の道を行く場合は滝の少し手前に上記写真の通り、ジグザグになった木道が川の上にかけられています。
この木道は「八ツ橋」という名前で例年7月になるとホタルが飛ぶことでホタル鑑賞のスポットとなっています。
左側の道を歩いていくと不動明王を祀った小さな祠があります。
この祠が作られた経緯はよく分かりませんが一説では西岡公園に出る幽霊を鎮めるためだとか、そんなトンデモ話も出ているのが面白いところです。
祠の正面に階段があり階段を降りると細い橋がかかっており橋を渡ると西岡水源池です。
池の中にある三角屋根の建物
これは旧西岡水源池取水塔と言い、国の登録有形文化財にもなっています。
詳しくは下記記事をご覧ください。
この池の周りをぐるっと歩いて一周することが出来ます。
西岡公園の西岡水源池を一周
右回りでも左回りでも構いません。今回は右回りで周ってみました。
道案内もあります。
しばらく歩くとウッドデッキがあります。
お弁当を持ってきてここで食事をするというのも良さそうです。
このウッドデッキからも旧西岡水源池取水塔を見ることが出来ます。
そして先へ、基本的に道は山道です。
時折階段もあります。
まだ先は長いですが、1時間もあれば余裕で1周出来ます。
しばらく進んでいくと湿原の上にある木道が見えてきます。
先にも進めますが軽く1周するということであればこちらに進んでみましょう。
湿地になっており、落ちると危険なので脇見しながら進むのは危険です。
4月の中旬から下旬頃だと水芭蕉が咲いて雰囲気の良い散策路となっています。
少し進むと旧西岡水源池取水塔が遠くに見えてきます。
更に先に進みます。すると木道が交差しているところがあります。
見晴台という場所で概ねここで半周です。
進んできた道は左側です。手前の木道にも進めます。
なお木道はかなりうねっていますしところどころ小さな段差があります。
取材日は4月20日で水芭蕉が咲いていました。
水の音もあちこちから聞こえてきます。
しばらく歩くと開けた場所に出ます。
この辺りに樹齢300~400円のミズナラの木があり長老の木と呼ばれています。
東屋もありました。
そして間もなく1周
旧西岡水源池取水塔が間近に見えてきたらほぼ1周です。
歩くのが早い人なら30分くらい、遅い人でも1時間あれば池の周りを1周出来ます。
野鳥や野生動物に出会えるかもしれない自然散策です。
なお管理事務所の近くにも見晴台があります。
階段を上っていきます。
特に何かある訳でもなく木々が茂っていて池が見える訳でも無い見晴台です。
西岡公園 ガイドウォークや歩くスキーや紅葉鑑賞
4月から6月まではほぼ毎週金曜日、7月から10月までは隔週金曜日にガイドウォークと言ってガイドの方が西岡公園を案内してくれます。
また積雪期には歩くスキーコースが整備されスキーをつけて歩くことも出来ます。
そして秋には紅葉も楽しめる紅葉鑑賞スポットとしても密かな人気があります。
紅葉シーズンもかなりおすすめです!
実は危険な西岡公園?
西岡公園、実は札幌市内で有名な心霊スポットにもなっています。
夜に行くと無数の手が池から出ていたとか、誰もいないところから人の声が聞こえたとか、火の玉を見たとか、友達の友達から聞いた心霊体験がたくさんあります。
実際のところは分かりませんが昼間に行く分にはそういう話は無いので安心してください。
しかしもう1つ西岡公園では気をつけないといけないことがあります。
それはヒグマが時折出没すること。
ここ最近はヒグマの出没情報は出ていませんが2014年には公園内にヒグマが出たということで閉鎖されたこともありました。
西岡公園の東南側にはかなり広い森林・山が広がりヒグマも生息しています。
公園でヒグマに出会うのは早朝が多いようなので、1人で早朝に公園に行くのは危険なため、出来る限り早朝には行かないようにしてくださいね。
西岡公園の歴史
西岡公園は西岡水源池が起源となります。
西岡水源池は、1909年(明治42年)に大日本帝国陸軍第7師団歩兵第25連隊の軍用水道(月寒水道)として通水したことが始まりということです。
その後豊平峡ダムが完成して西岡浄水場は廃止となり、貯水池周辺を整備して公園になったとのこと。
大日本帝国陸軍が公園の元を作ったって結構珍しいですよね。
西岡公園には行くべき?
観光スポットとしての西岡公園は旧西岡水源池取水塔が国の登録有形文化財なので、登録有形文化財を見たい方は行くべき場所でしょう。
反面、文化財とか自然とか興味が無いという方には面白みのかける場所かもしれません。
でも心霊スポットだったりホタルだったり水芭蕉だったりと自然鑑賞が出来るこの場所は札幌観光で立ち寄って欲しいスポットの1つです。
時間に余裕があれば是非立ち寄ってください。
さっぽろ羊ヶ丘展望台まで車で来たら羊ヶ丘展望台から車で10分くらいです。
以上、西岡公園についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。