旧中井家リンゴ倉庫は、札幌市豊平区平岸にあるレンガ造りの建物です。
1935年(昭和10年)に作られた建物で、当時の平岸のりんご栽培の文化を伝える上でも貴重な建物となっています。
現在も地元商店街の事務所及び太鼓道場として地元の方々に利用されています。
旧中井家リンゴ倉庫の詳細とアクセス方法
- 住所:〒062-0933 北海道札幌市豊平区平岸3条2丁目2
- 電話番号:011-841-1803(振興組合事務所)
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 開館時間:9:00~17:00
- 定休日:土日祝日
- 内部見学可否:事前に許可が必要・外観だけならいつでも
- 駐車場:なし
- マップコード:9 434 629*72
旧中井家リンゴ倉庫の見学について
旧中井家リンゴ倉庫は一般の公道に面している建物なので公道から見る分には24時間問題ありません。
内部の見学をしたい場合は事前に連絡の上、許可を得て行うことになります。
旧中井家リンゴ倉庫へのアクセス方法・行き方
旧中井家リンゴ倉庫へは地下鉄が便利です。
地下鉄東豊線「豊平公園駅」1番出口から徒歩7~9分、距離にして約600メートルほどです。
旧中井家リンゴ倉庫には駐車場が無いので公共交通機関をおすすめします。
車の場合、近隣に有料駐車場はありません(5分以上歩くのならあります)。
旧中井家リンゴ倉庫の外観と平岸のりんごの歴史
上記の写真が旧中井家リンゴ倉庫です。それほど大きくは無いレンガ造りの建物ですが、1935年に建てられた昭和初期の建物として希少価値があります。
元々平岸エリアは寒冷地でも育ちやすい「りんご」の栽培が昭和30年代まで盛んに行われており「平岸りんご」として全国に出荷されていました。
その時にりんごの保管庫としてりんご用のレンガ倉庫がいくつも建設されましたが現存するのは数えるほどになっています。
現存する代表的なりんご倉庫は下記となります。
旧中井家リンゴ倉庫の後ろ側には石造りの倉庫もあります。こちらは作られた年代は不明です。
正面からみた旧中井家リンゴ倉庫です。
平岸天神太鼓と板に描かれています。
豊平区の「とよひらふるさ再発見」という豊平区の文化遺産やシンボルとして親しまれている景観・建物に送られる称号のプレートも置かれていました。
道路に面した側面には窓はありません。
民家に面した側面には窓が現在はつけられています。
旧中井家リンゴ倉庫は元々は今の位置よりも20メートルほど前の国道473号線「平岸通」に面していましたが、1988年(昭和63年)に現在の場所に「ひきや」という建物ごと動かす方法で移動されています。
札幌の歴史的な建物、時間があれば是非見に行ってください。
以上、旧中井家リンゴ倉庫ついてでした。
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