旧永山武四郎邸 及び 旧三菱鉱業寮は北海道指定有形文化財にもなっているカフェ併設の歴史的な建物です。
中の見学も無料で出来て公園の中にあり落ち着いて見学が出来る観光スポット。
サッポロファクトリーと隣接しており札幌開拓使麦酒醸造所の見学も兼ねながら行くのがおすすめです。
旧永山武四郎邸の詳細とアクセス方法
- 住所:〒060-0032 北海道札幌市中央区北2条東6丁目2番地
- 電話番号:011-232-0450
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:9:00~22:00(カフェは11:00~)
- 定休日:毎月第2水曜日(祝日の場合は翌木曜)・年末年始
- 入場料:無料
- 駐車場:無し(身障者用駐車場1台)
- マップコード:9 524 545*87

- 公式サイト旧永山武四郎邸
旧永山武四郎邸へのアクセス方法・行き方
旧永山武四郎邸へのアクセスは地下鉄が便利です。
地下鉄東西線「バスセンター前駅」10番出口から徒歩約7~10分、距離にして約500メートルです。

上記出口を出ると眼の前が下記の写真のようになっています。

「旧永山武四郎邸」という文字が書かれた青と白の案内板が見えますのでこの矢印の通り左折して歩いていけば「永山記念公園」にたどり着きます。

上記写真が永山記念公園です。この中に旧永山武四郎邸があります。
または地下鉄「さっぽろ駅」21番出口より徒歩11~15分、距離にして約900メートルでたどり着けます。
札幌駅前バス停(東急百貨店裏側)からサッポロビール園・サッポロファクトリー行きの循環バスも出ているのでバスに乗ってサッポロファクトリーまで行くのも楽な交通手段です。
雨や雪の日は「バスセンター前駅」8番出口を出て徒歩3分ほどでサッポロファクトリーにつくのでサッポロファクトリーの中を通ってくると雨や雪にあまり濡れずに到着します。
旧永山武四郎邸 外観の様子と歴史

旧永山武四郎邸の入口には「旧永山邸」と書かれたプレートがつけられています。そしてその奥に見える建物が旧永山武四郎邸です。

旧永山武四郎邸の永山武四郎は、第2代北海道庁長官で旧永山武四郎邸は永山武四郎の私邸として1880年頃(明治10年代前半)に建てられました。

外見は和風住宅に近いものですが中は内部は和洋折衷の造りになっています。

横に周ってみてみると縁側があり和風住宅に近い造りであることが伺えます。

裏側に周ってみると出窓があり洋風建築の流れも組み込まれていることがわかります。

旧永山武四郎邸の隣には白木の洋風建物は永山武四郎の死後、三菱鉱業セメント株式会社が旧永山武四郎邸を1911年(明治44年)に買い取って敷設した洋館で三菱鉱業の寮として使われていました。
そのためこの建物の名称は正確には「旧永山武四郎邸 及び 旧三菱鉱業寮」となります。
ともに明治時代・北海道開拓期の和洋折衷建物として歴史的な資産がある建物となっています。

裏側に周ると新しくスロープが作られ車椅子でも入れるように作り直されています。

更に裏側に周ると併設されているカフェのテラスに出ます。

札幌駅方面から北3条通と呼ばれる道を歩いてきた場合の入口が上記のものとなります。

こちらは営業案内を含む看板が取り付けられています。

上記の門の手前には「永山記念公園」のプレートがあります。

サッポロファクトリーのアトリウムを通ってくることも出来ます。
旧永山武四郎邸の中の様子

靴を脱いで館内に入ります。スリッパはありません。

なので多少汚れても良い靴下を履いていくことをおすすめします。館内は綺麗ですがそれでも多くの人が入る場所なので。

中に入るとガラス窓がありますが、この中は併設されているカフェです(後述)。
上記写真の右側に行くと旧永山武四郎邸で左側に行くと旧三菱鉱業寮となります。
まずは旧永山武四郎邸を見てみましょう。

赤い絨毯にそって進みます。

小さめの洋室が最初にあります。写真中央の右側に移っているところは玄関です。

ここは普段閉じていて中からしか見ることは出来ません。

そして最初の小さい部屋の隣の洋室へ

パネルが各部屋に置かれていて旧永山武四郎邸 及び 旧三菱鉱業寮についての説明等が書かれています。

昔の永山武四郎邸 の絵がかけられていました。

そして隣の部屋へ

洋室の隣にそのまま和室がつながるという和洋折衷の明治時代の造りとのことです。

縁側もあり奥はトイレと手洗い場になっています(使えません)。

和室の隣にもう1つ少し小さめの和室があります。

こちらも昔ながらの和室という造りとなっていますが、窓の部分は出窓で様式も取り入れられています。

来たところを戻って旧三菱鉱業寮に。突き当りの部屋から見学します。

DVDが放送されていたりパネルで解説されていたり模型が置かれています。


北海道の鉱山と三菱鉱業の説明が大きなパネルでされています。

椅子も置いてあるのでゆっくりとDVDを見て旧永山武四郎邸 及び 旧三菱鉱業寮について学ぶことも出来ます。

電話室と呼ばれる小部屋の前を通り、カフェ「Nagayama Rest」の前を通り、階段で2階へ上ります。

階段を上ると廊下が続きます。
これら4つの和室のうち3つは貸室として貸出を行っています。
上記写真2枚が貸室Cと呼ばれる10畳の部屋です。
上記が貸室Bと呼ばれる20畳の部屋です。一番広い和室です。
上記が和室Aと呼ばれる16畳の部屋となります。

和室Aは水屋ありとなっており火気は使えませんが元々茶室としても使われていたのが畳の形状からもわかります。
そしてこの部屋の隣にはトイレも用意されています。

そして更に奥へ

写真中央に見えるのがホールと呼ばれる場所です。

ここで昔、寮に住んでいた社員がいろいろ語り合ったのでしょうね。
このホールの右側には「まちの図書館」と呼ばれる場所があります。



ちゃぶ台と座椅子が置いてあり、少しばかりの本があってここで本を読むことも可能です。
飲食や喫煙は当然不可です。
ホールの左側も腰掛けて本等を読めるスペースになっています。

奥にもスペースがあります。

ここで注目したいのが窓です。

丸窓で何とも趣があります。

昭和初期のモダン住宅でしばしば見られる丸いデザインの窓です。1930年代に流行したアール・デコ様式の影響とも考えられます。
この部屋はもと納戸であったため、中から見えるというよりは、採光用と建物の外観意匠のアクセントとしてデザインされたと思われます。
と説明文にかかれています。
こういう丸い窓、良いですね。

そして階段を降りて一通り見終わったことになります。
旧永山武四郎邸 及び 旧三菱鉱業寮に行こう
旧永山武四郎邸 及び 旧三菱鉱業寮は凄く素敵な建物で落ち着ける場所でもありカフェも併設されていて長く滞在も出来ます。
隣のサッポロファクトリーと合わせればショッピングも可能なエリアです。
昔ながらの札幌の歴史的建物を見れるスポットなので是非、札幌に来た時は立ち寄ってくださいね。







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