「市民会館前のハルニレ」は札幌景観資産にもなっている推定樹齢300年と言われているハルニレの樹木のことです。
「市民会館前」という名前がついていますが、市民会館は既に無く、さっぽろテレビ塔の北側にある「札幌市民ホール(愛称:かなもとホール)」の前にあるハルニレの木のことを指しています。
ただし札幌景観資産の登録名が「市民会館前のハルニレ」となっているため、この記事でも「札幌市民会館前のハルニレ」という名称で紹介しています。
市民会館前のハルニレの詳細とアクセス方法
- 住所:〒060-8703 北海道札幌市中央区大通西1丁目
- 電話番号:なし
- 観覧可能時間:24時間
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:なし
- マップコード:9 523 063*13
市民会館前のハルニレの見学について
「市民会館前のハルニレ」は公道及び公開された場所にあり、24時間見学することが出来るようになっています。
ただし夜は暗く見学には向いていません。
市民会館前のハルニレへのアクセス方法・行き方
市民会館前のハルニレの様子
「希望」と名付けられた女性の彫刻とさっぽろテレビ塔の間に「市民会館前のハルニレ」はあります。
推定樹齢は300年と言われており、札幌の開拓時代よりも遥か以前よりこの土地にあったことになります。
札幌にはこの木よりも古い巨木はいくつもありますが、なぜこの木が札幌景観資産に選定されたのかは、景観法という法律に深く関係しています。
景観法ではあくまでも都市景観に関する法律で都市の景観に寄与していることが大切であることが前提となります。そのためただ古くて大きいだけでは選定されません。
この場所はかつて、中島公園にある豊平館があった場所であり札幌の中心部でもあり、この場所にあることが選ばれたことに大きく起因しています。
非常に太い幹の幹周は4メートル近くあるそうです。
夏には青々とした葉が茂っていますが、冬になると葉が無くなり少し淋しい景色となります。
市民会館前のハルニレの前には花時計がありますが、さっぽろテレビ塔からしか時刻がよくわからない&さっぽろテレビ塔からだと反対に見えるという、どうしてそうなったのか?とよくわからない花時計です。
わざわざこの「市民会館前のハルニレ」だけを見に行くことは無いと思います。
しかし札幌の定番観光スポットである大通公園、さっぽろテレビ塔、札幌市時計台にも近い場所にあり、さっぽろテレビ塔から札幌市時計台に向かう途中に見ることが出来るので、その時は、そう言えば札幌景観資産に選定されていたな~という目で見てもらえればと思います。
またすぐ前には「豊平館跡」の記念碑もあるので合わせてみてくださいね。
どうでも良い知識として「市民会館前のハルニレ」の名称については少し不思議な部分があります。
「市民会館前のハルニレ」が札幌景観資産に選定されたのは2009年(平成21年)ですが、札幌市民会館が閉館したのは2007年(平成19年)であり選定された時には既に「札幌市民ホール」が出来ていたので本来なら「札幌市民ホール前のハルニレ」という名称になっていないとおかしいのですが、選定期間中の名称で決定したのでしょうね。
景観法は2004年(平成16年)に制定された法律なので。
以上、市民会館前のハルニレについてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。