日本食品製造合資会社旧工場は、札幌市西区のJR琴似駅北口にある札幌景観資産の第1号に選定されている昭和初期に建てられたレンガ造りの建物です。
現在は、札幌のローカルFM放送局である「三角山放送局」のスタジオとして使用されていますが内部は一般公開されており見学することも可能となっています。
日本食品製造合資会社旧工場の詳細とアクセス方法
- 住所:〒063-0841 北海道札幌市西区八軒1条西1丁目2-5
- 電話番号:011-640-3330 (三角山放送局)
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 開館時間:10:00~18:00
- 定休日:日曜日
- 入場料:無料
- 駐車場:なし(近隣に有料駐車場あり)
- マップコード:9 577 460*20
日本食品製造合資会社旧工場へのアクセス方法・行き方
日本食品製造合資会社旧工場へはJR函館本線の利用が便利です。
JR札幌駅からJR函館本線で小樽方面行きに乗り「琴似駅」で下車、北口に向かい前を見ると左前方目の前に日本食品製造合資会社旧工場があります。
目の前で琴似駅の敷地から信号待ちをしたとしても徒歩1分です。
車の場合はJR琴似駅の前に有料駐車場がありますのでそこに停めるのがおすすめです。
なお札幌に琴似駅は地下鉄駅でもありますが、JR琴似駅と地下鉄琴似駅は約700メートル離れていますので間違えないようにしてください。
日本食品製造合資会社旧工場の歴史と外観
JR琴似駅北口から出ると左前方に見えるツタで覆われた建物が「日本食品製造合資会社旧工場」です。
以前はここまでツタで覆われていませんでしたが撮影が真夏だったこともありレンガ部分がほとんど見えないほどツタで覆われていました。
日本食品製造合資会社旧工場は、日本で初めてスイートコーン缶詰などの野菜缶詰を製造した缶詰工場として1929年(昭和4年)に建てられました。
会社の創業者がカルフォニアに留学した際に現地の缶詰工場の造形に魅せられて帰国後にモデルにしてこの建物を作ったそうです。
元々はレンガがもう少し見えており、街路樹との組み合わせが綺麗な建物でしたが、夏場を中心に煉瓦造りの建物ということがよくわからない状態になっていることがあります。
冬場であればツタも枯れるのでもう少し煉瓦が表れます。
正面から見た日本食品製造合資会社旧工場
入口の左側に「レンガの館 コミュニティーホール」と書かれており「三角山放送局」のステッカーも貼ってあります。
入口右側には「都市景観重要建築物」のプレートが置かれています。
これは古いタイプのプレートで現在は「札幌景観資産」と名称が変更になっています。
登録番号は変わらず日本食品製造合資会社旧工場は第1号に登録されています。
反対側から見たところですが、こちらもツタに覆われています。
横からみたところですが、こちらもレンガは見えません。屋根のノコギリ状になったデザインが特徴的な建物です。
側面の反対側もツタだらけです。
一部だけレンガが出ているところがありました。
冬から初春なら蔦なしで見られる
蔦に覆われすぎて外壁がほとんど見えないと言われる日本食品製造合資会社旧工場ですが、冬から初春にかけては蔦が枯れているので外壁も現れます。
蔦の無いレンガが見られる状態でみたいのなら1月~4月中旬までに訪れてください。
夏とは全く異なる様子で日本食品製造合資会社旧工場を見ることが出来ます。
ただし以前は割とよく見えていた「白い文字」が経年劣化でほぼ見えなくなっています。
日本食品製造合資会社旧工場の中の様子
日本食品製造合資会社旧工場の中に入ったところです。
三角山放送局のブースが2つ奥にあります。
椅子が多く置かれており、ここで休憩することも出来ます。
ドリップコーヒーが1杯100円で飲めるところも良いところです。
天井部分は柱がむき出しで天井が高く見えて開放感がありました。
採光用の窓から差し込む光が暖かく優しく感じます。
日本食品製造合資会社旧工場の過去の問題点
日本食品製造合資会社旧工場は現在一般公開されていますが、過去には一般公開されなくなった期間がありました。
というのも下記の三角放送局の記事をご覧ください。
2008年の頃の話です。
それから10年が経過して問題は無いようですが、今後マンションの組合と衝突が無いとは言い切れません。
日本食品製造合資会社旧工場の一般公開を継続するためにも見学に訪れる方は礼儀正しい対応をお願いします。
以上、日本食品製造合資会社旧工場についてでした。
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