時習館(札幌)は、明治時代に三木勉氏が自宅を開放して始めた私塾であり、札幌市立手稲東小学校の前身にもなっています。
手稲の教育の発祥の地として時習館跡は「さっぽろ・ふるさと文化百選」にも選定されています。
「さっぽろ・ふるさと文化百選」のプレートは「中の川公園」という河畔公園の片隅に石碑と共に置かれています。
時習館跡(中の川公園)の詳細とアクセス方法
- 住所:〒063-0062 北海道札幌市西区西町南19丁目1-20 他
- 電話番号:011-667-3201(西区土木センター)
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:24時間(普通の公園なので24時間入れます)
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:なし
- マップコード:9 573 828*72 (石碑の場所に設定)
時習館跡(中の川公園)へのアクセス方法・行き方
時習館跡(中の川公園)へは駐車場が無いため地下鉄をおすすめします。
地下鉄東西線「宮の沢駅」5番出口から徒歩6~8分くらい、距離にして約500メートルで時習館跡(中の川公園)に到着します。
白い恋人パークと同じ道道124号線沿いに時習館跡(中の川公園)はあります。
時習館跡(中の川公園)の様子
道道124号線を時習館跡(中の川公園)に向けて歩いていると上記の写真の「時習館・教育発祥の地」という看板があるのでここを公園内に入っていき公園の一番奥に行くと時習館跡の石碑があります。
公園自体は普通のどこにでもある街中の公園です。
小型のコンビネーション遊具が1つ設置されています。
取材日の前日に台風が札幌を通ったため木が折れていました。札幌でも最近は台風が上陸することが多くなっています。
折れた木の前に時習館跡の記念碑があります。
時習館 記念碑と刻まれた石碑
説明の石碑が前に置かれています。
石碑の横には「さっぽろ・ふるさと文化百選」No.72のプレートが設置されていました。
明治5年(1872年)、旧白石藩の47戸が上手稲に入植した。そのうちの1人三木勉は自宅を私塾として開放し「時習館」と名づけ、子弟の教育にあたった。(現在の西区西町北18条あたり)開拓判官松本十郎がこれを見て感動して贈った書が、「手稲記念館」に残されている。「時習館」はその後「手稲筆算所」としてこの地に移り、現在の手稲東小学校に引き継がれた。
と書かれています。
現代で言えば無料の学習所みたいなところを開いたことで手稲村の教育の発展の基礎を作ったことになりますね。
「さっぽろ・ふるさと文化百選」No.72のプレートに書かれている「手稲記念館」はここ時習館跡(中の川公園)から徒歩5分くらい、距離にして350メートルくらいですから、是非一緒に訪れて欲しいところです。
手稲記念館にあった時習館についてのパネルが上記の写真です。
手稲記念館については下記記事をご覧ください。
恐らく上記写真のガラスケースの中に開拓判官松本十郎が贈った書が入っていると思います。
以上、時習館跡(中の川公園)についてでした。
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