滝野すずらん丘陵公園(たきのすずらんきゅうりょうこうえん)は北海道唯一の国営公園であり、四季の変化に応じて年間を通じて楽しめる公園です。
東京ドーム84個分以上の広大な面積を持つ公園で1日では周りきれない広さがあり、楽しみ方もいろいろとあります。
滝野すずらん丘陵公園の詳細とアクセス方法
- 住所:〒005-0862 北海道札幌市南区滝野247
- 電話番号:011-592-3333
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:下記参照
- 定休日:4/1~4/19及び11/11~12/22
- 入場料:450円(15歳未満は入園無料)・冬期無料
- 駐車場:あり(有料・普通車1日420円)
- マップコード:9 016 374*36 (メインとなる入口に設定)
- 公式サイト:滝野すずらん丘陵公園
滝野すずらん丘陵公園の営業時間
滝野すずらん丘陵公園は時期により営業時間が異なります。
- 春(4/20~5/31)9:00~17:00
- 夏(6/1~8/31)9:00~18:00
- 秋(9/1~11/10)9:00~17:00
- 冬(12/23~3/31)9:00~16:00
夏に夜間営業で21時まで延長される期間もあります。
滝野すずらん丘陵公園の駐車場について
滝野すずらん丘陵公園に初めて行こうとすると駐車場はどこに停めれば良いのだろう?と悩むと思います。
入口が「渓流口」「鱒見口」「滝野の森口」と3ヶ所もあり更に駐車場が渓流口なら3ヶ所もあるため、どこに停めれば良いか悩むことでしょう。
滝野すずらん丘陵公園の駐車場は下記のようになっていますがどこに停めれば良いのか悩みますよね。
公園入口 | 駐車場 | お近くのエリア |
---|---|---|
渓流口 | 渓流口駐車場(150台) | 渓流ゾーン |
渓流口 | 中央口駐車場(960台) | 中心ゾーン |
渓流口 | 東口駐車場(610台) | 中心ゾーン |
鱒見口 | 鱒見口駐車場(160台)冬季閉鎖 | 渓流ゾーン |
滝野の森口 | 滝野の森口駐車場(150台) | 滝野の森ゾーン西エリア |
滝野の森口 | 南駐車場(180台) | 滝野の森ゾーン東エリア |
基本的には公園で遊ぶということであれば渓流口の「東口駐車場」が一番便利です。
札幌市内で滝野すずらん丘陵公園に通う人はほとんど東口駐車場に停めます。
滝野すずらん丘陵公園と言えば滝巡りも有名ですが、一番大きな滝である「アシリベツの滝」は渓流口から入り渓流口駐車場に停めることになります。
駐車料金は1日420円ですが、入口が異なる駐車場へは一旦公園外に出ることになりますが、駐車券(レシート)があれば再入場は当日であれば無料になります。
滝野の森口は主に自然散策やBBQを目的とした場合で、公園で遊ぶということであればあまり行く人がいないエリアです。
渓流口から中央口駐車場及び東口駐車場に向かう場合、公園内に入ってから上記の橋を渡り奥へと進んでいきます。
滝野すずらん丘陵公園へのアクセス方法・行き方
滝野すずらん丘陵公園へは車が便利です。
マップコード対応のカーナビであればマップコードを入力してもらえれば問題なくたどり着けます。
札幌市中心部からだと概ね40~50分くらいです。
公共交通機関の場合は、地下鉄南北線「真駒内駅」からバスに乗り換えて向かいますが1時間に1本しかなく、公園発の最終バスが16時前ということであまりゆっくり出来ませんし、公園内の移動も車でなければかなり不便です。
ただし公園内にはレンタルサイクルもあるのでレンタルサイクルで周るという手もありますが、坂道も多く体力が無いとかなりきつくなっています。
滝野すずらん丘陵公園の4つのゾーン
滝野すずらん丘陵公園は4つのゾーンに分類されます。
- 中心ゾーン
- 渓流ゾーン
- 滝野の森ゾーン 西エリア
- 滝野の森ゾーン 東エリア
それぞれ見どころや楽しみ方は異なりますが、初めて滝野すずらん丘陵公園に行く場合やお子さんと一緒に行く場合は中心ゾーンがおすすめです。
滝野すずらん丘陵公園 中心ゾーン
滝野すずらん丘陵公園の中心ゾーンを楽しむ場合は東口駐車場から東口ゲートで入場するのが便利です。
駐車場に車を停め階段を上っていくと東口ゲートとなります。なお階段が上れない人用にスロープもあります。
中心ゾーンに入るのには入場料450円が必要ですが中学生以下は無料です。
入場すると入場ゲート脇に塔があり、展望台となっています。
螺旋階段をぐるぐると上っていかないといけないため少し大変ですが、是非上ってください。すばらしい景色を見ることが出来ます。
駐車場方面の景色
南側の景色
北西側の景色、晴れていれば綺麗な山並みを見ることが出来ます。
滝野すずらん丘陵公園 カントリーガーデン
中心ゾーンで最初に見ておきたいのがカントリーガーデンです。
春から秋にかけていろいろな花が咲き乱れます。
記念写真を撮影する場所をすぎればすぐにカントリーガーデンです。
今回訪れたのは7月だったのでラベンダーが咲き乱れていました。
春だとチューリップ、秋だとコスモスやコキアとなります。
一面に咲いている訳ではありませんが撮影の仕方によっては一面のラベンダー畑のように見えるというのは内緒の話
カントリーガーデンは斜面になっており一番下から見ると上記の写真の通り
冬はここがスキー場になります。
カントリーガーデンを降りたところが中央口になります。
ここでは軽食をいただくことも出来ます。
中央口の前には人工の滝がいくつもあります。
夏でも本州と比べれば比較的涼しい札幌ですが、それでも夏場は暑く水の音や飛沫が涼しさを感じさせてくれる場所です。
1ヶ所は滝の裏側にも行けるようになっています。
水のカーテンの内側はとても涼しくなっていますよ。
ここでゆっくりとお弁当を食べるのもおすすめです。
そして木々の中を抜け
石がくり抜かれ穴が空いた石が沢山あるエリアを抜けて次のエリアへ
滝野すずらん丘陵公園 こどもの谷
お子さんと一緒に来るのなら一番楽しめるのがこどもの谷です。
クッション性のある丘のようなところで遊んだり
うにょうにょとしているバルーン状のコーンの間を抜けて遊んだり
沢山並ぶ滑り台で遊んだり
水遊びをしたりといろいろと楽しめる場所です。
そして中央にそびえ立つのが「あり塚の塔」です。
あり塚の塔の地下部分は迷路のようになっています。
不思議な空間でおにごっこをしたり楽しめる場所です。
もちろん塔の上まで登れるようにもなっています。
塔の最上部、壁の穴や隙間から景色を楽しめます。
塔の上から見えるローンスタジアムと呼ばれる傾斜のある芝生エリアが綺麗に見渡せます。
また塔から降りる時は滑り台がついていて滑り台で簡単に降りてこれますが、薄いズボンだと破けたりするので注意してくださいね。
あり塚の塔の横には上記のような不思議な中に入れる遊具もありました。
ローンスタジアムの手前にあるフワフワエッグと呼ばれる場所、12歳未満までの遊び場です。
にじのすドームと呼ばれる場所
中に入るとネットが張られ、子どもたちが元気よくネットの中をくぐり遊んでいます。
こどもの谷の半分は「森のすみか」と呼ばれる場所です。
森の隠れ家と呼ばれる遊具
リスの散歩道と呼ばれる遊具、
ここでも子どもたちが楽しめるようになっています。
滝野すずらん丘陵公園 ローンスタジアムとすずらんの丘展望台
森のすみかを抜け、ローンスタジアムの横を通り「すずらんの丘展望台」へ
冬になるとここはソリで遊べるようになります。
すずらんの丘展望台、4階まであり階段で上ります。
4階まで階段は少し大変ですが素晴らしい景色が待っています。
では展望台からの風景をご覧ください。クリックすると下記の画像は拡大します。
晴れていれば手稲山や藻岩山、更に遠くの山まで見渡せます。
望遠レンズがあれば先程みたあり塚の塔やにじのすドームもしっかりと見ることが出来ますよ。
展望台を降りても美しい景色が広がっています。
そしてしばらくはいろいろな庭を見ながら東口ゲートへと戻っていきます。
普段は閉鎖されていますが天文台もあります。
途中いろいろな庭があり花や庭園を楽しめるようにもなっています。
すずらんの丘展望台 カントリーハウスで休憩
ここまでお子さんと一緒に遊びながらだと軽く3~4時間は経過しているはずです。
お子さんと一緒でなくても2時間は経過しているでしょう。
9時から10時に来ていてももうお昼の時間です。
東口ゲート近くのカントリーハウスでランチでも食べながら休憩しませんか?
ログハウス調の建物で中は休憩室とレストラン、お土産売り場になっています。
いろいろなメニューが用意されていますが、スイーツも楽しめます。
スイーツはチケットを券売機で購入して休憩室でいただきます。
今回いただいたのは滝野リッチと呼ばれるマンゴーが乗ったスイーツ、とても美味しかったですよ。
食事は上記の写真のレストランでいただきます。
休憩が終わったら2階へ
2階のテラスはハーブ園になっています。
滝野すずらん丘陵公園 渓流ゾーンとアシリベツの滝
中央ゾーンを見終わったら今度は是非、渓流ゾーンへと移動してください。
渓流口駐車場まで車で移動するのが楽ですよ。
渓流ゾーンにはいくつかの滝がありますが、ここで見ておきたいのが日本の滝100選にも選ばれている「アシリベツの滝」です。
アシリベツの滝を見るには駐車場に車を停めた跡、綺麗な川が流れる横を約1.2キロ歩いていきます。
1.2キロと聞くと距離があるように思いますが徒歩15分くらいです。
途中、釣り堀もあります。
ジンギスカンを食べられる「焼肉ガーデン あしりべつ」というレストランもあります。
木漏れ陽を浴びながら上流へ
赤い橋が見えてきたらその先があしりべつの滝です。
正確には写真右の滝がアシリベツの滝で、左側は女滝と言います。
落差20メートルの滝は豪快ですが森林の中で見ると気持ちが安らぎます。
ここでしばらく滝を見ながら森林浴をするのも良いのではないでしょうか?
渓流ゾーンには「ロッジ ゆきざさ」という軽食を食べられる場所もあります。
滝野すずらん丘陵公園へ行こう!
滝野すずらん丘陵公園は札幌という人口200万人近い都市にありながら自然を気軽に楽しめる公園です。
国営公園だけあって設備も手入れされており、安心して子供から大人まで楽しめる公園です。
札幌と言えば北海道庁旧本庁舎や札幌市時計台等の建物も良いですが、やはり北の大地北海道の自然に触れることで札幌をもっと楽しんでもらいたいので、自然が多いこの公園は本当におすすめです。
運が良ければキタキツネやエゾリス等の動物にも出会えるかもしれません。
近隣はヒグマも生息していますがヒグマが公園内に入らないように日々パトロール及び対策もしてくれています。
是非、札幌に来たら滝野すずらん丘陵公園にお立ち寄りください。
以上、滝野すずらん丘陵公園についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。