札幌芸術の森は札幌市南区にある複合文化施設です。と書くと難しく思われるかもしれませんが美術館や彫刻等が並ぶ野外美術館があり、芸術性の高い公園としても楽しめる観光スポットです。
行こうかな?と思って公式サイトを見たけど、結局いくらかかるのか分からないという方にもいくらかかるのか、詳しく説明していきます。
札幌芸術の森の詳細とアクセス方法・費用について
- 住所:〒005-0864 北海道札幌市南区芸術の森2丁目75番地
- 電話番号:011-592-5111(代表)/ 芸術の森美術館 011-591-0090
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:9:45~17:00(6・7・8月は17:30まで)
- 定休日:4/29~11/3は無休 / 冬期は月曜日(祝日の場合は翌火曜日)・年末年始
- 入場料:無料(施設・イベントは有料の場合あり)
- 駐車場:あり(有料・普通車1日500円)
- マップコード:9 071 502*44
- 札幌芸術の森 公式サイト
札幌芸術の森でかかる費用・入場料について
札幌芸術の森の入場料自体は無料です。
札幌芸術の森でかかる費用は観光で行った場合は
- 大人1人なら1200円(駐車場代+野外美術館)
- 大人2人なら1900円(駐車場代1台分+野外美術館2人分)
- 大人2人小学生1人なら1900円(駐車場代1台分+野外美術館2人分・子供無料)
の金額だと考えてもらえればと思います。ただし美術館で行われている展示会等を見るともう少し費用がかかりますが、観光でせっかく札幌に来たのだから有名な場所を見ておこう!というくらいなら上記の料金が一般的です。
バス等の公共交通機関で行く場合は駐車場代500円を差し引いてください。
駐車場代について
ただし札幌芸術の森に行く場合、車で行く人が多いと思いますのでその場合駐車場代が1日500円(普通車の場合)かかります。
自転車や原付き場合は駐車場代は無料ですが、50ccを超えるバイクに関しては普通車の料金(500円)がかかります。大型車は1日1200円です。
なお普通車の場合、駐車場の回数券があり6枚綴り(つまり6回駐車出来る)で1000円と2回分の駐車場代で6回分の回数券を購入出来ます。
- 普通車・バイク:駐車場代1日500円
- 自転車・原付き:駐車場代無料
- 大型車:駐車場代1日1200円
となります。公共交通機関で行けば駐車場代はかかりません(交通費がかかりますが)。
駐車場代以外でかかる費用
札幌芸術の森は複合文化施設で美術館やコンサート、展示会も常時何かしら行われています。
美術館やコンサート、展示会は都度料金が異なるためいくらかかるとは一概には言えません。
ただし札幌芸術の森と言えば「野外美術館」が有名でここは是非みて欲しいところです。
野外美術館の入場料は
- 大人:700円(20名以上の団体は630円)
- シニア(65才以上):560円(20名以上の団体は500円)
- 中学生以下:無料
となっています。
なお野外美術館は冬期は無料となりますが展示品が雪で埋もれていることもあります。
札幌芸術の森美術館等の入場料
札幌芸術の森には「札幌芸術の森美術館」や「工芸館」「アートホール」「野外ステージ」等の施設があり、そこで美術展やコンサート等が行われています。
無料の展示会・コンサートのこともありますが有料の展示会・コンサートの時もあるため一概にいくらかかるとは言えない状況です。
ただし「札幌芸術の森美術館」で行われる展示会は500~2000円くらいの幅が一般的ですし「工芸館」等の展示会は無料から1000円くらいの幅となっています。
例えば2018年7月28日から約2ヶ月間にわたって行われた著名な画家であるブリューゲルの展示会である「ブリューゲル展」は
- 大人:1500円(前売1300円)
- 高校・大学生:800円(前売600円)
- 小・中学生:600円(前売400円)
- 小学生未満:無料
となっていました。一般的に著名な画家でも大人当日1200円~1800円くらいが今の日本の美術館の相場にはなっています。もちろん見なければお金はかかりません。
また工芸館で行われる展示会は無料なことが多くなっています。
「アートホール」「野外ステージ」で行われるコンサートは無料から3000円くらいですが、コンサートって一般的に興味のあるアーティストなら事前に情報を得て行くと思うので観光で立ち寄った時はあまり関係ないことですよね。
札幌芸術の森での食事代
事前にお弁当等の食べ物や飲み物を用意していけば当然かかりません。
札幌芸術の森は札幌市の都市公園として整備されているので区分としては公園であり、池の近くやフリースペース等でお弁当を食べることが出来ますし、実際に食べている人もよく見かけます。
園内に飲食店は2カ所あり、1つはビュッフェでもう1つがカフェです。
ビュッフェの料金(税込)は下記の通りです。
- 大人(中学生以上):1870円
- シルバー(65才以上):1650円
- 小学生以上:990円
- 4才以上小学生未満:550円
カフェはワッフル専門店でセットメニュー(ワッフルと飲み物)で1100円くらいです。
札幌芸術の森で他にかかる費用
札幌芸術の森では陶芸体験(ロクロ体験)や七宝焼体験等の芸術に関係した体験を主に土日に有料で行っています。
概ね2000~3000円くらいの費用で空きがあれば当日に申し込んでも出来るものもあります。
札幌芸術の森へのアクセス方法・行き方
札幌芸術の森へは車が便利です。
札幌の中心部からだと概ね30~40分くらい(紅葉シーズンや積雪期は1時間以上かかることも)です。
カーナビはマップコードか電話番号、住所、施設名でヒットするのでそれらで検索して下さい。
なお駐車場は全部で4カ所(P1からP4)あり、最初にP1に駐車して札幌芸術の森美術館付近の散策をして、再び車に乗りP2に移動して野外美術館を見るのが楽に見られます。
公共交通機関の場合は地下鉄南北線「真駒内駅」から中央バス2番乗り場から「空沼線・滝野線」のバスに乗り「芸術の森入口」もしくは「芸術の森センター」で下車です。
「芸術の森入口」バス停は札幌芸術の森の入口にあります。
「芸術の森センター」は札幌芸術の森の中心ですぐ近くに「野外美術館」があります。
どちらで降りるのが良いかと言えば先に「野外美術館」を見た方が良いでしょう。理由は園内はとても広く、移動だけでも距離があります。野外美術館から札幌芸術の森美術館付近のくつろげるエリアまでは下り坂(下り階段もあり)になっているので上りよりは楽に移動出来ます。
公共交通機関の料金はさっぽろ駅から地下鉄に乗った場合
- 地下鉄・さっぽろ駅~真駒内駅:大人290円/子供150円
- バス・真駒内駅~芸術の森センター及び入口:大人300円/子供150円
となっています。ともにほとんど交通系電子マネーで乗車出来ます。
札幌芸術の森へ行く時の注意点
札幌芸術の森美術館等の屋内施設に行くだけなら問題ありませんが、野外美術館にも行く場合、夏場であれば自然が豊かなため虫も多くいますし、ハチもいます。
黒い服装はハチが近づいてきやすいので黒目の服装はやめておきましょう。
また野外美術館は山道のようなところも通ります。ハイヒール等のかかとの高い靴だと足を痛めることもあるのでスニーカー等、歩きやすい靴で行くことをおすすめします。
日焼けが気になる方は日焼け止め等も合せて使うのがおすすめです。
札幌芸術の森 入口から美術館付近の見どころ
札幌芸術の森の入口から入り最初の見どころは池付近に集中している「札幌芸術の森美術館」「クラフト工房」「工芸館」「有島武郎邸」です。
札幌芸術の森の池
P1の駐車場に車を停めるか公共交通機関で入口から入ってきた時に最初に目につくのが池です。
池の中にある白いものはオブジェでこれも芸術作品です。
固定されていないようで池の中を漂っています。
池の周りは休憩にも良い場所でベンチもあり、お弁当を持ってきた場合ここで食べるのもおすすめです。
札幌芸術の森 工芸館
池のすぐ近くにある建物が工芸館です。
ここの1階では展示会が頻繁に行われており、無料で見られる場合もあります。
今回訪れた時は北海道をベースに活動している複数のアーティストの作品の展示会が行われていました。
展示会の内容は1~3ヶ月で変更されていきます。何が行われているかは公式サイトで確認してください。
札幌芸術の森 クラフト工房
工芸館から出てきたら橋を渡り進んでいくと「クラフト工房」にすぐに到着します。
中に入って右側に行くと休憩スペースがあります。
ここで休憩したりお弁当を食べることも出来ます。
入口から入って左側に進むと工房が並んでいます。
土日であれば体験教室も行われている場合があります。クラフト工房入口に受付があるので確認してくださいね。
札幌芸術の森美術館
クラフト工房のテラスに出て外を見ると池と建物が見えます。上記の写真の建物です。
これが札幌芸術の森美術館です。
展示会が行われておりほぼ有料ですが、展示会は見なくても中に入ってミュージアムショップは見てみましょう!
ミュージアムショップでお土産を見てみるのも良いですよ。
館内に入って左側すぐには展示会の当日券を販売しておりその横、上記の写真の場所の突き当りが美術館の有料ゾーンとなっています。
カフェ「ラ・フォリア」
美術館の入口手前を左に向かうとカフェ「ラ・フォリア」があります。
ワッフルがメインのカフェでとても美味しいワッフルをいただけます。
紅茶を飲みながら外の景色を見ながらゆっくりするのもおすすめです。
カフェ内は禁煙なのでタバコが嫌いな人も安心してくつろげます。
札幌芸術の森美術館前の広場
公式サイトの園内マップには記載がありませんが、札幌芸術の森美術館の前からクラフト工房の前にかけて広場・芝生エリアがあります。
アート作品も置かれており、子供たちが遊んだり休憩するのにも良い場所です。
先に紹介している池の周りと合わせて公園らしいスペースとなっています。
有島武郎邸
先に紹介した池の奥に著名な小説家である有島武郎氏が住んでいた住居が移設されて展示されています。
大正2年に建てられたという建物で、館内は無料で見学出来ます。
小さなカフェコーナーもあるので少し休憩するのにも良い場所です。
さっぽろ・ふるさと文化百選にも選定されています。
札幌芸術の森 野外美術館
車で行く場合はP1駐車場からP2駐車場に移動をしましょう。
P2駐車場から上記写真のアートホールの前を通り、札幌芸術の森 野外美術館へと移動します。
札幌芸術の森 野外美術館の手前にある石造りの橋がとても豪華な雰囲気を醸し出しています。
札幌芸術の森 野外美術館の手前にある建物が「札幌芸術の森センター」でこの建物の横にバスが停まります。
この建物の2階にビュッフェがあります。
札幌芸術の森 野外美術館の入口にチケット売り場があるのでここでチケットを購入して中に入ります。
入口で案内用のパンフレットもいただけます。札幌芸術の森 野外美術館はとても広く展示品が点在しているのでパンフレットを見ながらその順番で見るのがおすすめです。
自由に見ていると片隅にある展示品は見逃すことがあります。
展示品にはナンバーが割り振られていて74番まであります。すべて見て写真も撮りながらゆっくりと回ると2時間以上かかります。
入口を入ると石の階段がありますが順路を見ると右に向かうようになっています。
雰囲気の良い石の階段を上り園内へ。
いろいろな芸術作品がありますが、芸術作品の近くの下に作品名が書かれたプレートが置かれています。
上記の作品のプレートが下記の写真となります。
プレートの右上にはナンバーがついているので、このナンバーを見ながら順路がただしいか確認しながら進むのが効率よく見られます。
ここからはしばらく園内の様子を写真で見てください。パソコンの場合、画像クリックで拡大します。
説明を読まないと何を表しているのか分からない作品も多数ありますが、見て面白い、カッコウいい!と思う程度で楽しめれば良いと思います。
なお上記で紹介した作品でも半数にもなっていません。
札幌芸術の森 野外美術館人気No.1の作品
札幌芸術の森が紹介される時、かなりの頻度で掲載されている作品がこちらです。
「椅子になって休もう」福田繁雄氏による1990年の作品です。
見ているだけでも面白い作品ですが、この作品の一番前に座って記念写真を撮る人の多いこと、多いこと。
私も撮りました(笑)
札幌芸術の森 野外美術館でおすすめの撮影スポットです。
佐藤忠良記念子どもアトリエ
札幌芸術の森 野外美術館の中で1カ所だけ屋内施設があります。それが佐藤忠良記念子どもアトリエです。
佐藤忠良氏は札幌にゆかりの深い彫刻家です。
子ども向けのワークショップも頻繁に行われています。
札幌芸術の森 野外美術館を見ていて疲れた時に休むのにもおすすめです。
札幌芸術の森 野外ステージ
あまり頻繁には使われていませんし、何も行われていないのであれば見に行くことも無いと思いますが、札幌芸術の森の奥には野外ステージがあります。
レンガブロック屋根付部分だと500名まで、芝生エリアを含めると最大5000人まで収容出来る野外ステージです。
無料で興行目的で無い場合だと1日46000円で借りられます。
天気の良い日なら野外フェスにも良い場所です。
札幌芸術の森に行こう!
入場料は無料で入れる札幌芸術の森、公園としてでも楽しめる場所です。
是非、札幌に来られた時は立ち寄ってくださいね。
札幌の中心部から支笏湖に行く場合にも立ち寄れます。支笏湖まではドライブにも最適です。
札幌から出発して午前中から午後1時くらいまで札幌芸術の森で過ごして、その後に支笏湖に行って温泉宿に泊まるというコースもおすすめです。
以上、札幌芸術の森についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。