エドウィン・ダン記念館は明治時代に日本に来たエドウィン・ダンの功績を記念し、その歴史を紹介する目的で作られた施設です。
建物は国の登録有形文化財にもなっており、1887年(明治20年)に建てられた旧北海道庁真駒内種畜場事務所が移築して使われています。
公園も併設されており、綺麗な建物をみながら過ごすのに良い場所となっています。
エドウィン・ダン記念館へのアクセス方法と詳細
- 住所:〒005-0015 北海道札幌市南区真駒内泉町1丁目6
- 電話番号:011-581-5064
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 開館時間:9:30~16:30
- 休館日:4月~10月:毎週水曜日 / 11月~3月:月火水木(金・土・日のみ開館)
- 入場料:無料
- 駐車場:無し
- マップコード:9 252 351*15
- 関連サイト:エドウィン・ダン記念館(札幌市南区)
エドウィン・ダン記念館へのアクセス方法・行き方
エドウィン・ダン記念館の最寄り駅は地下鉄南北線「真駒内駅」です。
真駒内駅から徒歩約10分・距離にして700メートルほどです。
なお地下鉄と書いていますが真駒内駅は地上・高架線にあります。
真駒内駅は改札口が2箇所ありますが、中央改札から出た正面から出てください。
真駒内駅を出て正面にある道をまずは進んでいきます。
エドウィン・ダン記念館は上記写真の方向的には左側にあるので左側の歩道を歩いていくのが良いでしょう。
途中交番もあります。交番を超えると道案内が出てきます。
その時の正面の景色が上記のようになっています。季節により木々に葉がついていて様子が違うかもしれませんが交差点名が「真駒内幸町1」となっています。
ここを左折します。
左折して進んでいくと左手に札幌市南区役所があります。
そして正面には郵便局があります。
札幌南郵便局でその前がT字路になっているところで右側を見てください。
左前方に白い建物が見えます。これがエドウィン・ダン記念館です。
ここまで真駒内駅から歩いて約10分です。
エドウィン・ダン記念館の歴史と外観
エドウィン・ダン記念館は文化庁のデータベースによると1887年(明治20年)に建てられ1964年(昭和39年)に現在の場所に移築されたことになっています。
ただしエドウィン・ダン記念館の説明板には明治9年(1876年)とも記されており、建物が建った年はいくつかの説があるようです。
しかし130年以上前の建物であり、当時の歴史を表す価値ある建物として国の登録有形文化財にも登録されています。
登録番号は第01-0027号となっています。
経済産業省の近代化産業遺産にも登録されています。
他にもさっぽろ・ふるさと文化百選 にも選定されており文化的価値の高い建物となっています。
白い外壁の木造で屋根は鉄板葺という構造になっています。
横から見ると煙突がよくわかります。
奥にはデッキ部分もありました。
このデッキ部分から中を見ることも出来ますが館内にも入れます。
正面から見て右側
エドウィン・ダンについて
北海道を舞台にした漫画「ゴールデンカムイ」ではあきらかにエドウィン・ダンがモデルとなったキャラクターが出てきており悪いイメージがありますが、北海道の畜産業における発展の貢献は目を見張るものがあります。
ただしアイヌの目から見たエドウィン・ダンは違ったのかもしれません。
アイヌにとってエゾオオカミは「ホロケウカムイ」等、神として崇められてきましたが、畜産業をメインにするエドウィン・ダンにおいては害獣でしかなく、エドウィン・ダンの提案により毒を混ぜた餌による駆除が行われ、エゾオオカミ絶滅の一因を作ったとも言われています。
でもエドウィン・ダン自身は日本で日本人女性と結婚し日本で生涯を終えています。
一時アメリカに帰国していましたが後に外交官として再来日しています。日清戦争が勃発した際には和平交渉実現のために奔走したとも言われています。
エドウィン・ダン記念館の中
エドウィン・ダン記念館の中は見学することが出来ます(休館日は先述通り)。
中に入って靴を脱ぎ、スリッパに履き替えます。
廊下は物凄く磨き上げられていて非常に綺麗でした。
入って左側が事務所で右側が主な見学施設の展示室となっています。
右側の資料館的な部分に入ると3ブロックに分かれていました。
振り返ると下記の写真の通りです。
エドウィン・ダンに関する写真や資料が壁にかけられ、窓際やガラスケースの中に関係するものが並べられていました。
エドウィン・ダンが使ったと言われる食器やカラトリーまで展示されていました。
絵画とともにエドウィン・ダンの逸話もいくつか紹介されています。
一番奥の部屋にはエドウィン・ダンが設計した牧場の模型が展示されていました。
エドウィン・ダンのブロンズ像
真駒内牧牛場の時鐘というものも展示されていました。
入口を入って廊下部分にもエドウィン・ダンのことがいくつか説明されています。
上記のようなエドウィン・ダンに関する逸話等がいくつか紹介されているのが面白いところです。
事務室も見学させてもらえます。
時間がある時はお話もいろいろ聞かせてもらえます。
エドウィン・ダン記念館のミニチュアも展示されていました。
エドウィン・ダン記念公園
エドウィン・ダン記念館の裏側にエドウィン・ダン記念公園があります。
それほど大きくは無い公園ですが、中央に池があり遊具も設置されている公園です。
いった時期が4月中旬であったため木には葉がなく寂しい状態でしたが6月に通った時は木々に葉がついて緑が綺麗な公園になっていました。
公園中央は意外と広くバトミントン等で遊ぶこともできそうです。
上記のような遊具もありました。
ちょうど池の清掃中で水がほとんど抜かれていました。
公園の中にはエドウィン・ダンの銅像も置かれています。
子羊を方に載せ歩く姿を描いた銅像の写真は見たこともある人も多いのではないでしょうか?
すぐ近くにはエドウィン・ダン顕彰碑も置かれていました。
平日はとても静かな公園で落ち着けるスポットとなっています。
エドウィン・ダン記念館に行こう!
北海道の畜産業の歴史を知る上でエドウィン・ダン記念館は非常に重要な場所です。
北海道の歴史をよく知りたいという方ならきっと良い観光スポットになるでしょう。
また国の登録有形文化財好きな方にも良い場所です。
また「ゴールデンカムイ」の聖地巡礼先としても最近では来ている方がいるそうです。
派手な観光スポットではありませんが、是非エドウィン・ダン記念館に来てください。
以上、エドウィン・ダン記念館についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。