札幌に来たことがある本州や九州の方で札幌での接客が非常に悪くてがっかりした人もいるのではないでしょうか?
実際、札幌(北海道全体でも)は接客態度が悪いお店が多いです。
百貨店・デパートでも信じられない接客を受けることも珍しくありません。
でもそれはある意味、目の前のことに集中しすぎているからかもしれません。
札幌の接客態度は改善はしてきているようですが
筆者は元々小売業の人間で長い間接客をしていました。また転勤族であったためいろいろな地域で働いており、仕事柄競争店への調査も頻繁に行っていました。
そして札幌に住んで驚いたのは接客の悪さでした。
札幌に住んでいる人に聞いたところ、以前よりはかなり改善している・マシになってきているそうですが、本州に長く住んでいた人間からすると驚くことが多々あります。
お客さんの前を横切るのは当たり前
札幌には百貨店・デパートが4つあります。
大丸・三越・東急・丸井今井
です。
百貨店・デパートと言えば接客が丁寧なことが基本ですし、そう思っている人も多いでしょう。
基本的に定価販売を行う百貨店・デパートは安売りをするスーパーやディスカウントショップに比べて接客で差をつけるのは当然です。
だから当然接客に期待します。
でもこの4店舗ともスーパーやディスカウントショップに比べればまだ少しはマシですが、接客のレベルは本州に比べると低いと言わざるを得ません。
それは何かというとお客さんの目の前を普通に横切ることです。
店内を見ていると、目の前を普通に横切ってこちらが止まらないとぶつかることなんて頻繁にあります。
なので札幌に来た時には、店員がぶつかってきそうになるのはよくあることなので、こちらが注意するようにしましょう。
1人のお客さんしか見ていない
お客さんの前を横切るにも関係しますが、誰か他の人を接客していると周りが全く見えなくなるというか、周りを気にしない店員が多いのも札幌の特徴です。
狭い場所で接客して、通れないような状況でもそのまま接客を続けます。
こちらが遠回りして移動しないといけない状況がよくあります。
電車でも自動改札の前で電子マネー等の異常で通れない人がいて駅員の人を呼ぶ人がいますが、駅員と通れない人がその場で話し込んで後ろにいる人が通れない状態になる場面もよく見かけます。
都内であればこちらに来てくださいと言ってとりあえず後ろの人が通れるようにしますが、そういう気遣いは札幌の駅員(地下鉄もJRも)にはありません。
これは都内ほど混雑しないということも理由にあるのかもしれませんがびっくりするかもしれません。
でもこれはある意味、生真面目さに起因しているかもしれません。
というのも、1人のお客さんに集中しすぎてしまっているからとも言えます。
1人1人にしっかりと接客をしようとして、周りが見えなくなっているために他のお客さんが視界から消えているようにも思います。
1対1の接客はとても素晴らしい人が多くなっています。
札幌の接客はまた悪化してきている
以前よりはマシになったと言われている札幌の接客ですが、ここ数年でまた悪化しているのでは?という人もいます。
その理由は外国人観光客です。
札幌は特に中国人に人気で多くの中国人観光客が毎日何百人とやってきます。
タバコの投げ捨ては当たり前、集団で行動してどこでも大声で話すという光景は札幌では日常的に見られます。
そのため、そういう人に対してストレスが溜まっている接客業の人が非常に多くなってきているのでは?と言う人もいました。
英語で注意する警備員
札幌の観光名所、例えば北海道庁旧本庁舎や北海道神宮などでは英語もしくは中国語で最初からきつく大声で注意をする警備員がいます。
日本語で言っても意味が通じないだろうと最初から外国人と決めつけて英語で注意している訳です(もっとも9割以上は注意されているのは外国人ですが)。
北海道神宮の人は殺気立っている
北海道神宮は札幌において有名な観光名所ですが、北海道神宮で働いている人を見ているといつも殺気立っているように見えます。
神社で働くということは神職な人が多い訳ですがとても神職には見えないというのが正直なところです。
神社で働いている人は一般的なお店の従業員とは異なりますが、話し方はどちらかと言えば丁寧で穏やかな口調な人が多いイメージかと思いますが、北海道神宮はかなりイラっとする上から目線の命令形で話す人が多く、がっかりすることが多いのが残念なところです。
北海道神宮に行くと昔ながらの札幌の接客がどういうものかよく分かると思いますよ。
札幌の接客態度が悪い理由=お礼を言う文化が無いから?
なぜ札幌の接客態度は悪いのかその理由は生活をしていて何となく分かってきます。
お礼を言う文化が無いから
離婚率は西高東低もしくは南高北低で、北日本や日本海側など雪が多い地域は離婚率が低く、温暖な地域ほど離婚率が高いということがデータで出ています。
それなら北海道も低いはず・・・でも北海道は都道府県で見ると離婚率が第2という高さです。
北海道と言えば当然雪国であり離婚率も低いはず・・・と思うのですがかなりの離婚率の高さです。
なぜこんなに離婚率が高いのでしょうか?
筆者は札幌に来てから雪の日に歩いていて雪が積りすぎて1人しか歩けない道で人が前から歩いてきた時に避けたり自分の足が膝まで埋まっても避けたりしていてもほとんどお礼や会釈をされたことがありませんでした。
何でこんなにお礼を言わない・会釈をしない人が多いんだろう?と不思議に思っていたので、札幌の人に聞いたところ「そんなの避けてもらうのなんて当たり前で、何でお礼なんて言わないといけないの?」と言われてびっくりしました。
更に「避けない人の方が多いしぶつかるのなんて当たり前だよ」とも。
この話を聞いてきちんと相手にお礼を言うということや感情を伝えるということがそもそも無いのでは?と思い、それならきっと離婚率も高いだろうと調べたところ、予想通り全国2位の離婚率の高さで納得した次第です。
道内で完結してきたから
札幌でWeb関係・広告関係の仕事をしている人たちと飲む機会がありました。
そこで聞いた話だと元々札幌というか北海道は北海道内で完結してくることが多いから北海道以外のことは興味が無い、北海道から出て全国に規模を広げていこうとする企業は少ないという話を聞いてきました。
つまり身近なところで仕事が終わることが多く常連や知り合いばかりの間で完結していることが多かったそうです。
そうなると必然的に甘い関係になり接客そのものがいい加減になるのも当たり前ですから、当然対外的な接客なんて期待出来なくなります。
これも札幌の接客が悪くなる理由の1つになっているように思います。
札幌も田舎だから
札幌は人口200万人近い大都市です。東京を除き市単位で見れば人口全国4位にもなっています。
しかし札幌は大きな田舎だという人もいます。
喫煙率の高さを見れば確かに北海道・札幌はまだまだ田舎であるとしか言えない場所です。
田舎であれば当然接客も悪くなります。
まだまだ意識が低い土地であるため、接客が悪いという人もいます。
それでも札幌観光は楽しい
と札幌の悪口のように思われるかもしれませんが、札幌市民になり札幌には悪いことに目を背けずこれから改善していって欲しいという願望で書いています。
でも書いてきた通り、接客は悪いものの生真面目とうのは伝わることが多いです。
人と人との距離を適度に取るようにしているところもあるので、煩わしさが少ないのも事実です。
また札幌にはそれを越える素晴らしい観光スポットもありますし、数日のみの滞在だと気づかないかもしれません。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。