札幌村郷土記念館は、札幌村だった頃の東区の歴史を語り継いでいくことを目的に作られた博物館です。
また日本での本格的な玉葱栽培の歴史についても触れることが出来るようになっています。
この記事では札幌村郷土記念館について写真を多めに説明しています。
札幌村郷土記念館の詳細とアクセス方法
- 住所:〒065-0013 札幌市東区北13条東16丁目
- 電話番号:011-782-2294
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 開館時間:10:00~16:00(最終入館15:30まで)
- 定休日:月曜日及び祝日の翌日
- 入場料:無料
- 駐車場:なし(応相談)
- マップコード:9 585 349*67
- 公式サイト札幌村郷土記念館
札幌村郷土記念館へのアクセス方法・行き方
札幌村郷土記念館へは地下鉄が便利です。
地下鉄東豊線「環状通東駅」4番出口から徒歩3~4分・距離にして220メートルほどの距離です。
4番出口を出て左折します。
1分ほど進むとトヨペットが左折出来る道があるので左折します。後は道なりに進めば突き当りが札幌村郷土記念館です。
上記が札幌村郷土記念館を正面から見たところです。
外側に札幌村郷土記念館の説明が書かれています。
また札幌村郷土記念館の開館時間等も表示されていました。
わが国の玉葱栽培この地にはじまる:玉葱栽培発祥の地 碑
敷地内に入って左側を見ると大きな記念碑があります。
わが国の玉葱栽培この地にはじまる:玉葱栽培発祥の地 碑と呼ばれる記念碑です。
玉葱が日本にやってきたのは江戸時代に南蛮船によって長崎に伝えられますが、観賞用にとどまっていました。
実際に栽培が始まるのは明治に入ってから。
アメリカから導入して札幌村で玉葱の栽培が始まったそうです。
詳しくは石碑に書かれています。
今では食生活に欠かせない玉葱が実はそんなに歴史が古くないって意外ですね。
札幌村郷土記念館 大友亀太郎像と役宅跡
敷地に入り右側を見ると札幌開拓の祖と言われる大友亀太郎像がおかれています。その横には大友亀太郎役宅跡の記念碑も。
大友亀太郎は創成川の元となる大友堀を作った人であり、札幌村そして後の札幌市の開拓に貢献した人物として札幌市東区では特に偉大な人物とされています。
ここ札幌村郷土記念館の職員の方は熱狂的なファンのように感じました。
きっと歴史を知るとそうなるのでしょうね。
そして札幌村郷土記念館の建物の横にはタマネギ栽培で使った農機具が展示されていました。
札幌村郷土記念館の館内の様子
館内に入ったらまずは記帳です。そして靴を脱いでスリッパに履き替えて中へ。
入口のところには札幌村の道路元標が置かれていました。
札幌村道路元標の説明もきちんとされています。
中に入ってロビー部分には札幌に関する書籍や関連する記事等をスクラップしたスクラップ帳が多く置かれています。
そして展示室の中へ
所狭しといろいろなものが展示されています。
馬のリアルな人形も置かれていました。
基本的には札幌村の歴史を伝える博物館のため、明治から昭和初期にかけて生活で使っていたものや農業や開拓で使っていたものが展示されています。
アイヌに関する資料はほぼありません。
農機具関係が多く、特に玉葱栽培で使ったものが多くなっていました。
展示場は2階にもありますので2階へ
階段の途中に「札幌村の家並地図 大正15年」と書かれた地図がありました。
今の地図になれた人だとかなり見辛い地図です。名前が縦横上下に書かれているので。
2階に上がるとまずは火鉢や昔のストーブが展示されていました。
昔は火力も弱いこういった暖房器具で暖まっていたと思うと凄いですよね。今よりも寒かったのですから。
1階が農機具中心に対して2階は生活道具が主に展示されています。
昔のトランクや古銭もありました。
札幌村役場庁舎のミニチュアが展示されています。
現存していたら国の登録有形文化財になっていたかもしれませんね。
2階中央は歴史年表があり札幌村・札幌市東区の歴史が分かるようになっています。
2階は3列になっていて1番奥の列も札幌村の歴史に関して説明されています。
面白いのが歴代札幌村の村長の写真(一部は絵画かも)が展示されていることです。
札幌村郷土記念館には行くべき?
札幌観光において札幌村郷土記念館に行くべきか?と悩んだのであれば、札幌村や玉葱のことを知りたいということであれば行くべきだと思います。
しかし、北海道・札幌の歴史ではなくあくまでも現在の札幌市の一部の歴史についての資料館なので、アイヌ等の文化を知ることは出来ません。
でも近くには札幌最古と言われる「妙見山 本龍寺」もあり合わせていけば面白いかもしれませんよ。非常に近くにあります。
以上、札幌村郷土記念館についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。