北海道鉄道技術館は、札幌市東区のJR北海道 苗穂工場の中にある鉄道に関する資料館です。
蒸気機関車の実物の展示や昔走っていた列車やそれらに関する資料等が豊富に展示されており鉄道ファンなら是非行きたい観光スポットとなっています。
またJR北海道 苗穂工場は北海道遺産にも選定されている重厚な建物が点在している場所にもなっています。
北海道鉄道技術館の詳細・開館期間・アクセス方法
- 住所:〒065-0005 北海道札幌市東区北5条東13丁目(JR北海道苗穂工場内)
- 電話番号:011-721-6624
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 開館時間:13:30~16:00
- 開館日:毎月第2・第4土曜日の月2回のみ
- 入場料:無料
- 駐車場:あり(無料)
- マップコード:9 555 374*80 (駐車場入口に設定)
- 公式サイト:北海道鉄道技術館
北海道鉄道技術館はJR北海道 苗穂工場及び日本貨物鉄道苗穂車両所等の電車車両が通る場所にあり安全面の担保のため月2回のみの開館となっています。
また電車運行に関する都合・諸事情により臨時休館することもあります。
北海道鉄道技術館へのアクセス方法・行き方
北海道鉄道技術館へは車でも電車でもともにアクセスしやすい場所にあります。
公共交通機関の場合、JR苗穂駅から徒歩6、7分くらい、距離にして約500メートルです。
以前は電車で行くと大きく迂回しないといけませんでしたが、駅の位置が変更になったことで電車でも非常にアクセスしやすくなりました。
車の場合は駐車場があります。
北海道鉄道技術館の公式サイトには
駐車場と技術館は隣接していなく、移動距離があります。
と記載されていますが、気にしなくて大丈夫です。
北海道鉄道技術館の入り口から北海道鉄道技術館まで歩く距離と、駐車場から北海道鉄道技術館まで歩く距離は変わりませんから。
上記写真はJR北海道 苗穂工場(北海道鉄道技術館)の入口から撮影したものですが、写真中央よりやや右側に人が写っていますが、人が写っているところより右に20~30メートルほど進んだところが駐車場です。
JR苗穂工場は北海道遺産
北海道鉄道技術館を見る前にJR苗穂工場周辺及び、JR苗穂工場内の敷地に入った後でも北海道鉄道技術館を見る前に通行可能な部分だけでも是非、JR苗穂工場を見てみましょう。
JR苗穂工場は北海道遺産にも選定されている建物です。
上記はJR苗穂運転所と呼ばれる車両基地です。ここに電車が入って整備を受けたりします。
苗穂アンダーパスと言われる道(地下道)を出た辺りにあり、鉄柵の上や隙間から覗き見ることが出来ます。
ライジングというパチンコ屋がJR苗穂工場と隣接しており、パチンコ屋の駐車場にある公園からやその近くの公道からもJR苗穂工場を見ることが出来ます。
北海道鉄道技術館は13時30分からの開館となるため少し早めにいって周りを散策する時間を作って建物を見るのもおすすめです。
北海道鉄道技術館の外観と館外展示の車両
ではJR苗穂工場内の「北海道鉄道技術館」に行ってみましょう。
入口のところに受付があり、北海道鉄道技術館を見るためにはここで記帳を行います。
受付の奥にはレンガ造りの工場があります。
記帳を終えたら上記写真の中央やや右側に写っている人のところの方へ向かってみましょう。
蒸気機関車の実物が展示されています。
D51、通称デゴイチ として有名な蒸気機関車です。
D51を堪能した後は北海道鉄道技術館へ向かいます。
上記写真の建物と列車が見えてきます。
大雪と書かれています。
大雪自体は今も道東の重要な交通手段としての列車ですが、ここに展示されているのは以前使われていた昔の車両です。
雪に負けないごつい車体が特徴的です。
工場内を通って、北海道鉄道技術館に向かいます。
大雪から少し進むとレンガ造りの巨大な工場が見えてきます。
線路が工場内まで続いており、この中に電車がまるごと入れるほどの巨大なレンガ造りの建物は圧巻です。
鉄道ファンだけでなく、古い建物が好きな人も楽しめます。
そして北海道鉄道技術館に到着です。
北海道鉄道技術館の建物はJR苗穂工場の中でも最も古い建物とのことです。
1910年(明治43年)に作られたということで100年以上経過しているレンガ造りの建物です。
この北海道鉄道技術館の建物は、出来た当時は用品倉庫として使用されていたと説明されています。
北海道鉄道技術館の建物と隣にはJR北海道が開発した試験車両 DV901号が展示されています。
これはマイクロバスをベースに線路と道路、両方を自在に走ることが出来るように開発されたものです。
線路と道路、両方走らなくても良いだろ・・と思うかもしれませんが広大だけどあまり人のいない北海道では線路維持にかかる費用を考えるとこういう車両も必要になるようです。
開発段階のため普段乗ることは出来ませんが実用化されたら是非乗ってみたいものです。
DMVとはデュアル・モード・ビークルの略で2つのモードで走る車を意味します。
DMVの奥には蒸気機関車が展示されています。
C62 3号機と呼ばれる蒸気機関車で触れますし中に入ることも出来ます。
他にも北海道鉄道技術館の館外では展示品や一般車両を見ることが出来ます。
そしていよいよ、北海道鉄道技術館の中へ。
中は外から見た時よりも広く感じます。
アルファ・コンチネンタルエクスプレスという名称の苗穂工場製リゾート列車第1段とのことです。
80系特急気動車と呼ばれる電車です。
館内にはいろいろな展示品や写真があり鉄道ファンなら非常に楽しめるようになっていると思いますが、古い建物好きな人も楽しめます。
建物内の半分は吹き抜けで半分は2階が作られており展示室となっています。
2階の展示室は身長が高い人だと頭をぶつけそうになる箇所がいくつかあります。
特に展示室から展示室への移動の時は上記写真のような1.5メートルくらいの高さしか無いところを通るのでしゃがむ必要性があります。
建物好きな人だと天井部分の梁とか見て楽しめます。
HOゲージジオラマ模型もあります。
西武のビルがまだある札幌駅が再現されていました。
ジオラマ上を走るHOゲージに取り付けられたカメラを見ながら運転を体験出来る施設もあります。
ここは子供たちに大人気で列をなしていました。
北海道鉄道技術館へ行こう!
北海道鉄道技術館は鉄道ファンだけではなく古い建物が好きな人も楽しめる場所です。
更に鉄道が好きなお子さんも非常に楽しめる場所となっています。小さい子は電車が好きな場合も多いので家族で楽しめる場所と言えます。
外の展示は雨だと楽しめないかもしれませんが中の展示は雨でも楽しめるスポットとなっていますよ。
月に2回しか無い開館日ですが、都合があえば是非、北海道鉄道技術館に訪れてくださいね。
以上、北海道鉄道技術館についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。