日の丸農場とは、明治時代に札幌村(現在の札幌市東区とほぼ同じ)3大農場と1つに数えられた農場です。
宅地化が進み農場は無くなりましたが、農場の一部分であった日の丸公園内に「日の丸農場記念之碑」があり「日の丸農場跡」として「さっぽろ・ふるさと文化百選」に選定されています。
日の丸農場跡の詳細とアクセス方法
- 住所:〒007-0841 北海道札幌市東区北41条東10丁目1
- 電話番号:なし
- 営業時間:24時間(公園内にあるため24時間入れます)
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:なし
- マップコード:9 703 050*38
日の丸農場跡へのアクセス方法・行き方
日の丸農場跡は日の丸公園内にあります。
駐車場が無く、近隣にも有料駐車場が少ないため公共交通機関で行くことをおすすめします。
道の反対側には烈々布神社が鎮座しています。
烈々布神社と一緒に行くのがおすすめです。
日の丸農場跡(日の丸公園)の様子
地下鉄栄町から丘珠空港通を西に歩いてくると歩道橋がありその下に上記の写真の通り「日の丸公園」と刻まれた日の出公園の入口があります。
公園の中を見てみると石碑らしきものが見えています。
公園の中で少しだけ小高くなっている場所に「日の丸農場記念之碑」と書かれた記念碑が置かれています。
記念碑の前には「さっぽろ・ふるさと文化百選」のプレートが設置されています。
このあたりは、旧札幌村の三大農場の一つ「日の丸農場」があったところである。明治41年(1908年)北海英語学校(現北海高校)の学長 浅羽靖から農場を購入した日の丸商店主 松本菊次郎は自ら農業経営に取り組み、化学肥料を取り入れたり機械力を導入したりして成果をあげた。歴代の農場主が、開拓以前をしのばせる貴重な樹林として保存に努めたハルニレやヤチダモの大木が、「ひのまる公園」に残っている。
と書かれています。
北海英語学校(現北海高校)のところは「現 北海学園」の方が正しい表現に思います。
また実際には日の丸農場の小作料は高く小作争議が絶えなかったらしく、問題もあった農場だったそうです。
上記の説明に加えると、1949年用水路を共同管理するために「日の丸水田組合」が結成され、日の丸水田組合が1972年に「日の丸農場記念之碑」を建てています。
記念碑を建てた時、既にこの辺りは宅地化され水田は消え用水路は埋め立てられてり水田組合としての役目を終えた水田組合が最後に「日の丸農場記念之碑」を建てたそうです。
ただ日の丸農場跡といっても石碑があるくらいで他は樹々が多い普通の公園となっています。
日の丸公園について
日の丸公園は住宅街にある公園です。
園内にはヤチダモ、ハルニレ、ミズナラ等の草木が25種類以上1400本もの樹木が公園内に保存されてます。
公園内には遊具の他にテニスコートや少し小さめの野球場もあります。
午前中からお昼ぐらいだと近隣のママさんたちが子供連れてやってきて賑やかな雰囲気となっていることが多いです。
ただし冬場は雪がつもりほとんど人が来ない公園になります。
日の丸農場跡は、記念碑があるくらいで観光で訪れる場所にはなっていません。
でも札幌の歴史を学びたい人には参考になる場所だと言えます。
以上、日の丸公園についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。