札幌市水道記念館、名前だけ聞くと地味でつまらなそうな場所に思えるかもしれませんが、小さなお子さんと一緒に遊べて、景色も良い観光スポットです。
冬期は閉鎖されますが夏季はお子さんが水遊びも出来るようになっており、雨の場合は館内でも遊べるようになっています。
実際にどんな様子か写真を多めに解説していきます。
記念館は「旧藻岩第一浄水場」として札幌景観資産にも選定されています。
札幌市水道記念館へのアクセス方法と詳細
- 住所:〒064-0942 北海道札幌市中央区伏見4丁目6-17
- 電話番号:011-561-8928
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 開館時間:9:30~16:30
- 定休日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)・冬期
- 入場料:無料
- 駐車場:あり(無料)
- マップコード:9 399 626*05
- 公式サイト:札幌市水道記念館
札幌市水道記念館の休館日及び冬期休館日
札幌市水道記念館の休館日は毎週月曜日(祝日の場合は翌火曜日)です。
ただしこれは開館期間の場合で冬期は閉館されます。
概ね4月中旬から9月上旬までが開館している期間ですが、年によって変更されます。
以前は11月中旬くらいまで開館していましたが2018年からは9月上旬までとなりました。
札幌市水道記念館へのアクセス方法・行き方
札幌市水道記念館へは車が便利です。
札幌市中心部からなら15~20分くらいで到着します。
公共交通機関の場合は、札幌市電(路面電車)「ロープウェイ入口駅」から徒歩15分くらい、距離にして約800メートルです。
もいわ山ロープウェイの山麓駅までシャトルバスで来て山麓駅から歩くともう少しだけ早く到着します。
もいわ山ロープウェイ山麓駅から山道で行くルートもあり、徒歩約10分・距離約300メートルです。
こんな道を歩いていきます。ひょっとしたらエゾリスに出会えるかもしれませんよ(筆者はこの道でエゾリスを見ました)。
札幌市水道記念館のカナール広場と噴水広場
歩いてきた場合、ずっと続く坂道が少し大変で、敷地に入ったあとの坂道も少し大変ですが、坂道を上りきって右側には「カナール広場(遊水路)」と呼ばれる場所があります。
水深数センチの遊水路で子どもたちが水遊びで楽しんでいます。
そしてこのカナール広場の1番先に行くと・・・
札幌の街を一望!
ここは少し高台にあるので景色も非常に良いのが特色です。
水面と街と空が一体で見える場所です。
なお1番先には行けないように鉄柵があるので安心してください。
参考までに落ちていく水はどうなっているかというと
札幌市水道記念館の施設外ですが、滝のように水が落ちる壁泉となっています。
例年ここは5月の中旬くらいから通水を始めますが悪天候や水質が安定しない時は通水しなくなるのでご注意ください。
カナール広場の横には広い芝生が広がっていて遊ぶことも出来ます。ただしペットを入れることは出来ません。
入口から右に行くとカナール広場ですが右に行くと札幌市水道記念館と噴水広場があります。
夏の暑い日には子どもたちがここでも水遊びに懸命になっています。
ポップアップテントを持ち込み、休みながら楽しんでる家族も大勢いました。
なお上記写真の右側に少しだけ見える山が藻岩山です。
札幌市水道記念館 館内の様子
振り返って噴水広場の前にあるのが札幌市水道記念館です。
札幌市水道記念館の建物の上には札幌らしく星のマークがついています。
北海道において星マークは北海道を開拓した開拓使を意味しており、古い建物には概ねついています。
階段を上がって行きそうになりますが、階段の下に入口があるので階段を上がらずに、上記写真のガラス窓の方へと向かいます。
札幌市水道記念館の建物は1937年(昭和12年)に建てられ、藻岩浄水場として機能していました。
2007年には土木学会選奨土木遺産に認定されています。
また札幌景観資産にも登録されている建物です。
札幌市水道記念館 エントランス
中に入ると札幌市水道局公式キャラクターである「ウォッピー」君が出迎えてくれます。
なお入った階は地下1階になります。
正面には青色と透明の風船のようなもので装飾されたアーチがあります。
両脇に水が流れるエスカレーターで1階に上る前にエスカレーターの左側にある水道記念室を見学しましょう。
札幌市水道記念館 水道記念室
水道記念室は水道の歴史についてパネルが展示され水道に関するものが展示されています。
見ただけではよく分からないものが多いのですが、きちんと説明がついているので何に使っていたものか分かるようにはなっています。
昔はこういう自転車に乗っていたんですね。
昔の水道局員の制服
集金や開栓作業で使っていたバイク
水道マニアな人はあまりいないと思いますが、水道の歴史を知る上で勉強になる資料館となっています。
そしてエスカレーターで1階へ
札幌市水道記念館 サロンとキッズルーム
エスカレーターを降りて右側には「サロン」と呼ばれるスペースがあります。
風変わりな椅子が置いてありここで会話をすることも出来ます。
そしてこの奥にはキッズルームがあります。
小学生未満のお子さんを対象にしたキッズルームで、小さいお子さんなら楽しく遊べるようになっていました。
なお授乳室やキッズトイレもありお母さんも安心していられます。
札幌市水道記念館 水の図書館とギャラリー
キッズルームの隣には「水の図書館」というスペースがあります。
図書スペースで札幌の歴史に関する本や図鑑関係が置かれています。
平日だと使っている人はほとんどいないので勉強も出来ますよ。
エスカレーターを降りた左側にはギャラリーと名付けられたスペースがあります。
時折ここで展示会やイベントなどが行われています。
札幌市水道記念館 アクアミュージアム
そして札幌市水道記念館のメイン「アクアミュージアム」へ
水源の森と呼ばれる場所を通って向かいます。
小学生低学年向けの施設もあり子どもたちは遊びながら水道の仕組みを知ることが出来るようになっています。
ちょっと歩くのが怖い家の下に張り巡らされた水道管の様子を見ることも
展示と遊びながら学べるように作られている館内は子どもたちも満足すると思います。
上記の写真の遊具のようなものもあり楽しめそうです。
水がお風呂等でどれぐらい使われるか2リットルのペットボトルを置いて分かりやすく解説しています。
シアタールームもあり、子供向けに水道について説明している場所もありました。
大人もついつい夢中になってやってしまう遊びもあり、家族で楽しめる場所になっているのも良いところです。
札幌市水道記念館グラニットボールと野外展示
1階から外に出られるようになっており、外に出て左側に進むと「グラニットボール」と呼ばれる円球の石が展示されています。
この石、重さ約1トンあります。ただの円球状の石に見えますが石自体はたしかにただの石ですが、簡単に回せるようになっています。
水の圧力で浮き上がっておりぐるぐる回せるようになっているんです。
動画もあるのでよければみてください。
10秒ほどの短い動画です。
そしてここからの眺めがおすすめ!
カナール広場よりも少し高い場所になるので電線等も気にならずに札幌の市街地を見ることが出来ます。
次に反対側に向かうと水道に関する野外展示がされています。
説明を読まないと何かよく分からないものですが、古いものだということはわかります。
札幌市水道記念館に行こう!
札幌市水道記念館は大人と子供が一緒に楽しめる無料の施設です。
景色もよくゆっくり出来るようになっています。
お弁当をもって家族で行くのにおすすめ出来る観光スポット
札幌観光でも藻岩山に行く前に立ち寄れる場所なのでついででも良いので是非立ち寄ってください。
以上、札幌市水道記念館についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。