2019年6月2日に「陸上自衛隊 真駒内駐屯地」で行われた「真駒内第11旅団創立11周年・真駒内駐屯地開庁65周年記念行事」に行ってきました。
真駒内駐屯地が一般開放されるのは年に数回しか無く、多くの人が訪れて展示されている戦車や訓練の様子や模擬売店、音楽隊演奏を楽しんでいました。
その様子をお伝えします。
陸上自衛隊 真駒内駐屯地と第11旅団について
陸上自衛隊真駒内駐屯地は、地下鉄南北線「自衛隊前駅」から徒歩1~2分のところにある陸上自衛隊の駐屯地です。
普段は当然立ち入り禁止になっています。
- 住所:〒005-0861 北海道札幌市南区真駒内
- 電話番号:011-581-3191
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 駐車場:基本関係者のみ
- マップコード:9 314 303*30
第11旅団について
第11旅団は、北部方面隊に所属し、北海道の政治・経済の中枢である札幌市を含む道央と道南の防衛・警備及び災害派遣を担任しています。
担任地区は56個の市町村(石狩、空知、後志、渡島、檜山)を有人口は約307万人(全道の約56%)で面積は約17000平方km(全道の約1/5で四国4県に相当します。)です。
つまり北海道で最も多くの人が住むエリアを防衛・警備する部隊であり、北海道胆振東部地震の際も災害派遣されていた部署です。
真駒内第11旅団創立11周年・真駒内駐屯地開庁65周年記念行事
地下に無いけど地下鉄南北線「自衛隊前駅」から信号が青だったら徒歩1分ほどで到着する陸上自衛隊真駒内駐屯地の入口へ。
中に入ると男女別に手荷物検査がありました。これはテロ等を考えれば致し方ないことですよね。基本的にはカバンの中身を見て金属探知機でチェックをするという比較的簡易的な検査でした。
そして中に進むと人がいっぱい!
そして大きな広場では式典が行われていました。
ビシっと立っている姿も凛々しい自衛隊の方々
その反対では陸上自衛隊の装備品展示や模擬売店、ちびっこ広場がありました。
装備品・戦車・装甲車の展示
多くの人が一生懸命撮影していたのが戦車・装甲車の展示です。
こんなに間近に見られるチャンスはそうそう無いので皆さん、夢中になって撮影していました。人のこと言えませんが(笑)
120mm迫撃砲RT
96式装輪装甲車、この96式というのは西暦の下2桁に装備されたものということを説明してくれました。
16式機動戦闘車であれば2016年に装備されたものだということです。
99式自走155mmりゅう弾砲、バレルがめちゃくちゃゴツくてその大きさに圧倒されました。
87式偵察警戒車は1987年に装備されたものですから仕組み的には30年以上経過していることになるそうです。もちろん中身は新しくなっているのですが、基本的な仕組みは変わっていないと説明してくれました。
81式短距離地対空誘導弾
93式近距離地対空誘導弾
子どもたちも大人もみんな一生懸命見ていました。
でも小さな子は戦車よりも上記のようなアトラクションの方が興味もある子が多く、ほのぼのとした雰囲気も。
模擬売店と藻岩の湯
また模擬売店では美味しそうなものがいっぱい販売されていました。
少し暑かった日中なのでかき氷を食べる人も多くいました。
意外と賑わっていたのが野外入浴セット2型と呼ばれるお風呂が入れなくなった時に出動する入浴セット。
足湯として使えるようになっていました。
断水が発生するほどの災害時には非常に役立つ設備です。
訓練展示がすごい迫力
このイベントの一番の見せ場と言えば訓練展示
装甲車や戦車が颯爽と進んでいきます。
そして広い場所で実際の模擬訓練が行われすごい爆音と煙!
座り方にも特徴がありますね。
こんな近くで見たのははじめてで迫力に圧倒されました。
近くと行っても100メートル以上は離れていて望遠レンズで撮影しています。
奇跡の1枚、銃口から火が吹き出している瞬間を撮影出来ました。
ヘリコプターも上空を旋回していきます。
この他にも実際に戦車に試乗出来るイベント(整理券配布)もあったり、音楽隊の演奏等、いろいろなイベントが行われ、多くの人が楽しんでいました。
戦争は無い方が良いのは当然ですが、自然災害の時には自衛隊という組織は欠かせない存在です。
そんな自衛隊を身近に感じられるイベントでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。