今日、札幌方面中央警察署の前を通ったのですが、そこに貼り出されてたポスターに凄い違和感を感じたんです。
どんなポスターかと言えば、アニメ映画「シティーハンター」を使ったポスターです。
シティーハンターは連載当時から読んでいた漫画です。
作者である北条司先生の作品「キャッツアイ」はとても好きな作品ですから、シティハンターもいろいろなところでポスターとして使われるのは嬉しいことなのですが、警察が使うのはいかがなものかと思うんです。
シティーハンターは面白い
でも警察がプロモーションで使うキャラクターか?と言うと
非常に違和感があるのは僕だけでしょうか? pic.twitter.com/38dMUpNUiv— 北海道プレス&サポカン (@hokkaido_press) 2019年2月27日
シティーハンターをWikiで調べると
シティーハンターをWikiで調べると
東京・新宿で殺し・ボディーガード・探偵等を請け負うスイーパー「シティーハンター」の活躍を描くハードボイルドコメディ。
と説明されている通り、漫画やアニメを見たことがある人なら、主人公は警察では裁くことの出来ない悪を裁く非合法なヒーローであることはご存知でしょう。
あくまでも漫画でありアニメではありますが「拳銃を不法所持し人を殺す」という非合法な手段であることは事実です。
でもこういう非合法なヒーローというストーリーは読んでいて面白いです。
僕自身も古くは必殺仕事人やハングマンとか夢中になって見ていましたし、今でもそういう系統のアニメや漫画は好きです。
でも、警察が非合法なキャラクターをポスターに起用するとなると話は別です。
北海道警察に聞いてみた
今回、なぜ非合法(=殺し屋)をポスターに起用したのか警察の広報に確認しようと思ったのですが、電話番号って掲載されていないんですよね。
だから問い合わせ番号「#9110」に電話をしてどこに聞けば良いか教えてもらおうとしました。
結果、そういう意見があったことは関係部署に伝えるが、お答えする部署はありませんと、相談課の高橋さんに返答をいただきました。
そういうことって教えてくれないんですね。
捜査に関わることや警備に関わることはもちろん答えられないのはわかるのですが、広報課の問合せ先も教えてくれないというのは驚きました。
警察はあくまでも合法ということに一本筋は通すべき
警察官の不祥事はいろいろと報じられますが、北海道でも警察官の不祥事は少なくありません。
でも不祥事に関しては人間だから一定の数が集まる集団であれば0にすることは出来ないというのが僕の考え方です。
もちろん警察の不祥事を認めている訳ではありません。
警察は強い権力を持つ以上、不祥事は限りなく0にはすべきです。ただ警察という組織を叩けば良いということは無いということです。
でも、警察である以上、合法という範囲内でプロモーションもおさめることは必要であり、いくらアニメ映画と言っても非合法な主人公を起用したポスターを作るのはどうか?と思います。
警察官個人がシティーハンターが好きとか必殺シリーズが好きとか、そういうのは個人の趣向の問題であり全く問題は無いと思います。
しかし、警察としてポスターに使うキャラクターが殺し屋というのはどうなのでしょうか?
またその殺し屋を幇助する警察の存在(野上 冴子)も認めることになり、警察としては矛盾したことをしているように思います。
以前、千葉警察はパトレイバーをキャラクターに使っていました。
パトレイバーは近未来の警察の話で、ロボット技術を使った作業機械「レイバー」を警察が使う話です。
パトレイバーは警察の話であり、パトレイバーを警察のポスターに使うのは上手い方法だな~と当時は思っていました。
筋を通すためにも北海道警察には使うキャラクターについて、きちんと説明出来るくらいの体制にはして欲しいと思います。
大通公園1丁目の違法駐車を取り締まらない、見ても無視する「中央警察署 大通交番」みたいな矛盾したことをしないようにして欲しいと思います。
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