札幌市アイヌ文化交流センター サッポロピリカコタンは札幌市南区にあるアイヌ文化の生活や文化、歴史をテーマにした交流施設及び博物館です。
約200点もの展示品もあり、野外ではアイヌの人々が住んでいた家(チセ)も見学出来るようになっています。
札幌で一番アイヌの文化に触れられる場所であり是非立ち寄って欲しい観光スポットです。
札幌市アイヌ文化交流センター サッポロピリカコタンの詳細とアクセス方法
- 住所:〒061-2274 北海道札幌市南区小金湯27
- 電話番号:011-596-5961
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:8:45~22:00(展示室と庭園は9:00~17:00)
- 定休日:月曜、祝日、毎月最終火曜日、年末年始(12月29日~1月3日)
- 入場料:無料(展示室は大人200円、高校生100円、中学生以下無料)
- 駐車場:あり(無料)
- マップコード:708 761 894*63
- 公式サイト札幌市アイヌ文化交流センター
- パンフレットダウンロード(PDF)
札幌市アイヌ文化交流センターへのアクセス方法・行き方
札幌市アイヌ文化交流センター サッポロピリカコタンへは車が便利です。
札幌の中心部からだと40~60分くらいで到着します。ただし紅葉シーズンや雪が多い時期だとそれ以上かかることもあります。時間に余裕を持って行くようにしてください。
カーナビのセットはマップコード、電話番号、住所、施設名で検索可能です。
駐車場は普通車54台までとなっています。
サッポロピリカコタン 歴史の里・自然の里(野外展示場)
札幌市アイヌ文化交流センター サッポロピリカコタンは建物内だけの展示ではなく野外にも展示されているものがあります。
駐車場に車を停めて建物とは反対側を見ると船が展示されています。
非常に大きな船で「イタオマチプ」という丸木舟です(最後のプはわざと半角で小さく見せています)。
説明板もあるのですが汚れていてあまりはっきりとは読めませんでした。
これは平成になってから再現して作られたものですが、実際に湖に浮かべて試乗もしているそうです。
船のところから道にそって進んでいくと「歴史の里・自然の里」という案内板が出ているのでその方向へ進んでいきます。
アイヌの人々が使っていた建物が再現されています。
上記写真の建物は「ヘペレセツ」子熊の檻 という建物です。
この子熊の檻がどう使われているのかは漫画「ゴールデンカムイ」で詳しく描かれています。
「ヘペレセツ」の隣には「プ」と呼ばれる建物があります。
足高倉と呼ばれるもので、これは本州でもあった高倉式のものですね。
2つの建物の前に大きな建物があります。
ポロ・チセと呼ばれる住居です。
この日は燻蒸をしているということで少し煙い室内に入って見学させてもらいました。
内部はとても広く中央に囲炉裏がありました。
生木を燃やして燻蒸中です。
天井は高く梁がよく見えます。
ポロチセから出て先に進むと2つの建物があります。
左の四角いのが「オッカヨル」といって男性用トイレ、右の円錐状が「メノコル」といって女性用トイレとのことです。
トイレの中は2つとも同じで上記のように足を載せる木がありました。
先に進むともう1軒、ポンチセがありました。
チセについての説明も貼られています。
天井の高い家です。
なお内部の写真撮影は問題ありませんが、チセの中に入って正面の窓を外から覗き込み撮影することは禁止されています。
理由はカムイ(アイヌの神のこと)が通る神聖な窓だからということです。
更に奥に進むと森のようになっています。
森の横は整備されており散策出来るようになっています。このエリアは「自然の里」と呼ばれています。
札幌市アイヌ文化交流センターの内部と展示室
外を見た後は札幌市アイヌ文化交流センター サッポロピリカコタンの中の見学へ
建物の中への入館は無料です。
中に入ると木で出来たものがあります。
ポロ トンコリという弦楽器とのことです。
右側を見ると下にも階があります。
札幌市アイヌ文化交流センター サッポロピリカコタンは入口から入るとその階は2階で下に降りると1階となっています。
地上から入ったので1階かと思いきや、2階なので最初戸惑いました。
スロープや階段で1階へと移動します。足が不自由な方向けにエレベーターもあります。
スロープにはアイヌに関するものが展示されています。
いろいろなものが展示されているのでスロープで下りながらゆっくりと見るのがおすすめです。
スロープを下りて左側には「情報コーナー」という場所があり北海道やアイヌに関する書籍が数多く置かれており、自由に見ることが出来ます。
右に行くと展示室です。
展示室は有料で大人200円、高校生100円、中学生以下は無料です。
中に入るとアイヌに関するものがいろいろと展示されています。
アイヌ文様の衣服
素材は木綿からオヒョウ樹皮もあれば
魚の皮で作ったものまであります。
中は広くゆったりとしたスペースで展示されています。
小刀やナタもありました。
小さめの丸木舟であるチプも展示されていました。
平日だとかなり空いていますが、札幌市内の小学校の社会科見学の場所にもよくなっているため、たまに大勢の小学生と出くわす時があります。
上記の写真は男性が使うものの展示です。
上記の写真は「女の仕事」として女性が作ったり使うものの展示となっています。
タマサイと呼ばれる女性のアクセサリーも展示されています。
タンビと呼ばれるタビです。本州から伝わったのかな?と思いました。
アイヌ紋様を書く場所もありますし、実際にアイヌの染め物をするコーナー(要予約)もありました。
札幌市アイヌ文化交流センター サッポロピリカコタンへ行こう!
札幌市アイヌ文化交流センター サッポロピリカコタンは札幌市内では数少ないアイヌ文化を伝える施設です。
北海道の歴史・文化を知る上でアイヌの文化を知ることは非常に参考になります。
是非、札幌市アイヌ文化交流センター サッポロピリカコタンに立ち寄ってアイヌの文化に触れてくださいね。
以上、札幌市アイヌ文化交流センター サッポロピリカコタンについてでした。
なお札幌市アイヌ文化交流センター サッポロピリカコタンは、サポカン編集部の「札幌おすすめ観光スポット21選」に入っています。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。