本日2018年9月6日の深夜3時8分頃、胆振地方中東部を震源とする地震がありました。
札幌でも北区では震度5強、編集部の私が住んでいる中央区でも震度4となっています。
被害に合われた方にまずはお見舞い申し上げます。
編集長である私は約1年前に札幌に移住してきましたが、移住してきた立場から今回の地震について感じたこと、思ったことを述べさせていただきます。
北海道地震のニュースでの取り上げ方の問題
冒頭で書きましたが「胆振地方中東部を震源」とニュースでもどこでも報じているのですが、これは北海道・札幌に移住してきた人には非常に不親切な表現であると思いました。
私自身は胆振は「いぶり」と読み室蘭・苫小牧方面であることは、本体の「北海道PRESS」を運営している関係で知っていました。
しかし北海道・札幌に本州から移住してきた方だと、それどこ?なんて読むの?と思う訳で、検索しようにも読み方が分からないから「タン」等で漢字変換して更に「ふる」で漢字変換をするという手間がかかる訳です。
移住して来た方は周りに知り合いも少なくより不安になると思います。
何より北海道・札幌は観光大国、日本だけでなく世界中から観光客が多く来ているのでもっと分かりやすくニュースでも時折英語で報じたり、胆振地方なんて表現をしたとしてもその後に室蘭・苫小牧沖という表現をした方が良いと思いました。
北海道の電力の脆弱さが露呈した地震
今回震源地近くの苫東厚真発電所が停止したことで北海道全域の停電を招いた訳ですが、1カ所の発電所で北海道の約半分の電力の供給を行っていたそうです。
つまりたった1カ所の発電所に依存しすぎていたために大規模な停電が発生したことになります。
今回の地震で北海道の電力事情の脆弱さが露呈したことになります。
苫東厚真発電所の場所は、苫小牧市の東側です。
北海道の人口分布を考えれば各所に発電所を作ることは難しいと思いますが、それでもバックアップとして日本海側に同程度の発電所が用意されていることが必要だったと思います。
札幌市中央区での停電は15時近くまで続いた
札幌市中央区の停電は15時頃まで続きました。
つまり地震発生から12時間後くらいに解除されたことになります。
地震発生直後の30分くらいは停電してなかったので実際には12時間も停電していませんでしたが、深夜の暗い時の地震後の停電は非常に不安になりました。
朝9時頃のさっぽろテレビ塔、時計が表示されていません。
大通公園に沿ってある大通の信号も止まっています。
さっぽろテレビ塔裏の創成川沿いの創成川通の信号機も止まっています。
地震で停電の時は出来る限り出歩かない
どうしても休めない仕事をされている方には本当に感謝しか無いのですが、特に困ってなくて用事が無いのなら地震で停電している時は自宅待機が1番だと思いました。
地震発生日は朝から救急車が鳴り止むことがなくそれだけ出動が多くなっていたのですが、興味本位で出かけて事故にあった人もいるのではないかと思います。
今回地震により停電したことで地下鉄も閉鎖されていました。
写真を撮っている私も私ですが(コンビニに食料品を購入にいった時にスマホで撮影しただけですが)、やはり信号が止まっているのは非常に危険だと感じました。
人や車が多くなれば当然事故は増えます。そして地震で停電になれば不安から体調を崩し救急車を呼ぶ人も増えます。
2次災害を防ぐためにも健康面で問題が無い場合は自宅待機が一番良いと思いました。
北海道、地震後に気をつけることは木の倒木
昨日9月5日に撮影した写真です。
豊平区の精進河畔公園で撮影した写真です。9月4日から9月5日に通過した台風の影響で倒木や電信柱が折れているところがありました。
台風後で地盤が緩んでいる状態での地震なので大きな木の近くには近寄らないようにしてください。倒木の危険性があります。
特に札幌に多い大きなポプラの木は倒木しやすいので近づかないようにしてくださいね。
備えあれば憂いなし
私は趣味でスマホを数多くもっており、モバイルバッテリーも数多くもってます。
今回モバイルバッテリー約10台を充電していたので停電後も特に気にすることなくスマホで通信出来ました。
また2Lのペットボトルの水は常に6本入2ケースは確保しているので飲水にも特に不安はなく、また缶詰やレトルトのご飯、ガスボンベとガスコンロもありとりあえず1週間は過ごせる状態にしてあったので不安なく過ごせました。
日本において地震はいつどこで起こるのかわかりませんので1週間分の備蓄をされておくことをおすすめします。
以上、今回の北海道地震についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。