ヘルヴェチア・ヒュッテは、札幌南区の山の中にある北海道大学管理の山小屋です。
現存する日本国内最古の本格的なスイス式山小屋で、また最古のログハウスとなっています。
設計は著名な建築家であるマックス・ヒンデルで札幌在住中最後の作品にもなっています。
さっぽろ・ふるさと文化百選に選定されており第44号となっています。
なお「ヘルヴェチア・ヒュッテ」「ヘルベチア・ヒュッテ」どちらが正しい表記なのかは、不明ですが、あまり意味は無さそうです。
ヘルヴェチア・ヒュッテの詳細とアクセス方法
- 住所:〒061-2301 北海道札幌市南区定山渓(山林の中のため細かい住所無し)
- 電話番号:なし
- 営業時間:見学だけなら24時間(夜は非常に危険です)
- 定休日:利用は北大関係者のみ
- 駐車場:駐車スペースあり(車高が低い車は無理)
- マップコード:493 252 564*33 (入口に設定)
ヘルヴェチア・ヒュッテは北海道大学が所有する山小屋で北大生のみが利用出来る山小屋です。
しかし設計がマックス・ヒンデルであり「さっぽろ・ふるさと文化百選」にも選定されているので外観だけでも見たい!という方に対して紹介します。
ヘルヴェチア・ヒュッテへのアクセス方法・行き方
ヘルヴェチア・ヒュッテへは車以外では無理です(北大で登山をされる方なら登山の宿泊所・山小屋として登山で行くことも可能です)。
北海道道1号線にあり、札幌中心部からだと1時間ちょっとで到着します。
マップコード対応のカーナビの場合はマップコードの地点がヘルヴェチア・ヒュッテの入口となっています。
マップコード非対応のカーナビの場合は説明が非常に難しいのでGoogle Mapを参考にしてください。
定山渓温泉側から走ってきて50キロの速度制限の標識の辺りにヘルヴェチア・ヒュッテの入口があります。
少し先はゆるいカーブになっています。
車1台が通れる細い林道があり、その中へ入って車を停めます。
入口近くに3台くらいは車を停められるスペースはありますが、車高の低い車だと車の底をする可能性があります。
そして上記写真のような道を100メートルほど歩いていくとヘルヴェチア・ヒュッテに到着します。
ヘルヴェチア・ヒュッテまで車高が高い4DWの車(パジェロ等)であれば行けないこともありませんが運転に自信が無ければやめた方が良いでしょう。
ヘルヴェチア・ヒュッテの様子
道道沿いの駐車スペースから歩くこと1分くらいでヘルヴェチア・ヒュッテが見えてきます。
美しいログハウスです。
ヘルヴェチア・ヒュッテの前にヘルヴェチア・ヒュッテの説明をした看板があります。
昭和2年(1927年)に建てられたと書かれています。
昭和9年(1934年)に北海道大学に寄贈され北大山岳部の協力の元、維持してきました。
しかし老朽化に伴い取り壊しも考えられましたが、昭和60年(1985年)に北大山岳部協力の元、大規模な修復が行われ今に至っています。
高床式になっているのは雪が積もる場所だからでしょう。
入口の上についている看板はドイツ語でしょうか。
壁はパッと見た時、レンガに見えますが木材で作られています。
ヘルヴェチア・ヒュッテの裏側には水場があり美味しそうな(飲めるかどうかは知りませんが)、水がコンコンと流れていました。
トイレは外部にあるようです。
なお、ヘルヴェチア・ヒュッテに行く時はヒグマに気をつけてください。
この辺りは普通にヒグマの生息域です。
北海道大学総合博物館でヘルヴェチア・ヒュッテの模型を見よう
ヘルヴェチア・ヒュッテの現地まで行けないという方は北海道大学総合博物館で模型が展示されていますよ。
20分の1の縮尺で作られています。
パネルで作られた当時の様子も写真で紹介されています。
北海道大学総合博物館の詳細は下記記事をご覧ください。
以上、ヘルヴェチア・ヒュッテについてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。