さっぽろ・ふるさと文化百選を見ているとNo.51に「遠友夜学校跡」というのがあるけど、今ひとつどこなのかわからない、詳しい情報が出てこないという方もいるでしょう。
「さっぽろ・ふるさと文化百選」No.51の「遠友夜学校跡」は既に無く代わりに「新渡戸稲造記念公園」が出来て、そこに「遠友夜学校跡地」のパネルが建てられています。
新渡戸稲造記念公園の詳細とアクセス方法
- 住所:〒060-0054 北海道札幌市中央区南4条東4丁目2
- 電話番号:なし
- 営業時間:公園のため関係なし
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:なし
- マップコード:9 493 539*82
新渡戸稲造記念公園へのアクセス方法・行き方
新渡戸稲造記念公園へは地下鉄が便利です。
地下鉄東西線「バスセンター前駅」7番出口から徒歩6~8分、距離にして約450メートルです。
車の場合は周りに駐車場が無いのでおすすめ出来ません。
遠友夜学校と新渡戸稲造について
新渡戸稲造と言えば以前の5000円札紙幣に印刷されていた人物だということをご存知の方も多いかと思います。
新渡戸稲造氏についてはいろいろな功績がありますが、北海道とどういう関わりであったかと言えば、札幌農学校(現在の北海道大学)を卒業し、後に教授も勤めています。
また札幌農学校時代に「遠友夜学校」という誰でも無償で通える夜学校を作ったことが特に札幌においての業績とされ新渡戸稲造記念公園まで作られています。
新渡戸稲造記念公園と遠友夜学校跡地
新渡戸稲造記念公園自体は、どこにでもありそうな小さな公園です。
遊具が2~3にキャッチボールが出来るくらいのスペース、そしてベンチがある公園です。
ただここは史跡でもあった「遠友夜学校跡」でありそのことを説明しているパネルやプレートがあるのが他の公園と違うところです。
新渡戸稲造氏と妻のメリー婦人と顔を寄せ合ったプレートを持つ銅像が公園には建っています。
銅像の横には新渡戸稲造氏と遠友夜学校跡地について説明が書かれたプレートがありました。
また遠友夜学校の説明と当時の写真、今後予定している記念館の完成予想図を掲載したパネルも置かれています。
新渡戸稲造氏が札幌を去った後でもその志に共感する札幌農学校の学生500人以上が無償で1944年まで、累計5000人以上の少年少女を主に、国語や数学、作文、音楽、英語などを教えていたそうです。
素晴らしいことですね。
なお「さっぽろ・ふるさと文化百選」のプレートは既になくなっています。
特にここだけを目指していくことも無いかもしれませんが、近くには豊平川もありますので、散策を兼ねて立ち寄ってみるのも良いのではないでしょうか?
以上、新渡戸稲造記念公園と「遠友夜学校跡」についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。