雪印種苗園芸センター(ゆきじるししゅびょうえんげいせんたー)は、札幌市厚別区にある花や苗木、園芸用品を販売するところです。
バラ見本園というバラ園もあり「さっぽろ・ふるさと文化百選」に選定されている「旧出納邸」や「恵庭荘」があります。
更に経済産業省の「近代化産業遺産」にも選定されている「雪印バター誕生の記念館」もありと、札幌の歴史に触れられる場所にもなっています。
雪印種苗園芸センターの詳細とアクセス方法
- 住所:〒004-0031 北海道札幌市厚別区上野幌1条5丁目1-6
- 電話番号:011-891-2803
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:後述
- 定休日:季節により休業期間あり
- 入場料:なし
- 駐車場:あり(無料)
- マップコード:9 357 838*27 (駐車場入口に設定)
- 雪印種苗園芸センター 公式サイト
雪印種苗園芸センターの営業時間と営業期間について
雪印種苗園芸センターは、温室店舗と苗木売場(野外)に分かれています。
そしてそれぞれ営業期間が異なります。
営業期間及び営業時間は下記の通りです。
営業時間等 | 温室店舗 | 苗木売場 |
営業期間 | 2/15~12/20 | 4/20~10/30 |
2月営業時間 | 9:30~15:00 | – |
3月営業時間 | 9:30~17:00 | – |
4月~7月営業時間 | 9:30~18:00 | 9:30~18:00 |
8月~10月営業時間 | 9:30~17:00 | 9:30~17:00 |
11・12月営業時間 | 9:30~15:00 | – |
雪印種苗園芸センターへのアクセス方法・行き方
雪印種苗園芸センターへは車が便利です。
札幌の中心部からなら、概ね40~50分で到着します。
マップコード対応のカーナビの場合はマップコードを、マップコード非対応のカーナビの場合は、電話番号・住所等で検索してください。
駐車場は雪印種苗園芸センターの駐車場に駐車OKです。
雪印種苗園芸センターの裏側にも駐車場があります。
こちらの駐車場のマップコードは「9 357 646*50」となっています。
公共交通機関の場合、JR千歳線「上野幌駅」から徒歩11~15分くらい、距離にして約850メートルです。
上野幌駅から国道274号線に出て、後は国道274号線沿いに西側に歩いていけば分かるようになっています。
上記の写真の通り「花と木の直売店」と斜めの屋根に描かれています。
雪印種苗園芸センターの駐車場に停めると階段があり、上りたくなるかもしれませんが、こちらは会社に用がある方の入口ですので、通常観光で訪れる分には関係ありません。
雪印種苗園芸センターのバラ園
温室店舗の横を通っていくと「バラ見本園」の案内が出ています。
エゾリスも時折出るようです。
木々に囲まれた道を進んでいきます。
途中、池もありました。
そしてバラ見本園へ
雪印種苗株式会社と書かれていますが、運営は「株式会社グリーンプランナー」という会社が行っています。
いろいろなバラが6月後半くらいから8月くらいまで咲いています。
今回訪れた時は8月の後半であまり咲いていない状況になっていましたが、それでも綺麗なバラをいくつも見ることが出来ました。
最初に見えるバラ見本園だけではなく、奥にもバラ見本園があります。
見本園というよりもバラの庭園です。
別に苗木売場もあり、合わせてみるとかなりの数のバラが苗木を見ることが出来ます。
とても癒やされる場所です。
恵庭邸:すすきのから移築された明治時代の建物
雪印種苗園芸センターの中に「さっぽろ・ふるさと文化百選」にも選定されている「恵庭荘」という建物があります。
バラ見本園からも見えますが、国道274号線側からも見ることが出来ます。ただし一般公開されていないため遠くから見ることしか出来ません。
元々は札幌市中央区南5条西2丁目(地下鉄豊水すすきの駅の近く)にあった1893年(明治26年)に作られた木造建築物で、当初は呉服屋として、後に昭和初期まで料亭として使われていた建物です。
移築当時は今から恵庭岳を正面に眺められるようになっており、恵庭荘と名付けられたそうです。
旧 出納邸(旧 出納家)
苗木売場の奥に大正時代に作られた邸宅があります。それが旧出納邸(きゅう すいとうてい)です。
酪農経営を学ぶためデンマークに留学していた出納陽一氏が1924年(大正13年)に義父とともに宇納牧場を設立させ、同敷地内に作った邸宅です。
黒褐色の外壁に白い窓枠、赤褐色の屋根と特徴的な建物です。
3階の屋根裏部屋には全道から集まった実習生の寝室になっていたそうです。
「さっぽろ・ふるさと文化百選」のプレートもありました。
雪印バター誕生の記念館
旧出納邸の前には「雪印バター誕生の記念館」があります。
これは製酪所で一旦は無くなった建物ですが1981年に復元され「雪印バター誕生の記念館」として展示されています。
きちんと「雪印バターここに生まれる」と説明されています。
経済産業省の「近代化産業遺産」にも選定されています。
傾斜を利用して地下室を設け、その上に屋根裏も使えるように建てられたそうです。
中を除いてみるとバターを作っている人の人形と合わせてバター作りの風景が展示されていました。
旧宇納牧場サイロ
旧出納邸宅の前には芝生が広がります。ここは旧宇納牧場の一部でした。
その一角に当時使われていたサイロが展示されています。
雪印種苗園芸センターに行こう!
雪印種苗園芸センターは花も見れて史跡も見れてしまえる観光スポットです。
是非近くを通った時は立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
新千歳空港に戻るのに時間が余った・・・なんて時にちょっと遠回りして帰る時に立ち寄ることが出来ます。
高速道路や国道36号線で帰るのに飽きた札幌旅行慣れしている人に良いと思います。
以上、雪印種苗園芸センターについてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。