北海道と言えば牧場を思い浮かべる人も多いですよね。しかし札幌市内においては人口の増加に伴い牧場の数は減少し今では数えるほどしかありません。
近藤牧場は札幌市北区にある今では数少ない札幌市内の牧場です。
牧場にある2つのサイロの1つは木製サイロで今では非常に珍しくなっています。残る1つのサイロは札幌軟石を使った、こちらも珍しいサイロです。
内部の見学は出来ませんが外側(一般道)からの見学は可能となっています。
なお「さっぽろ・ふるさと文化百選」No.028にも選定されています。
近藤牧場の詳細とアクセス方法
- 住所:〒001-0930 北海道札幌市北区新川694-1
- 電話番号:個人宅につき非公開
- 営業時間:個人宅につき外側の見学のみ
- 入場料:なし
- 駐車場:なし
- マップコード:9 697 480*58
近藤牧場は観光牧場ではなく酪農牧場であり一般道の歩道からの見学のみとなります。
敷地内には入らないようにしましょう。
近藤牧場へのアクセス方法・行き方
近藤牧場へは車をおすすめしたいところですが、駐車場がありません。
近隣にはスーパーマーケットやファミレス、回転寿司等があるのでそれらの店舗を利用した際に少しだけ余分に車を駐車させてもらい見に行くのが良いでしょう。
公共交通機関の場合、地下鉄南北線「北24条駅」から中央バス「北73 新琴似2条線」に乗り「新琴似2条13丁目」バス停で下車、目の前が近藤牧場です。
「新琴似2条13丁目」行きのバスは地下鉄東西線「琴似駅」からも出ていますが、バスの本数が北24条駅からの方が多くなっています。
近藤牧場の様子
バスから降りて信号を渡るともう眼の前が近藤牧場です。
近藤牧場は1915年(大正4年)創業で、上記の木製サイロは1925年(大正14年)に作られたものだそうです。
もう1つのサイロは札幌軟石を使って作られています。
少し先に進むと表札も出ています。
近藤牧場の前の歩道には「北区歴史と文化の八十八選」にも選ばれていることからプレートが埋め込まれています。
パネルでもその旨、説明されています。
青い空と赤い屋根の建物とサイロ、そして緑のポプラがとても綺麗な色合いとなっており、札幌にいながらこういう風景が見られるのは嬉しいところです。
サイロの前で馬が放牧されているので馬を見ることも出来ます。
何とも平和な風景です。
北海道のローカル番組「発見!タカトシランド」という番組で近藤牧場が紹介されていましたが、現在は牛等の牧草の生産が牧場経営の中心となっており乳製品等の製造は行っていないそうです。
そのため馬も別に飼う必要も無いのですが、見に来た方のために飼っているとのことでとても人の良さそうな方が運営されていました。
サイロのあるところの隣にも広がる牧草地がありポプラ並木があって北海道らしい風景を札幌の市街地で見ることが出来ます。
札幌で北海道らしい風景を見たい方におすすめのスポットです。
以上、近藤牧場についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。