空港や駅前でレンタカーを借りて、北海道旅行をする人も多いと思います。もしくは苫小牧や函館等、フェリーに車やバイクを載せて本州から渡って来る人も多いですよね。
この時に注意して欲しいのが車へのガソリンの補給頻度です。
先に鉄則を言っておくと
- ガソリンは半分を切ったら、ガソリンスタンドを見つけたら補給しておくこと
- 夜に走行する場合、ガソリンは夜8時までに補給しておくこと
- ガソリンはセルフのスタンドを見つけたら入れよう!ではなくセルフ関係なく見つけたらいれる
- 市内だからと安心はしない
- Google Mapは信じるな!
この5つを心に刻み込んで車やバイクでの旅行をしてください。
なぜこの5つなのか理由を説明します。
ガソリンは半分を切ったら出来るだけ早く補給
北海道の地方を走るとガソリンスタンドまで50km近くあるなんてことは普通にあります。
よく聞く話が、バイクで北海道に来て苫小牧から景色の良い支笏湖経由で札幌に入ろうとしたら、全くガソリンスタンドがなくてガス欠になりそうで不安だったという声です。
苫小牧港(苫小牧西港)から支笏湖に向かう国道276号線に入ってしまうと札幌の市街地までガソリンスタンドは1箇所のみ。
営業時間は8:30~17:30までで、17時30分を過ぎてしまうと次のガソリンスタンドまで30kmほどの距離があります。
実際にまだ半分近くガソリンがあるから大丈夫だろう・・・と苫小牧西港から支笏湖経由で札幌に向かったライダーが最後はガス欠になって、数キロを押して歩いたという話をライダー本人から聞きました。
そんなことにならないようにガソリンは半分を切った時、ガソリンスタンドを見つけ次第、ガソリンを入れるようにして下さい。
夜に走行する場合、ガソリンは夜8時までに補給しておくこと
今から話すのは管理人自身の経験です。
札幌から稚内まで日帰りの弾丸ドライブにいった時のことです。
帰りは稚内を夜8時くらいに出たのですが、ガソリンスタンドがどこもかしこも夜8時には閉店してしまっており、ガソリンを入れることが出来ませんでした。
後で調べたら稚内市内には1箇所しか24時間のガソリンスタンドはなく、稀に臨時休業することもあるので、日本海側ルートだとそこを逃したらもう180kmほど離れた留萌まで夜8時以降にガソリンを入れることが出来るガソリンスタンドはありません。
ギリギリ、留萌までたどり着けてガソリンを補給することが出来ましたが、燃費の悪い車ならたどり着けないでしょう。
北海道の地方では夕方5時には閉店するガソリンスタンドも多く、遅くても夜8時には閉店するところが多くなっています。
もし夜に走行することになるのなら、夜になってからガソリンを補給することを考えずに、遅くても夜8時まで、出来れば6時までにはガソリンを入れるようにしておきましょう。
北海道の地方にはセルフのガソリンスタンドは少ない
ガソリンはセルフのスタンドを見つけたら入れよう!ではなくガソリンはセルフ関係なくガソリンスタンドを見つけたらいれるようにしましょう。
というのも北海道の地方に行くとセルフ方式のガソリンスタンドは非常に少なくなっています。
セルフ式のガソリンスタンドの方がガソリンが安い場合が多いので、出来るだけセルフ式のガソリンスタンドを使いたいという気持ちはわかりますが、セルフ式のガソリンスタンドを見つける前に下手をすればガス欠になる可能性もあります。
セルフ式にこだわることなく、見つけたガソリンスタンドでガソリンを入れるようにしてください。
市内だからと安心しない
北海道には179の自治体があります。つまり市町村の数は179あるということです。
町や村だとガソリンスタンドが少ない、夜遅くまで行っていることも少ないだろうけど、市のレベルまでなればガソリンスタンドも多く、24時間営業もあるだろう・・・と思うかもしれませんが、それは間違いです。
例えば札幌市の面積は1,121 km²ですが、これは東京23区の面積の約1.8倍です。
札幌市内でも場所によっては最寄りのガソリンスタンドまで20km以上離れていることがあります。
北海道の市で最も面積の広い北見市は1,428 km²、東京23区の倍以上の面積です。
そこに住む人口は12万人弱ですから、ガソリンスタンドの数も想像がつくことでしょう。最寄りのガソリンスタンドまで30km以上なんてことも普通です。
市内だからと安心せずに市内でも中心地以外はガソリンスタンドを見つけたら入れるようにしておきましょう。
Google Mapを信じるな
最後に1つ
ガソリンスタンドなんて今はGoogle Mapで検索すればすぐに見つかるから、そんなに気にしなくても良いんじゃないの?
と思っている人もいるでしょう。
これが大きな間違いです。
北海道はほぼ全域で過疎化が進んでいます。過疎化にともない地方のガソリンスタンドは経営が成り立たなくなって、閉店するところも数多く出てきています。
そして閉店したガソリンスタンドの情報がGoogle Mapに反映するのは誰かが閉店したということを報告しない限り、残ったままのこともあります。
実際に管理人もガソリンスタンドだけではありませんが、スーパーマーケットやコンビニで無くなっている店舗の情報に散々騙されたことがあります。
またGoogle Mapは間違いが数多くあります。適当に地点登録する人もいるので、実際の店舗とは数百メートル離れていることもあります。
ある程度はGoogle Mapを参考にするのも良いのですが、完全に依存すると痛い目を見ることもあるので、Google Mapを信用しすぎないようにしてください。
以上、北海道旅行におけるガソリンに関する5つの鉄則でした。
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