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路面電車と並行して札幌の街並みと歴史を楽しむ【南1条通】

南1条通 中央区
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札幌の中心部でありながら、懐かしさを感じられる通りの1つは、南1条通ではないだろうか?

特に札幌市電の路面電車と並行している部分はより懐かしさを感じられる。

いくつかの歴史的建造物や歴史を感じられる建物が残り、その前を路面電車が通り過ぎていく様子を見られる。

少し時間があるのなら、是非、南1条通を路面電車を見ながらゆっくりと歩いて欲しい。

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札幌市電「西4丁目駅」から「西15丁目駅」までを歩く

札幌で最も地価が高いと言われている「中央区南1条西4丁目」に札幌駅・大通駅から最も近い路面電車の駅「西4丁目駅」がある。

南1条通 西4丁目駅

札幌三越前から西4丁目駅は見える。

南1条通

路面電車の走っているエリアは、他のエリアに比べて道の上の電線が多い。

普段は気にならないが撮影をして写真を見てみるとその多さがよくわかる。

この雑多とした雰囲気も札幌の中心地らしい景色に最近は思えるようになった。

南1条通

南1条通も電線が非常に多い通りだ。

天気が良い日だと遠くに「大倉山ジャンプ競技場」も見える。なんともアンバランスな景色だが、これも札幌の日常風景だろう。

ここから路面電車を見ながらゆっくりと南1条通を歩いた。

南1条通は人気の通りだけにどんどんと新しい店も出来る

南1条通 いきなりステーキ

西4丁目駅からすぐ近くに出来た「いきなりステーキ」も比較的最近出来た店の1つだ。

土地が高いからといって価格帯の高い飲食店ばかりでも無い。

南1条通

「立呑処 へそ」は平日の日中になれば、500円でザンギ食べ放題のランチが人気で満員になることが多い人気のお店だ。

ただ土地代が高いために店舗の入れ替わりは激しい。

南1条通

東急ハンズが撤退(移転)して違う店になったのは、記憶に新しいところだろう。

南1条通

数ヶ月前までは建物があったところも更地になり、そして新しいビルが建つこともよくある通りだ。

南1条通

タワーマンションも最近は増えてきている。

南1条通

そんな南1条通の様子を見ながら歩いてきたら、いつのまにか西8丁目駅まで来ていた。

札幌三吉神社と路面電車

西8丁目駅まで来たら、是非立ち寄って欲しいところがある。

札幌三吉神社

札幌三吉神社だ。

最初に札幌という地名がついた地域の中では最も古い神社だ。

現在の札幌市内には札幌三吉神社よりも古い神社はいくつかある。例えば北海道神宮もその1つだ。しかし北海道神宮が出来た時、北海道神宮の辺りは藻岩村であり、札幌ではなかった。

そういう意味での札幌という地名がついた地域ではもっとも古い神社だ。

南1条通と札幌三吉神社

時折前を走る路面電車と神社という組み合わせが撮影出来るのは札幌市内ではここだけだ。

南1条通とセイコーマート

少し先に進むとセイコーマートがある。

札幌市電とセイコーマート、札幌らしい風景だ。

南1条通 中華料理 布袋

その少し先には中国料理「布袋」がある。

札幌でザンギと言えば「布袋!」という人も多い人気のお店だ。

南1条通 ビッグパレス

反対側を見上げると「不動産ビッグ」の看板が目立つ。

中央区役所前駅と永井邸、三八菓舗

南1条通 から見た札幌プリンスホテル

しばらくすると札幌プリンスホテルが見えてくる。円柱状でわかりやすい。

南1条通

札幌プリンスホテルが見える交差点に「中央区役所前駅」がある。

南1条通 茶 中村園

先を見ると「茶 中村園」と書かれた建物が見える。創業昭和18年、70年以上の歴史を持つ製茶問屋だ。

反対側を見ると少し奥に黒い大正モダンな洋館が見える。

永井邸

札幌景観資産にもなっている「永井邸」だ。昭和6年(1931年)に建てられている。当時としてはかなりハイカラな建物だったらしい。

永井邸

大正モダンな家を見て、再び南1条通へと戻る。

少し先に進むと甘い香りが漂ってくる。

三八菓舗

三八菓舗だ。

三八菓舗

店舗の裏側が工場となっているため、甘い香りが漂ってくる。

三八菓舗なんて知らないという人もいるかもしれない。むしろ「菓か舎」や札幌タイムズスクエアの方が有名だろう。

三八菓舗

札幌タイムズスクエアは食べたことがある人も多いだろう。

三八菓舗

西4丁目駅からここまで約1,1km、札幌三吉神社で参拝しながらゆっくり歩いてきたら30分以上は経過しているだろう。ここで休憩をするのもおすすめだ。

南1条通と旧藪商事会社ビル

旧藪商事会社ビル

三八菓舗から少し歩いてくると上記の古さを感じるビルが見える。

旧藪商事会社ビル

旧藪商事会社ビル、現在は「三誠ビル」という名前のビルだ。

実はこのビル、現存する鉄筋コンクリート造(RC造)としては札幌最古の建物であり、大正13年(1924年)に建てられたビルだ。

札幌景観資産及びさっぽろ・ふるさと文化百選にも選定されている。

南1条通を走る市電は1918年に開業している。それから6年後からずっとこのビルの前を路面電車が走り続けていると考えると、路面電車の歴史とともに歩んできたビルと言えるだろう。

旧藪商事会社ビルと路面電車

ビル内には飲食店・喫茶店もあるので、ここで休むのも良いだろう。

南1条通と病院通り

南1条通と病院通り

旧藪商事会社ビルから少し先に進むと札幌南一条病院、中村記念病院が見えてくる。

その先にはNTT東日本札幌病院、札幌医科大学附属病院と大きな病院が続く。

そのためこの辺りの南一条通は「病院通り」と呼ばれることもある。

札幌市電 西15丁目駅

中村記念病院を少し超えると大きめの交差点があり、西15丁目駅がある。ここで南一条通と札幌市電の並走は終わる。

西15丁目駅は2019年に少し手前から移転されたばかりだ。

南一条通

南一条通りは、この先まだ続く。600メートルほど先で一旦、クランク状に曲がり「円山 裏参道」とも呼ばれる通りになる。

南1条通を歩いてみよう

南一条通

西4丁目駅から西15丁目駅まで約1.4kmの道のりだ。

路面電車と並行しながらゆっくりと街並みを見ながら散歩をするのにはちょうど良い距離だろう。

時折ある古い建物と路面電車を見ながら歩くと新しさと古さの混在した札幌の街並みを楽しめる。

札幌でもおすすめの散歩に最適な通りだ。

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