曇り空だと気分も少し滅入る。雨上がりの路は、水たまりもあって歩き難くなって更に更に鬱陶しさを感じてしまう。
でも、少しだけ水たまりの中を覗き込むと少し異なる風景が広がる。
そこには懐かしさを感じるセピア色のようなモノクロのような古い写真のような景色が映っているからだ。
特に大きな建築物の下の水たまりを見るとそう感じられる。さっぽろテレビ塔の下の水たまりも例外では無い。
さっぽろテレビ塔の直下で水たまりを撮る
雨上がりの曇り空の下、さっぽろテレビ塔の前にある水たまりを覗き込んでみた。
空が灰色のため、水たまりに映る景色も灰色だ。
だから写真を撮ってもモノクロのようなセピア色のような色合いになるが、これが非日常的な風景に見えることもあるし、古い写真のようにも見えて面白い。
写真を上下反転させてみるとよりレトロな写真に見える。
白く写っている部分は古い写真にカビがついてしまったようにも見えてより古い写真のように見せてくれるから面白い。
更に写真を左右反転させてみると逆に写っていた「Panasonic」の文字が普段見慣れている方向になり、本当のレトロなモノクロ写真に見えてくる。
こんな遊びが出来るのも、雨上がりの曇り空の時だけだ。
そう思うと気分が滅入る曇り空も、それほど悪いものでは無いように思えてくる。
面白くて写真を撮っていたら、大通公園パークガイドの女性が一緒に覗き込んできて、突然水たまりに人の顔が映ったのでびっくりした。
「何を撮影されているんですか?」と落ち着いた優しい口調で話しかけられた。
「水たまりに映ったテレビ塔を撮影しているんですよ。こういう曇り空の下で撮影すると、まるでモノクロ写真のように写って面白いんですよ」と答えた。
「へ~、そういう写真を撮っている人、はじめて見ましたよ」と言われた。
あまりこういう写真を撮影している人は少ないようだ。
「写真展とかに応募するのですか?」と聞かれ、とっさにブログにはアップするかもしれないけど、それを説明するのが恥ずかしく感じてしまい
「あ、趣味で撮影しているだけですよ」と答えてしまった。
「でも、面白いですね」と言われて少し嬉しくなった。
その後も撮影を続けた。
特に面白いのはマンホールの上だけに水たまりが出来ているところだ。
マンホールの模様と映り込んださっぽろテレビ塔が面白い絵になっている。
落ち葉を邪魔に思うか、アクセントと思うか、それは人それぞれだが、落ち葉のアクセントも嫌いでは無い。
木々の葉と一緒に撮影をしてみた。
上下左右を反転させると地中に埋まったポールの金具部分がアクセントとなり、変わった写真が撮れた。
曇り空で映える写真が撮影出来ない時はこんな遊びをして楽しんでみてはいかがだろうか?
綺麗な写真が撮れないと思い込み、楽しめなくなるよりも、雨上がりの曇り空を楽しむことが出来る。
さっぽろテレビ塔へのアクセス方法・行き方
地下鉄「大通駅」27番出口にさっぽろテレビ塔の地下街が直結しています。
詳しくは下記の記事を見てください。
さっぽろテレビ塔については下記記事を見てください。
さっぽろテレビ塔のおすすめグルメ
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