札幌駅から大通公園、すすきの辺りを歩いていると時折、地下街からの排気用煙突(排気用ダクト)が目に留まる。
冬場であればそこから蒸気が白くなって立ち上っていくのが見られる。
他の地域でも地下街からの排気口はあるが、なぜか換気用トンネルは札幌らしく思える。
札幌の排気用煙突
大通公園とさっぽろテレビ塔、この写真の中にも排気用の煙突が写っている。
中央よりやや右側の横断歩道用の信号機と車両進入禁止の間を見てほしい
細長い排気用の煙突がある。
普段の日常風景過ぎて、この排気用の煙突を気にする人はほぼいないだろう。
大通の北洋銀行近くにもある。
こちらの排気用煙突だと後ろにさっぽろテレビ塔を入れて撮影することも出来るが、この際、これは関係ない。
冬になると排気用煙突から出る蒸気・排気が白くなり、何とも言えぬ雰囲気を醸し出すので、この白くなった蒸気を見ると札幌らしく感じてしまうのだ。
都会の冬場でしか滅多に出会えない風景だ。
夏場でもよく見ると蒸気が出ているのがわかるが、冬ほどは目立たない。
代わりに煙突の周りの水滴が気になる。
煙突によってはかなり錆びついていて、錆が時代の経過を感じさせてくれる。
この地下の排気用煙突の蒸気を楽しめるのはやはり冬だ。
特に午前中、朝日に照らされ湯気が照らし出される瞬間は物凄く美しい。
ここをよく通る人にしてみれば冬の日常的な風景かもしれない。でも気にして見たことが無いから気づいてないかもしれない。
特に気する風景でも無いのかもしれない。
でも、少しだけ足をとめて、見てくれたら、日常の街中の風景でもこんな素敵な風景が見られると思ってくれるかもしれない。
普段見慣れた景色でも、少しだけ気にしてみると驚くほど美しかったり、懐かしかったり、感動的な風景に出会えることもある。
札幌の地下街からの排気を行う煙突の景色も、あなたにとっての素晴らしい景色だったなら、嬉しいな。
コメント