札幌に引っ越してきて水道代が高いと感じた方もいるでしょう。
実際に札幌及び北海道の水道代は比較的高い傾向にあります。
どれぐらい高いのか他の地域を比べながら説明していきます。
札幌市の水道代は東京や大阪よりも高い
東京都と大阪市、そして札幌市の水道の基本料金は下記のとおりです。
都市名 | 札幌市 | 東京都 | 大阪市 |
---|---|---|---|
基本料金 | 1320 | 860 | 850 |
東京都や大阪市が800円台になっているのに対して札幌市は1320円と非常に高くなっています。
また基本料金にプラスしてかかる従量料金で2~3人暮らしの家庭で多い31m3~50m3の場合の料金は下記の通りです。
従量料金 | 札幌市 | 東京都 | 大阪市 |
---|---|---|---|
31~50 | 265 | 202 | 168 |
ここでも札幌がダントツで高くなっています。
水道代は水道を管理している自治体によって金額は大きく異なります。
水道を管理している自治体は都道府県によって異なり、県の場合もあれば市町村の場合、地域の場合もあります。
これは水道にかかる経費が地域・エリア単位で異なるためです。
- 元々の原水の質が良い=料金は安くなる
- 水源からの距離=遠いと高くなる
- 人口=少ないと高くなる
- 水道に関する維持管理費=管理にコストがかかると高くなる
上記のような理由で水道代は地域でかなり上下します。
どれだけ使っても月数百円のエリアもあれば、札幌市よりも高いところもありますが、北海道は全体的に水道代が高い傾向にあります。
その理由は、水道に関する維持管理費がかかるからです。
札幌・北海道が寒いのは当然ご存知かと思います。そのために水道管が凍ることがあります。でも安定的に水を供給するためには、水道管が凍ってしまっては意味がありません。
だから凍らないようにするために設備投資が雪の降らない地域に比べて当然高くなります。
また札幌・北海道はとても広く、水道管の距離が必然的に長くなります。そうなると水道に関するコストも当然高くなるために水道代が高くなってしまいます。
水源からの距離が同じ・原水の質が同じで考えると
- 寒い地域ほど水道代は高くなる
- 暖かい地域ほど水道代は安くなる
という傾向があります。他の要因で暖かい地域でも札幌以上に水道代が高い地域もあるので、あくまでも同じ条件ということが前提です。
札幌市はコストも下げようとはしている
札幌市は水道代を安くする工夫をしていないか?となると実はしています。
それは人件費です。
一番上の画像を見てもらうと分かりますが、水道メーターの検針は北ガスが行っています。
ガスも検針が必要ですが水道も検針が必要なので同時に行ってもらえばお互いに人件費を浮かせられるということで行っています。
水道の検針のために人を雇うよりもはるかに人件費は抑えられるでしょう。
後は各家庭で水道を節約して使うことが一番水道代を安く出来ることになります。