札幌への引っ越し先も決まったら、次は引越し業者・引っ越し会社の選定です。
きっと「都府県名 札幌 引っ越し 金額」等のキーワードで検索したのではないでしょうか?
そして検索した結果の上位のホームページを見てみる記事のは必ずといって良いほど一括見積をするのがお得と書かれていたのではないでしょうか?
でも、肝心なことが書かれていないんですよ。
それは北海道外から札幌へ引っ越す場合、引っ越しの荷物を運ぶパターンが大きく分けて2種類あるということです。
この2種類を理解して2通りの見積もりを出してもらうことが大切です。
引っ越しに2種類ってどういうこと?と思うでしょう。
1つは引っ越し元から引っ越し先まで1台のトラックで運ぶ方法、もう1つが引越し元から港まではトラック、港で荷物をコンテナに移し替え船に載せ、引っ越し先の港についたら再びトラックに荷物を載せて運ぶ方法です。
ともにメリット・デメリットがあるので説明していきます。
引っ越し・チャーター便とコンテナ便の違い
北海道外、例えば東京や大阪、仙台、名古屋等から札幌に引っ越しを依頼すると、当然海を越える必要があるので、途中はフェリーで運ぶことになります。
このフェリーに引っ越しの荷物をどう載せるかで料金がかなり異なってきます。
引越し元から引越し先へ、同じトラックで運ぶ場合のことをチャーター便と言います。
引越し元から引越し先へ、異なるトラックで運ぶ場合、港でコンテナに荷物を載せ替えて運ぶコンテナ便となります。
- 同じトラック=チャーター便
- 異なるトラック=コンテナ便
道外-札幌への引越し・チャーター便のメリット・デメリット
北海道外から札幌への引越しでチャーター便を使うメリットとデメリットがそれぞれあります。
チャーター便のデメリット
チャーター便のデメリットは引っ越し代が高くなることが一番のデメリットです。
本州から北海道にトラックを移動させるので引っ越し会社は北海道から本州までトラックを戻す必要性が出てくるのでフェリーの料金が倍発生します。
チャーター便のメリット
チャーター便にはメリットが豊富にあります。
- 最短の経路で運ぶため、引越しにかかる日数が少ない(関東なら中1日)
- コンテナに荷物を載せ替える必要性が無いので荷物に傷がつく心配が少ない
- コンテナに荷物を載せ替えないので荷物が行方不明になる心配が少ない
道外-札幌への引越し・コンテナ便のメリット・デメリット
北海道外から札幌への引越しでコンテナ便を使うメリットとデメリットも、それぞれあります。
またコンテナ便でも細分すると2通りに分かれます。
コンテナ便の2通り
コンテナ便は大きく分けて2つです。
- 船に積むコンテナ1台につき1家族分で積むコンテナ便
- 船に積むコンテナ1台に複数の家族分で積むコンテナ便
特に後者の複数の家族分で積むコンテナは問題が多くなります。
コンテナ便のデメリット
- コンテナに移し替えるため引越しにかかる日数が余分にかかる(中3日程度)
- コンテナに移し替えるため荷物の移動回数が増え傷がつく可能性が高まる
- コンテナに移し替えるため荷物が行方不明になる可能性がある(特に複数家族分)
- 複数の家族分のコンテナの場合、他の荷物に匂いや虫がいると移ることもある
コンテナ便のメリット
チャーター便に比べて2~4割くらい引っ越し代が安くなる というのが一番のメリットです。とにかく安く引っ越し代を安くしたい!ということであれば引越し業者にコンテナ便でも構わないので安くなりませんか?と聞いてみると良いでしょう。
ただし、デメリットの覚悟は必要です。
チャーター便のつもりがコンテナ便ということもある
チャーター便でお願いしたつもりが、実はコンテナ便(1家族1コンテナ)にされることもあります。
これは、引越しの荷物に回収に来たトラックのナンバープレートをスマホで撮影しておいて、引越し先に来たトラックのナンバープレートを確認して違っていると、コンテナ便を使われた可能性があります。
東京等のナンバーで引越し元には来たのに、札幌の引越し先に来たトラックが札幌ナンバーだったという場合です。
ただし、たまにトラックの手配上、積み替えているだけの場合もあるので絶対にコンテナ便が使われた訳ではありません。
札幌への引越しはチャーター便がおすすめ
チャーター便とコンテナ便、どちらが良いかと言うと、チャーター便がおすすめです。
筆者が千葉県から札幌へ引越してきた時はチャーター便でお願いしました。
理由は、引越しの荷物が万が一、行方不明になったり傷が大きくついたら嫌だからです。
もちろん大きな傷がついたら引越し業者には弁償させることは可能ですし、引越し業者もそういう保険に入っていることもあります。
しかし、中には絶対に傷つけたくないものもありますよね。
丁寧に運んで欲しい場合は、チャーター便でお願いするようにしてください。
繁忙期は選べないこともあり
ただし2月後半から4月初旬や9月の引越しの繁忙期だとどちらか指定することが出来ないこともあります。
引越し業界はただでさえ人手不足なので、繁忙期になると完全にパンク状態に近いというのが実際のところです。
なので便を確実に指定したい時は、繁忙期を避けることです。
何より繁忙期は高くても引っ越す人が多いので、安くなる割合が低い上に繁忙期以外と比べると倍以上の料金になることがあります。