札幌の引っ越すことになり、札幌の賃貸物件を探そうとしていろいろな口コミサイトの情報を見ていると、やたらと悪評ばかりが出てきて、大丈夫かな?と思う人もいるのではないでしょうか?
でも、よく見ると不動産会社の悪評は悪評でも営業部門(窓口で説明してくれる人)に対してより、管理部門(物件の管理や家賃支払いの管理等を行う部署)への悪評が多いことに気が付きます。
これは、札幌の賃貸不動産市場がオープン市場であることによる弊害と札幌・北海道の悪い部分が出てしまっているからです。
札幌の賃貸物件はオープン市場
上記の記事で説明していますが、札幌の賃貸物件はどこの不動産会社でもほとんどの物件を案内してもらえます。
オープン市場になっている大きな理由に不動産会社でも物件を紹介する営業部門と物件を管理する管理部門が別会社になっていることが多くなっています。
例えばエイブルやminiminiで契約をしても管理は、アパマンということもありえます。
物件の管理会社に対するクレームが多い
北海道・札幌の人はおおらか だとよく言われます。
これは確かにそういう傾向がありますが、悪くいうと大雑把とも言えます。
細かいことを気にしない(おおらか)、代わりに細かいことを気にしないので大雑把になる傾向もあります。
そのために管理ということになると、特に営業数値等で評価されることが無いので仕事も大雑把になってしまう傾向にあります。
しかも自分の会社で契約をしてくれた人が入居する訳では無いので、特に住む人に対して思い入れもありません。
不動産会社の口コミを見ると半数以上は管理部門への杜撰な管理に対する怒りが多くなっています。
実際に筆者も管理会社のあまりにもいい加減な対応にキレたことがあります。
不動産会社の口コミ・悪評は営業部門か管理部門か別に見よう
不動産会社の口コミの中でも悪評に関しては、営業部門に宛てたものなのか、それとも管理部門に宛てたものなのか、分けて見るようにしてください。
これは北海道に限らず他の都府県でも言えることですが、とある大手の不動産会社で賃貸契約をした時、非常に対応が良かったので安心していたら、管理部門の態度の横柄さにびっくりしたことはあります。
そして管理部門は賃貸物件に住んでいる人が顧客とは思っておらず、賃貸物件の大家・オーナーがお客さんと考えていることが多い傾向にあります。
- 不動産会社 営業部門=賃貸物件に住もうとしている人がお客さん
- 不動産会社 管理部門=賃貸物件の大家・オーナーがお客さん
北海道・札幌はオープン市場のため営業部門と管理部門が異なる会社が行っていることが多いので、本当は管理部門の別会社のクレームなのに、契約した不動産会社が悪いと勘違いして、不動産会社への悪評へと繋がっていくようになっています。
だから不動産会社の口コミを見た時に、きちんと契約段階における口コミなのか、契約後の住んだ後に関する口コミなのか、判断するようにしてください。
契約前、契約後で判断して口コミの悪評を見ると、半数は契約後の管理会社に対するものが多くなっています。
だから本当は別の不動産会社の管理会社の悪評なのに、被害を受けている不動産会社の営業部門があります。
勘違いでクレームをつける人もいる
最近は、カスタマーハラスメントという言葉が一般化しつつあります。
客からの理不尽なクレームをカスタマーハラスメントと言いますが、筆者も小売業が長かったので理不尽なクレームは何度も経験しています。
そしてクレームをつける客というのは、自分の勘違いを正当化させようとすることもあります。
実際に不動産会社に勤める友人から聞いた話があります。
物件ABCと3つの物件をある人に紹介したそうです。
- 物件Aは敷金・礼金0円
- 物件Bも敷金・礼金0円
- 物件Cは敷金2ヶ月・礼金1ヶ月
の物件でした。
物件Cに関しては敷金・礼金が発生するだけに人気の賃貸物件でABCの各物件を見た後ならほとんどの人はCに決める、そんな物件です。
紹介された客は物件ABは敷金礼金が0円なので自分の中で物件Cも敷金礼金0円であると勝手に解釈をして、いざ契約段階に入ったら、敷金・礼金をなぜ取るんだ!無料じゃないのか!とクレームをつけてきたそうです。
これに似たクレームは筆者自身も何度か受けています。
人は自分の都合の良いように解釈をする傾向にあるため、不都合なことは忘れたり、勝手に良い方に解釈をします。結果、きちんと説明しているのに聞いてない!嘘をつかれた!と言う人は少なくありません。
札幌の不動産会社の口コミの中でも悪評もいろいろ見たのですが、これ絶対に勘違いして自分が間違っているのに書いているんだろうな・・・と思えるものがいくつかありました。
もしくはライバル会社が匿名なのを良いことに書いているんじゃないのかな?と思うものまであります。
だから、悪評の多い不動産会社でも実際に行ってみたら物凄く良かった!なんてこともよくある話なので、匿名で誰もがかける口コミというものは、話半分で見ておいた方が良いですよ。
だからまずは、賃貸物件を探しているのなら、内見(賃貸物件の中を見学する)の予約をして、実際に担当者にあって判断するようにしてくださいね。
内見にチェックポイントは下記記事を参考にしてください。