札幌へ引越し、特に本州や九州からの引越しだと、何か忘れてしまっても中々戻ることも難しいですよね。
だから引越し前に行っておかなければいけない手続きについて紹介します。
引越し先の住所が決まったらすぐに行った方が良いものから紹介していきます。
固定電話・インターネット回線の停止・移転申込み
今まで自宅に固定電話があったり、インターネット回線としてフレッツ光等の光回線を設置していた場合で、引越し先でも固定電話やインターネット回線として光回線を設置したい場合は、出来るだけ早く回線の停止や移転の申込みを行いましょう。
NTTの回線を使っている場合、NTT東日本管轄かNTT西日本管轄かで手続きは異なりますが、関東から札幌へ引越しの場合は、NTT東日本管轄内なので、手間はあまりかかりません。
光回線や固定電話の場合、工事を行うこともあり工事に来てもらうまでに1週間以上かかる場合もあり、立会が必要なこともあります。
そのため引越し日時と引越し先が決まったら出来る限り早めに申し込んで回線が無い期間を短くするのがポイントです。
NTTへの電話は、116 で大丈夫です。
郵便局への届け出は少し早めに
旧住所に送られてきた郵便物を新住所に届けてもらうために郵便局へ必ず届けるようにしてください。
旧住所から新住所への移転が有効になり郵便物が転送されるまでに1週間程度かかる場合もあるので、例えば関東から札幌に引っ越す場合は札幌に到着する5~7日前に手続きしておくことをおすすめします。
ヤマト「宅急便転居転送サービス」
筆者が札幌に引越してきたのは10月ですが、12月に入って2回、以前住んでいた人宛てにヤマト便でお歳暮が届きました。
筆者宛てでは無いので受取拒否をして持って帰っていただきましたが、引越したことを知らせていない人から荷物が届いたり、連絡した人でも間違えて旧住所に荷物を送るということはよくある話しです。
なので、一番個人荷物を扱うことが多いヤマトの「宅急便転居転送サービス」は申し込んでおきましょう。
amazon・楽天等 ネットショップの住所変更
引っ越し後でも問題ありませんが、引越し前後はamazonや楽天等のネットショップの利用は気をつけてください。
筆者も筆者の友人も引越してから必要になった物をamazonで購入したのは良いものの、いつもの癖でワンクリックで購入してしまい、昔の住所のまま申し込んだことがあります。
引越し先に届けたいのなら住所変更をして日にち指定で申し込むようにしてください。
ガス電気水道の解約の依頼と開設の依頼
北海道外から札幌への引越しが決まったら、ガス電気水道は今まで使っていたところとは全く別の会社・自治体への申込みとなりますので、解約をすることになります。
引っ越す日にちが確定したら早めに連絡をしましょう。
特にガスは当日立会をすることが多いので、引越しシーズンだと希望する時間に来てもらえないこともあります。
電気や水道は立会が不要なことが多いのですが、ガスだけは立会は基本ですから注意してください。
早朝出発の時は、前日にガスを停止してもらった方が良い場合もあります。
筆者は過去に1度だけですが前日にガスを停止してもらい、その時は日帰り温泉で入浴しました。
9月だったので朝は水だけで顔を洗うことが出来る時期だったので良かったのですが、寒い時期の引越しだと朝は顔を洗ったり出来なくなるので注意してくださいね。
また札幌のガス電気水道の開設の手続きも行いましょう。
水道はほとんどの場合、元栓を開ければすぐに使えるようになりますが、不動産会社に念の為に確認しておきます。
電気もブレーカーを上げれば使えるところが多いですが、こちらも確認しておきましょう。
ガスは立会が必要なことが多いので、出来れば引越し日当日に開栓してもらえるように早めに連絡しておくことをおすすめします。
新聞の解約
新聞をとっている方は、新聞の解約も忘れずに。
全国区の新聞であれば引き続き読むことも出来ますが、引越し先で新たに契約した方がお得になることが多いので、一旦解約して、引越し先で契約されることをおすすめします。
なお、すぐに読みたい場合は電話で新聞配達店にお願いすると翌日から配達してくれることがほとんどです。
契約は数日の内に営業の方が来て本契約となります。
また月の20日を過ぎていたら3ヶ月以上契約するのならその月は無料にしてくれることも多々あります。
転校手続き
お子さんがいる場合は転校手続きを早めに行うことが必要です。
札幌へ引越してくる時は前の小中学校で「在学証明書及び転学児童生徒教科用図書給与証明書」をもらうことを忘れないようにしてください。
詳しくは札幌市のホームページに書いてあります。
高校生になると転入学試験が必要になることもあるので、注意してください。
役所等、公的機関への手続き
役所等、公的機関への手続きは下記のようなものがあります。
転居届
引っ越す前に住んでいる市区町村でもらう書類です。
基本的には取得してから14日以内に引越し先の区役所(札幌の場合は区役所になるので)に転入届と一緒に提出する必要性があります。
そのため、引越してから区役所(出張所でも一部可)に行く暇がしばらく無さそうであればギリギリに取得した方が良いでしょう。
戸籍謄本は念の為にもらっておくと良いかも
戸籍謄本を使うことは滅多にありませんが、札幌でもし何かしらの理由で必要になった時に郵送でお願いしていては間に合わない時のために1部取得しておいても良いでしょう。
戸籍謄本が必要になるとしたら引越して3ヶ月以内のことが多いので、引越しの少し前に取得しておけば、ほぼ大丈夫です。
引越し先で戸籍も変更する場合は「戸籍全部事項証明書」ももらっておきましょう。
原付きバイク・廃車証明書
原付バイクを持っていく場合は、廃車証明書をもらい、引越し先の役所に提出すると新しいナンバープレートが発行されます。
ペットの管理
ペット、特に犬等の身近なペットには狂犬病等の予防のために予防接種が義務付けられています。その管理は役所か保健所です。
転出する前に今住んでいる役所や保健所で手続きをして、転入先でもきちんと予防接種が行われていることを証明出来るようにしておきましょう。
引っ越し後でも大丈夫だけど早めに手続き出来るもの
引っ越し後でも大丈夫ですが、引越し前に手続き出来るものもあります。
クレジットカード
引越し先の住所や勤務先の住所が分かった時に、早めに変更手続きをしておきましょう。
札幌への引越しの場合は大丈夫なのですが、日本の一部エリアだと登録してある住所からかけ離れているところで使うと稀に偽造カードかカードが盗まれたと判断され、ロックがかかることがあります。
札幌は観光地なので、遠方からの引越しでもロックがかけられることはまずありませんが、支払いを滞納したことがある、キャッシング枠をギリギリ使っているという場合にはロックがかけられることもあるので、早めに手続きしておくと良いでしょう。
引越し前も後も手続きは大変
引越し前も引っ越し後も手続きはかなりあります。
でも非常に大切なことなので忘れずに行うようにしてください。
公的なもので分からないことがある場合は役所に相談するようにしてください。
なお、引越し時に今まで住んでいた地域でお世話になった方への挨拶も忘れずにしておきましょう。
もし戻ってくることがあるのなら、きちんと挨拶をしておけばまた受け入れてくれますが、黙って引っ越すとあまり良い印象は持たれません。