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電力自由化の制度って何?北海道・札幌でも使える新電力

風力発電所

電力自由化という言葉は聞くけど、実際のところよくわかっていないという人の方が多いのではないでしょうか?

電力自由化は2004年4月から法人向けに始まり、2016年4月から一般家庭向けにも開始された新しい仕組みです。

一般家庭における電力自由化とは?

今まで電力は北海道であれば北海道電力、いわゆる「ほくでん」と契約して供給してもらい、「ほくでん」に料金を支払っていました。

北海道・札幌へ本州から引っ越しされて来た人であれば下記のところと契約していましたよね。

  • 東北=東北電力と契約
  • 関東=東京電力と契約
  • 東海地方=中部電力と契約
  • 関西=関西電力と契約

ただ電力を地域で独占的に契約して供給するのはどうか?ということが問題になり、どこの会社でも電力を販売して良いということに法律が改正されました。

一般家庭用の電力に関しては2016年4月1日からスタートしています。

どこの会社でもと言っても認可制なので国が認めた会社でしか販売は出来ません。

電力自由化で何が変わるのか?

では電力自由化で何が変わったのか?

今まで地域で1社独占的に契約をしていた電力会社だけでなく、地域的な差はあるものの、多い地域では100社以上の電力販売会社と契約出来るようになりました。

北海道では70社以上の会社から選択出来るようになっています。

電力会社を複数から選べるようになったからと言って何かお得になるの?と思う人が多いと思います。

結論から言えば電力会社を変更すると、電気代が安くなる可能性があります。

例えば今1人暮らしであまり電気を使っていないという人なら月の電気代が3000円くらいだという方であれば

  • 基本料金:670円くらい
  • 1段階料金:23.5円くらい×90kwh=2120円くらい
  • 燃料調整費:-67円くらい
  • 再生可能エネルギー発電促進賦課金 265円

合計 3000円くらい

となっているでしょう。

これを電力自由化の制度を使い他の電力会社に切り替えると、下記のようになる場合があります。

基本料金:0円

1段階料金:29円くらい×90kwh=2600円くらい

再生可能エネルギー発電促進賦課金 265円

合計:2900円くらい

1kwh辺りの電気代は高くなるものの、基本料金が0円というプランがあり、結果基本料金を支払わなくて良い分、安くなる場合があります。

他にも基本料金はあるけど、2段階料金が20~23円くらいと安くなるプランを提供している会社もあれば、いろいろなプランがあります。

電気代は絶対に安くなるの?

絶対に安くなる訳ではありません。場合によっては高くなる人もいます。

ただし平均して電力自由化で他の電力会社に切り替えた人の内、半数くらいは電気代は安くなっています。

だから、本当に安くなるか確認することが大切です。

誰でも電力自由化で別の電力会社に切り替えられるのか?

基本的には誰でも別の電力会社に切り替えることが出来ます。

ただし以下の場合は、出来ないことがあります。

  • 集合住宅に住んでいて全世帯一括で電気会社と購入契約をしている場合
  • 分譲マンションだけどオーナーが居て賃貸マンションと住んでいて、オーナーの許可が出ない場合
  • 自家発電を行っている場合

一軒家であればほぼ電力自由化で他の電力会社に変更出来ます。

マンションやアパート等の集合住宅の場合で、一部出来ない場合もあるので、管理会社や大家さんに一度確認してください。

電力会社を変更しても問題は無いのか?

北海道の人であれば2018年9月6日に発生した北海道胆振東部地震でのブラックアウト(北海道全体が停電)したことはまだ記憶に新しいことでしょう。

別の電力会社にしたら、ちょっとした地震でも停電になったりしないか、不安に思いますよね。

これに関しては全く心配しなくて構いません。

送電配網は従来の電力会社が行うことが基本

契約した会社によって停電しやすくなってしまったら本末転倒ですよね。

基本的に電力自由化で作られた会社は自社で発電を行っているところもありますが、多くは、その地域の元となる電力会社から電気を一括で購入しており、電気を送る仕組みもそのまま元となる電力会社から借り受けているので、停電しやすくなることはありません。

でも元となる電力会社の電気を使っているのに安くなるのか、不思議ですよね。

これは一括で電力を購入しているからです。

何でも大量に一括購入すれば安くなりますよね。

だから別の電力会社が一括で電力を購入しているため安くすることが出来ます。

電力会社が倒産したら停電する?

新しく契約した電力会社が万が一倒産したら停電してしまうのか?という不安を持つ人もいるでしょう。

この場合も大丈夫です。

すぐに止まることはありません。倒産したら連絡は来るので、その時に別の会社にするか元々の電力会社(ほくでん)に切り替えれば大丈夫です。

電力会社にしたら何かしなければいけないことはあるのか?

別の電力会社にした場合、スマートメーターという新しい電力メーターを取り付けることが必要になりますが、ほとんどのところで無料で取り付けてくれます。

また集合住宅の一部を除いてスマートメーター取り付け時も立ち会いは不要です。

最初に必要なものは、電気の検針票さえあれば申し込むことが出来ます。

どこの電力会社が良いのか?

では、どこの電力会社と契約するのが良いのか?

問題はそこですよね。

人によって異なりますが下記のところがおすすめです。

1人暮らしならLooop電気

1人暮らしで月々の電気代が平均して3000円以内なら、Looop電気がおすすめです。

その理由は、Looop電気だと基本料金が無いからです。

項目 ほくでん Looop電気
基本料金 670~1000円くらい 0円プランあり
従量制 120kwhまで 23.5円くらい 29円くらい

電気代が月々3000円以内という人であれば、概ね契約アンペア20Aで、90kwhくらいまでの電気を使っていることが多くなっています。

もちろんもっと電気代がかかっている場合でも、プランによってはかなり安くなります。

検針票があればどれぐらい安くなるか、もしくは変わらないのか、シュミレーションも出来るので1度公式サイトで確認してください。

無料シュミレーションで計算出来る

自然を大切にしたい人には自然電力

月々の電気代が平均して13000円以上あるような電気を多く使う家庭なら自然電力がおすすめです。

自然電力は日本各地に風力発電等の自然を使った発電所を作っている、自然に優しい電力会社です。

北海道では留萌管区や日高管区で風力発電所を作っています。

エコにもこだわり、電気代も安くしたいという方におすすめの電力会社です。

もちろん公式サイトでどれぐらいの金額になるかシュミレーションを行えます。

無料で電気代をシュミレーションしてみる

楽天ユーザーなら楽天電気

1人暮らしだったり契約アンペア数が少ない(30A以下)で、楽天ユーザーなら楽天電気がおすすめです。

電気をかなり使う人だと損になることもありますが、1人暮らしだったり電気代が月に数千円の場合はほとんどの場合、電気代が今よりも安くなります。

更に契約すると楽天ポイントがもらえます!

あなたにあったプランを選ぼう

他にも北海道・札幌ではいろいろな電力会社があります。

是非、あなたにあったプランを選んでくださいね。

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