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札幌の自然の特性、地形・地質について

藻南公園

札幌といっても東京23区の倍近い面積があることをご存知でしょうか?

  • 札幌市面積=1121キロ平方メートル
  • 東京23区=619キロ平方メートル

そのため札幌市は地区により地形や地質も異なっています。

札幌の地形・地質について説明していきます。

札幌の地形・地質の概要

札幌市は石狩平野の南西部、石狩川の支流である豊平川の扇状地を中心に広がっています。

東西約42km、南北約45kmのわたり、市の西部と南部の大半は手稲山・円山・藻岩山などの山岳・丘陵地帯となっています。

平地部は豊平川の扇状地から石狩川下流域に広がる北部低地へと続き、その先の石狩湾に至ります。

北部低地は、そのほとんどが石狩川下流域の氾濫原で、近年に至るまで水害の常襲地帯でした。またこの地域の大半は泥炭で覆われていました。

札幌の山々

札幌の西部には藻岩山・円山・三角山・手稲山が連なるようにあり札幌の東側から見ると札幌らしいという人もいます。

藻岩山・円山・三角山・手稲山の地質を見ると、どの山にも表面には安山岩と呼ばれる火成岩(マグマが冷えて固まった岩石)の地層が見られるのが特徴です。

これは500~200万年前の火山活動で溶岩が流出、または岩脈となって突き上げて出来たものです。

南区にある八剣山や神威岳も同じように安山岩で見られます。

岩盤となっており強固な地盤になっており震災でもマグニチュードが大きい割に地盤への被害が少ない地域となっています(地盤だけであり他にはもちろん被害があります)。

札幌の豊平川扇状地

扇状地とは、河川が山地かや丘陵から平野や盆地に移るところで見られる、土地などが扇状に堆積した地形で、扇子の形と似ていることから、扇状地と言われています。

豊平川は、上流の深い渓谷から中流域に河岸段丘を形成しながら、現在の藻南公園付近より平野部に流れ込み、そこから常に流路を変え、その川によって運ばれた土砂が長い年月にわたって広く堆積していきました。

こうして出来た砂礫層の地質は川の水や雨水が浸透しやすいので、雨の少ない時期は乾いた河原がたくさん見られる状況だったと推測されています。

一説に、札幌の地名の語源は「サッ・ポロベツ(乾いた川)からきているとされているのは、豊平川のそういう状況が理由だったからだと言われています。

扇状地の上部でいったん地下にもぐった河川水や雨水は、扇状地の末端部まで来ると泉となって地上部に湧き出し、アイヌの人々はこのような泉をメムと呼んでいました。

かつて、メムは北大や道庁あたりに沢山ありましたが、道路舗装の拡大や都市整備、地下水の組み上げによりほとんど無くなってしまいました。

大雑把でも構わないので札幌の山々と豊平川の扇状地が札幌の地質や地形に影響を与えいたことを知っておいて欲しいと思います。

*参考文献 札幌シティガイド検定 公式テキスト

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