札幌でも電子マネーが使えるところは確実に広がっており、札幌の大通公園で行われるさっぽろ雪まつりやさっぽろオータムフェストの出店でも使えるようになってきています。
しかし、札幌・北海道独自の電子マネーがあり本州とは異なる電子マネーの経済圏及び勢力図が出来ているので、どの電子マネーを使うかきちんと考えて使うことが大切です。
札幌の電子マネーの経済圏及び勢力図を紹介していきます。
なお電子マネーと共通ポイントカードは密接な関係があるので共通ポイントについては下記記事をご覧ください。
全国と北海道・札幌の電子マネーのシェアについて
全国的な電子マネーのシェア(割合)で決済件数が一番多いのは交通系電子マネーが一番です。
- SuicaやPASMO等
ただし決済件数ではなく決済金額のシェアで見ると流通系電子マネーになります。
- WAONやnanaco 等
交通系電子マネーと流通系電子マネーを追う形として、クレジットカードと紐づく後払い形式の電子マネーがあります。
- QUICPayやiD 等
調査会社が行った結果だと電子マネーの利用状況は下記のようになっています。
ただこのアンケートは母数が1000であり、全国となっていますが人口分布から考えると関東に比重が置かれている傾向にあると思うので実際には誤差があると思います。
そして何より北海道・札幌だと大きく変化してくるでしょう。
その理由は北海道・札幌生まれでずっと北海道・札幌で暮らしている人だとそもそもSuicaをほとんど利用していないからです。
札幌での電子マネーのシェア、No.1はSAPICA
Twitterでアンケートをとってみました。
人気の無いアカウントなので、23票しかなく、またTwitterのアンケートということで正確性は欠けますが、傾向は何となく見えるかと思います。
上のツイートの続きです。
— 北海道プレス&サポカン (@hokkaido_press) 2018年11月15日
上記のものを1つにまとめました。
電子マネー | 割合 |
---|---|
SAPICA | 26.1% |
Kitaca | 13.0% |
その他交通系電子マネー | 8.7% |
WAON | 13.0% |
nanaco | 8.7% |
QUICPay | 17.4% |
楽天Edy | 0.0% |
その他電子マネー他 | 13.0% |
SAPICAがNo.1で、これは札幌で地下鉄やバス、市電(路面電車)に乗る上で最もお得な電子マネーなので、当然の結果と言えます。
おそらく次い多いのは、実際にはWAONかnanacoだと思うのですが、QUICPayも支払い方法としては便利なので、使っている方も多いでしょう。
実際、筆者がコンビニで見かける支払い方法で一番多いのはQUICPayです。
楽天Edyが0%というのはたまたまだと思うのですが、札幌の大通駅近辺の地下街、オーロラタウンやポールタウンでは一番お得な電子マネーなので、利用者はいると思います。
SAPICA・Kitaca以外の交通系電子マネーはおそらくSuicaが1番だと思いますが、これはKitacaが全くお得な電子マネーではなく、Suicaを使った方がお得なので、本州から引っ越してきた人はそのままSuicaを使う傾向にあるからかもしれません。
札幌における電子マネーの経済圏と勢力図
札幌における電子マネーの経済圏と勢力図を簡単に作ってみました。
電車に乗る人なら交通系電子マネーはよく使うので中央に配置しました。
札幌での交通系電子マネーは
- SAPICA 経済圏
- JR系電子マネー経済圏
に分かれると言えます。
そして流通系(小売系)の電子マネーとして
- WAON 経済圏
- nanaco経済圏
- EZOマネー 経済圏
があります。これに加えクレジットカード会社やIT系企業の出している電子マネー経済圏が下記の通りです。
- QUICPay 経済圏
- 楽天Edy経済圏
- その他 電子マネー経済圏
ただし、普段の買い物ということで考えると
- WAON 経済圏
- nanaco経済圏
- QUICPay経済圏
と見る方が良いかもしれません。札幌で店舗数の多いアークスグループはQUICPayの支払いでお得になるキャンペーンをよく展開しているので、イオン・イトーヨーカドー・アークスグループの3つの戦いと見ると、QUICPayが加わります。
電子マネーは多くても3枚以内がおすすめ
電子マネーを使う理由の多くは利便性です。続いてポイント還元でお得になることでしょう。
そう考えると電子マネーを多く持ちすぎると管理が煩雑にありポイントも分散して結局たまらなくなり、お得ではなくなります。
なので多くて3枚までの利用にすべきだと言えます。
自分がどのお店をよく使うかを上記の勢力図から見て判断して、よく使うお店の電子マネーを使うのがお得であり利便性も高くなります。
よく使うお店は札幌でも住んでいる場所等でかなり異なるので、よく使うお店の電子マネーに絞って、他は高還元率のクレジットカードで支払うと割り切るのがおすすめです。
以上、札幌の電子マネー事情と経済圏と勢力図についてでした。