ネット上からホテル・旅館を予約する時にどこを使えば一番安いのか?気になるところですよね。
最近だとGoogle Map上で最安値がすぐにわかることもありますが、じゃらんは登録していないこともあって、金額が出てきません。
それにじゃらんや楽天トラベル等はクーポンもよく発行していて、クーポンを使えばGoogle Map上に表示される金額よりも更にお得になることもあります。
結局、じゃらん・楽天トラベル・るるぶやHotels.com、Expedia等の外資系OTA、どこを使えば一番お得なのか?というと比較サイトでも抜けていることがあるので自分で確かめないとわからない、というのが実情です。
あくまでもインターネット上だけの旅行会社であり、JTBや日本旅行のように店舗もあり、インターネット上でも取引をしている場合は、TTA(Traditional Travel Agent トラディショナル・トラベル・エージェント)と言います。
またホテルによっては、JTBが最安値だということも実はよくあるお話です。
そうは言ってもどういう条件なら最安値がどこになるか?と大体の目安は欲しいところですよね。
どこのサイトで予約するのがお得なのか、実際のところを説明していきます。
まずは、じゃらんと楽天トラベルで悩んでいる人の悩みを解消しつつ、外資系OTAについて、日本の大手旅行会社との比較についても説明しています。
じゃらん vs 楽天トラベル 徹底比較
基本的にネットから予約を行う場合、じゃらんと楽天トラベル、この2つが大きすぎて他のネット旅行会社の追随を許していません。
しかし最近だとじゃらんが更に大きく人気となっています。
実際のところ、じゃらんと楽天ではどんな違いがあるのか見ていきましょう。
じゃらんと楽天トラベルの違い
じゃらんと楽天トラベル、まずは表で違いを見てみましょう。
項目 | じゃらんnet | 楽天トラベル |
国内宿紹介数 | 約28000 | 約33000 |
メインの客層 | 家族 カップルでの旅行 | 独身 出張サラリーマン |
ポイント付与率 | 通常2% | 通常1% |
ポイント使用上限 (1回の予約) | 100000ポイント (100ポイント単位) | 30000ポイント (100ポイント単位) |
月間ポイント 使用上限 | 300000ポイント | 100000ポイント |
ポイント | Pontaポイント リクルートポイント | 楽天ポイント |
ポイントを マイルへ交換 | JAL | ANA |
うざさ | メルマガはそれほど 多くない | うざいほどメルマガ が来る |
お得なクレカ | リクルートカード (還元率1.2%) | 楽天カード (還元率1%) |
- 宿泊施設数は楽天が多い
- 1度に使えるポイントはじゃらんの方が多い
- ポイント還元率は一次的にはじゃらんの方が高い
- 貯まったポイントは、じゃらんはJALマイル、楽天はANAマイルに交換可能
このような違いがあります。
じゃらん vs 楽天トラベル 売上比較
じゃらん | 楽天トラベル |
売上8731億円 | 売上6101億円 |
売上期間17年4月~18年3月 | 売上期間17年4月~18年3月 |
観光経済新聞 2019年1月5日オンライントラベル予約実績調査より
以前はここまで差は無かったのですが、じゃらんが大きく伸びています。それに対抗するためか、楽天トラベルは楽天スーパーセールを大きく扱い、挽回を狙っています。
じゃらん vs 楽天トラベル 詳細条件の絞り込みの違い
じゃらんと楽天では細かい絞り込み条件等で違いがあります。
楽天トラベルはサイト・アプリを開いた時、予約人数は1人で設定されていますが、じゃらんは2人で設定されています。
つまり
- 楽天:独身や出張で使う人をメインにしている
- じゃらん:家族やカップル、レジャー・観光で使う人をメインにしている
と言えます。
楽天トラベル 絞り込み条件
上記は楽天トラベルでの絞り込み条件です。
部屋からの景色の絞り込みが出来るは便利ですが、あくまでも宿側の申告によるので思っていたのと違うということが度々発生します。
面白いのが部屋設備で「有料ビデオ」「ズボンプレッサー」があるところです。独身・出張サラリーマンをメインにしているだけあると思いますが若い人はもう見ないですよね。
何気に嬉しいのが「洗浄機付トイレ」が選べるところだったります。
じゃらんnetの絞り込み条件
じゃらんは、ビジネス利用というよりは、レジャー・観光利用を前庭としており、部屋食が出来るかどうかという絞り込みが出来るのが特徴です。
また温泉の条件やプールやエステ、貸しスキー等の絞り込みが出来るのも観光・レジャーでの需要を見込んでのことであることがわかります。
じゃらんと楽天トラベル ポイントの貯めやすさ・使いやすさ
予約した時に付与されるポイントは
- 楽天:標準1%
- じゃらん:標準2%
ということで、じゃらんの方が貯まりやすく思いますが、実はそれほど違いはありません。
というのも楽天トラベルはセール等でよくポイントアップを実施しており、多い時で15%まで高くなることもあります。
また楽天ポイントは電子マネー Edyに交換することが出来るので使いみちも多くなっています。
じゃらんのリクルートポイントはPontaポイントには交換出来るものの、日常の生活だとEdyに比べれば使いみちが限定されます。
じゃらんと楽天トラベル、クレジットカードとの連携
じゃらんが一番押しているクレジットカードは、リクルートカードです。
楽天が一番押しているクレジットカードは、楽天カードです。
- リクルートカード:ポイント還元率1.2%
- 楽天カード:ポイント還元率1%
それぞれのサイトでそれぞれが押しているクレジットカードで決済をした場合、宿予約のポイント還元と合わせると
- じゃらん:ポイント付与2%+ポイント還元1.2%=3.2%
- 楽天トラベル=ポイント付与1%+ポイント還元=2%
となりますが、先に書いた通り、楽天はポイントアップの施策が多いので標準で1.2%のポイントの差があっても、実際には差はほとんど生まれません。
特に楽天市場で買物をよくする人ならむしろ楽天のポイントの方が貯まりやすいことはご存知でしょう。
じゃらん・楽天トラベル 結局どっちがお得なのか?
結局はそれほど差が無いという結論になってしまいます。
自分が使いやすい方、もしくはセールで安い方を使うのがおすすめです。
筆者は、両方を比べて安い時、セールの時で使い分けて使っています。
ただし最近は楽天カードで申し込むとポイントが凄まじいこともあって、楽天トラベルを使う比率が増えています。
楽天トラベルで予約する上で楽天カードは必須です。
じゃらん・楽天 vs Yahoo!トラベル
意外と旅行好きな人が使っているのがYahoo!トラベルです。
日本のネットでやはり今でも強いYahoo!Japan、PayPayを導入して凄い割引サービスを展開しています。
Yahoo!トラベルもポイントで攻めてきています!
月に6~8回5%以上のポイント還元になる日があるのでその日を狙って予約してお得に旅行をする人がいるので、知っている人はYahoo!トラベルで予約しています。
- 5のつく日:5%ポイント還元(Yahooプレミアム会員なら9%還元)+3%還元
- 旅!旅!サンデー キャンペーン:5%ポイント還元(Yahooプレミアム会員なら9%還元)+3%還元
実際に5のつく日や日曜日ならじゃらん・楽天トラベルよりもポイント還元を含めると安くなることがほとんどです。
計画的に旅行をされる方には非常におすすめです!
じゃらん・楽天 vs 外資系OTS
テレビCMでも最近多くなった外資系OTS
エクスペディア(ホテルズドットコム・Trivago 含)やブッキングドットコム、TripAdvisor等の外資系OTAとじゃらん・楽天の日本企業のOTA、どっちが安いか?と言えば基本的には、日本企業のOTAの方が安いことが多くなっています。
外資系OTAと言ってもほぼ4つです。
- ブッキンググループ:ブッキングドットコム・カヤック・アゴダ ホテルズコンバインド等
- エクスペディアグループ:ホテルズドットコム・トリバゴ 等
- トリップドットコムグループ:スカイスキャナー 等
- トリップアドバイザー
例えばあるホテルをGoogle Mapで見た時、いくつかのサイトの料金が出ましたが、グループ訳してみるとよくわかります。
12のうち、ブッキンググループが4社で実に3分の1を占めています。
そして外資系OTAはほとんど価格が同じです。
だからと言って日本のOTAや旅行会社が必ずしも安いという訳ではありません。
宿泊先によって異なっており、ホテル・旅館を運営する会社が2000年以降に出来たところであれば、外資系OTAの方が安いことも多々あります。
また最近多くなっている、ドミトリー・簡易宿泊施設だと外資系OTAしか取り入れてないところも増えています。
インバウンド需要で外国人向けに行っているので、日本のOTA・旅行会社を遠ざす、外資系OTAだけで集客しているからです。
また新興のホテルチェーンでも外国人インバウンド施策で外資系OTAをメインにしているところもありますが、それほど多くはありません。
じゃらん・楽天 vs 大手旅行会社(JTB・日本旅行)
じゃらん・楽天とJTBや日本旅行、近畿日本ツーリスト等の大手旅行会社、どちらが安いか?ということも気になりますよね。
これは今はほとんど差がありません。
ただしホテルや旅館によって傾向が異なります。
老舗ホテル・旅館=JTBが最安値のこともある
筆者が岡山県倉敷市の「倉敷アイビースクエア」というホテルが非常に好きで今まで3回宿泊しています。
赤れんが庁舎のように煉瓦造りの昔の建物を使ったホテルで重厚感がある建物のホテルです。
この倉敷アイビースクエアを予約する時、ほとんどJTBで予約しています。
というのも老舗ホテルで、JTB枠がずっとあって、一番安いことが多いからです。
JTBとは長い付き合いのため、JTBを最安値にしているホテル・旅館って割とあります。
倉敷アイビースクエア 2019年12月16日の1泊素泊まりの価格を調べてみました。
- じゃらん:5900円(税込)
- 楽天トラベル:5300円(税込)
- JTB:4800円(税込)
条件は同じものにしてあります。
ただ、日本旅行や近畿日本ツーリストでこういうことはほぼありません。ずっと業界No.1だったJTBだからこそ出来ていることだと言えます。
じゃらん・楽天とは異色な「るるぶトラベル」
るるぶトラベルをよく利用するという方も多いですよね。
るるぶトラベルはJTBグループであり、OTAとは異なります。
価格的には、じゃらん・楽天よりもパックツアーを中心に高いことが多いのですが、るるぶトラベルが勝っているものがあります。
それは温泉好きな人なら知っている「日本秘湯を守る会」の宿が湯巡りスタンプ帳押印可で予約出来ることです。
日本秘湯を守る会については下記記事をご覧ください。

結局安い旅館を選ぶポイントは3社を調べる
結局、最安値のホテル・旅館を調べるのは、
- Google Mapで位置を確認しつつ外資系OTAの料金も見てみる
- じゃらん・楽天の価格を調べる
- 続いてJTBの価格を調べる
この方法が確実です。
以上、出来るだけ安いホテル・旅館を見つけてくださいね。
でも、クーポンが出ている時はクーポンを使えば大体最安値になるので、じゃらんや楽天のクーポンをチェックして最安値になっていないか確認してください。
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